「バイエル・レバークーゼン」の版間の差分
m編集の要約なし |
|||
57行目: | 57行目: | ||
以前は陸上競技や体操競技、バスケットボール、ボート、テニス、ホッケーなどに関わるスポーツクラブTSVバイエル04レバークーゼンの一部門であった。1999年にサッカー部門がクラブから分離し、現在は正式に独立した組織となっている。 |
以前は陸上競技や体操競技、バスケットボール、ボート、テニス、ホッケーなどに関わるスポーツクラブTSVバイエル04レバークーゼンの一部門であった。1999年にサッカー部門がクラブから分離し、現在は正式に独立した組織となっている。 |
||
2024年現在、ブンデスリーガ |
2024年現在、ブンデスリーガを含む欧州5大リーグ所属クラブにおける公式戦無敗記録を更新中<ref>{{Cite web |url=https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20240519/1889333.html |title=︻無敗記録更新中︼レヴァークーゼンが今季達成した記録一覧|さらなる新記録達成の可能性|随時更新︵2024年5月19日︶|publisher = SOCCERKING|accessdate=2024-05-20}}</ref>。
|
||
== 概要 == |
== 概要 == |
||
84行目: | 84行目: | ||
2022年10月、[[UEFAチャンピオンズリーグ|チャンピオンズリーグ]]グループステージ第3節の[[FCポルト|ポルト]]戦に敗北した後、[[フロリアン・ヴィルツ|ヴィルツ]]や[[パトリック・シック|シック]]など中心選手の負傷離脱によりリーグ戦も8試合1勝2分け4敗で降格圏の17位に沈んでいたこともあり、成績不振によりセオアネ監督を解任し、<ref>{{Cite web |title=シャビ・アロンソ氏がレヴァークーゼンの指揮官に就任! 開幕からの不調でセオアネ監督は解任に |url=https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20221006/1694961.html |website=サッカーキング |date=2022-10-06 |access-date=2024-05-18 |language=ja |first=SEESAW GAME |last=Inc}}</ref>後任に[[シャビ・アロンソ]]を招聘した。シャビ・アロンソ招聘後もしばらく苦しむが、途中リーグ戦5連勝や9戦無敗などチームの立て直しに貢献した。チャンピオンズリーグはグループステージ3位で敗退するも[[UEFAヨーロッパリーグ|ヨーロッパリーグ]]に回り、ヨーロッパリーグ準決勝では[[ジョゼ・モウリーニョ]]率いる[[ASローマ|ローマ]]に敗れるもレヴァークーゼンを21年ぶりのヨーロッパリーグベスト4に導き、リーグ戦も6位に滑り込み来季のヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献した。 |
2022年10月、[[UEFAチャンピオンズリーグ|チャンピオンズリーグ]]グループステージ第3節の[[FCポルト|ポルト]]戦に敗北した後、[[フロリアン・ヴィルツ|ヴィルツ]]や[[パトリック・シック|シック]]など中心選手の負傷離脱によりリーグ戦も8試合1勝2分け4敗で降格圏の17位に沈んでいたこともあり、成績不振によりセオアネ監督を解任し、<ref>{{Cite web |title=シャビ・アロンソ氏がレヴァークーゼンの指揮官に就任! 開幕からの不調でセオアネ監督は解任に |url=https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20221006/1694961.html |website=サッカーキング |date=2022-10-06 |access-date=2024-05-18 |language=ja |first=SEESAW GAME |last=Inc}}</ref>後任に[[シャビ・アロンソ]]を招聘した。シャビ・アロンソ招聘後もしばらく苦しむが、途中リーグ戦5連勝や9戦無敗などチームの立て直しに貢献した。チャンピオンズリーグはグループステージ3位で敗退するも[[UEFAヨーロッパリーグ|ヨーロッパリーグ]]に回り、ヨーロッパリーグ準決勝では[[ジョゼ・モウリーニョ]]率いる[[ASローマ|ローマ]]に敗れるもレヴァークーゼンを21年ぶりのヨーロッパリーグベスト4に導き、リーグ戦も6位に滑り込み来季のヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献した。 |
||
2023年夏、MF[[ケレム・デミルバイ|ケリム・デミルバイ]]、FW[[ムサ・ディアビ]]と中心選手の放出は一部にとどまり、[[ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ|ユニオン・サン=ジロワーズ]]からFW[[ヴィクター・ボニフェイス]]、[[ボルシア・メンヒェングラートバッハ|ボルシアMG]]からMF[[ヨナス・ホフマン]]、[[サウサンプトンFC|サウサンプトン]]からMF[[ネイサン・テラ]]、[[アーセナルFC|アーセナル]]からMF[[グラニト・ジャカ]]、[[SLベンフィカ|ベンフィカ]]からDF[[アレハンドロ・グリマルド|グリマルド]]を完全移籍で獲得し、[[FCバイエルン・ミュンヘン|バイエルン]]からDF[[ヨシプ・スタニシッチ]]を期限付き移籍で獲得した。[[シャビ・アロンソ]]監督の下、開幕から公式戦で無敗を続け、リーグ戦では7試合を残してクラブ史上最多勝ち点の73に並んだ。第29節のブレーメン戦で5-0で勝利し、開幕から25勝4分とリーグ無敗の新記録を樹立するとともに、悲願のブンデスリーガ初優勝を達成し、ブンデスリーガ史上13クラブ目の優勝クラブとなり、バイエルン・ミュンヘンの12連覇を阻んだ<ref>{{Cite web |title=レバークーゼンが悲願のブンデスリーガ初優勝! シャビ・アロンソ監督の下で25勝4分無敗と独走、バイエルンの12連覇を阻む(SOCCER DIGEST Web) |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/f53a82b8aff122fb5f49ddcd31adb7d9a8bc72f7 |website=Yahoo!ニュース |access-date=2024-04-14 |language=ja}}</ref>。また4月18日に行われた[[UEFAヨーロッパリーグ]]準々決勝2ndレグの[[ウェストハム・ユナイテッドFC|ウェストハム]]戦を1-1で終えたことで、今シーズン開幕からの公式戦無敗記録を「44」まで伸ばし、欧州5大リーグ(プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン)所属クラブにおける最長記録を樹立した<ref>{{Cite web |title=王者レヴァークーゼン、“十八番”の後半AT弾で黒星回避…ドルトムントは終盤に先制も逃げきれず |url=https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20240422/1883659.html |website=サッカーキング |date=2024-04-22 |access-date=2024-04-21 |language=ja |first=SEESAW GAME |last=Inc}}</ref>。さらに5月6日の[[アイントラハト・フランクフルト|フランクフルト]]戦を5-1で勝利し、[[SLベンフィカ|ベンフィカ]]が持つ欧州無敗記録「48」に並ぶと<ref>{{Cite web |title=フランクフルト撃破で無敗記録は「48」試合に。レヴァークーゼンが59年前の欧州記録に並ぶ {{!}} Goal.com 日本 |url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/bundesliga-leverkusen-2024-05-05/bltc96c09ddca493e68 |website=www.goal.com |date=2024-05-05 |access-date=2024-05-08 |language=ja}}</ref>、5月9日のUEFAヨーロッパリーグ準決勝2ndレグでローマに2-2に引き分け、36年ぶりの決勝進出と共に公式戦49戦無敗の新記録を達成した<ref>{{Cite web |title=レバークーゼンがまた奇跡! AT7分の同点弾で49試合無敗の欧州新記録達成!2戦合計4-2でローマを撃破、アタランタとの決勝へ【EL準決勝】(SOCCER DIGEST Web) |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/1b42360d387f8c07caa5d503b73fd92e596dab9e |website=Yahoo!ニュース |access-date=2024-05-10 |language=ja}}</ref>。5月18日、最終節の[[FCアウクスブルク|アウクスブルク]]戦に勝利し、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げた |
2023年夏、MF[[ケレム・デミルバイ|ケリム・デミルバイ]]、FW[[ムサ・ディアビ]]と中心選手の放出は一部にとどまり、[[ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ|ユニオン・サン=ジロワーズ]]からFW[[ヴィクター・ボニフェイス]]、[[ボルシア・メンヒェングラートバッハ|ボルシアMG]]からMF[[ヨナス・ホフマン]]、[[サウサンプトンFC|サウサンプトン]]からMF[[ネイサン・テラ]]、[[アーセナルFC|アーセナル]]からMF[[グラニト・ジャカ]]、[[SLベンフィカ|ベンフィカ]]からDF[[アレハンドロ・グリマルド|グリマルド]]を完全移籍で獲得し、[[FCバイエルン・ミュンヘン|バイエルン]]からDF[[ヨシプ・スタニシッチ]]を期限付き移籍で獲得した。[[シャビ・アロンソ]]監督の下、開幕から公式戦で無敗を続け、リーグ戦では7試合を残してクラブ史上最多勝ち点の73に並んだ。第29節のブレーメン戦で5-0で勝利し、開幕から25勝4分とリーグ無敗の新記録を樹立するとともに、悲願のブンデスリーガ初優勝を達成し、ブンデスリーガ史上13クラブ目の優勝クラブとなり、バイエルン・ミュンヘンの12連覇を阻んだ<ref>{{Cite web |title=レバークーゼンが悲願のブンデスリーガ初優勝! シャビ・アロンソ監督の下で25勝4分無敗と独走、バイエルンの12連覇を阻む(SOCCER DIGEST Web) |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/f53a82b8aff122fb5f49ddcd31adb7d9a8bc72f7 |website=Yahoo!ニュース |access-date=2024-04-14 |language=ja}}</ref>。また4月18日に行われた[[UEFAヨーロッパリーグ]]準々決勝2ndレグの[[ウェストハム・ユナイテッドFC|ウェストハム]]戦を1-1で終えたことで、今シーズン開幕からの公式戦無敗記録を「44」まで伸ばし、欧州5大リーグ(プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン)所属クラブにおける最長記録を樹立した<ref>{{Cite web |title=王者レヴァークーゼン、“十八番”の後半AT弾で黒星回避…ドルトムントは終盤に先制も逃げきれず |url=https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20240422/1883659.html |website=サッカーキング |date=2024-04-22 |access-date=2024-04-21 |language=ja |first=SEESAW GAME |last=Inc}}</ref>。さらに5月6日の[[アイントラハト・フランクフルト|フランクフルト]]戦を5-1で勝利し、[[SLベンフィカ|ベンフィカ]]が持つ欧州無敗記録「48」に並ぶと<ref>{{Cite web |title=フランクフルト撃破で無敗記録は「48」試合に。レヴァークーゼンが59年前の欧州記録に並ぶ {{!}} Goal.com 日本 |url=https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/bundesliga-leverkusen-2024-05-05/bltc96c09ddca493e68 |website=www.goal.com |date=2024-05-05 |access-date=2024-05-08 |language=ja}}</ref>、5月9日のUEFAヨーロッパリーグ準決勝2ndレグでローマに2-2に引き分け、36年ぶりの決勝進出と共に公式戦49戦無敗の新記録を達成した<ref>{{Cite web |title=レバークーゼンがまた奇跡! AT7分の同点弾で49試合無敗の欧州新記録達成!2戦合計4-2でローマを撃破、アタランタとの決勝へ【EL準決勝】(SOCCER DIGEST Web) |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/1b42360d387f8c07caa5d503b73fd92e596dab9e |website=Yahoo!ニュース |access-date=2024-05-10 |language=ja}}</ref>。5月18日、最終節の[[FCアウクスブルク|アウクスブルク]]戦に勝利し、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げた<ref>{{Cite web |title=レヴァークーゼンが無敗優勝! バイエルンは3位に転落…浅野拓磨所属のボーフムは入れ替え戦へ…/ブンデス最終節(サッカーキング) |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/df94883c5c513845d7e2ef5b8cb81afefa4ce8ca |website=Yahoo!ニュース |access-date=2024-05-18 |language=ja}}</ref>。 |
||
== タイトル == |
== タイトル == |
2024年5月19日 (日) 18:14時点における版
バイエル・レバークーゼン | ||||
---|---|---|---|---|
![]() | ||||
原語表記 | Bayer 04 Leverkusen Fußball GmbH | |||
愛称 |
Die Werkself (企業のチーム) Die Schwarzroten (黒と赤) | |||
クラブカラー |
赤 黒 | |||
創設年 | 1904年 | |||
所属リーグ | ドイツ・ブンデスリーガ | |||
所属ディビジョン | 1部(2023–24) | |||
昨季リーグ順位 | 6位(2022–23) | |||
ホームタウン | レーヴァークーゼン | |||
ホームスタジアム |
![]() バイ・アレーナ | |||
収容人数 | 30,210 | |||
代表者 |
![]() | |||
監督 |
![]() | |||
公式サイト | 公式サイト | |||
| ||||
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
概要
ブンデスリーガに所属。バイエルをスポンサーに持ち、資金提供を受けて補強を図ってきた。2002年にUEFAチャンピオンズリーグ、ブンデスリーガ、ドイツカップをあと一歩のところで逃し、全て準優勝に終わるという﹁準三冠﹂(シルバーコレクター) を達成したこともある。それ以来、他サポーターからネバークーゼンと揶揄された時期もあった。 以降のチャンピオンズリーグの成績としては、2002-03シーズンに2次グループリーグ・ラウンドまで進出した他、2004-05シーズンにおいても決勝トーナメント1回戦まで進出している。このところは、チャンピオンズリーグよりもUEFAカップへの出場機会が多く、2005-06から2007-08シーズン間に3季連続で出場をし、2006-07、2007-08シーズンにおいてはベスト8まで進出している。UEFAクラブランキングでは2008-09シーズン終了時で32位につけている。 2007年夏、DFマヌエル・フリードリヒ、DFアルトゥーロ・ビダル、DFルカス・シンキエヴィッツなど、守備陣にレギュラークラスを多数確保し、VfLボーフムで得点王を獲得したFWテオファニス・ゲカスを迎え入れた。UEFAチャンピオンズリーグ出場権を目標に掲げたが、失点数の多さから敗戦は13を数え、UEFAチャンピオンズリーグのみならずUEFAカップ出場権も逃した。 2008年夏にはミヒャエル・スキッベ監督を解任し、フェラーSDの強い推薦によりブルーノ・ラッバディア新監督を迎えた。MFセルゲイ・バルバレス、MFカルステン・ラメロウらベテランが引退したが、MFレナト・アウグスト、DFエンリケ、FWパトリック・ヘルメスなど若手の逸材を多数獲得した。2008-09シーズンはDFBポカールで準優勝し、リーグ戦でも一時、首位に立ったが、後半戦に調子を落とし、9位に終わった。またこのシーズン、ホームスタジアムのバイ・アレナが改修工事のためエスプリ・アレーナを使用した。 21得点を挙げたFWパトリック・ヘルメスが2009年6月に靭帯断裂の大怪我を負い、2009-10シーズン開幕から半年を棒に振ったが、リヴァプールから獲得したDFサミ・ヒーピアが若手主体のチームに安定感をもたらした。2009-10シーズン前半戦9勝8分0敗で、ハンブルガーSV (1982-83) 、バイエルン・ミュンヘン (1988-89) に次ぐブンデスリーガ史上3チーム目の無敗での﹁冬の王者﹂になった。 2010-11シーズンは前シーズンで﹁冬の王者﹂となった勢いをそのままに2位と﹁準三冠﹂を達成した2001-02シーズン以来の躍進を遂げた。2011-12シーズンは躍進の立役者ユップ・ハインケス監督はバイエルンへ、アルトゥーロ・ビダルはユヴェントスへ引き抜かれ、フライブルクを躍進へと導いたロビン・ドゥット新監督を迎えた。開幕戦のマインツ戦 (0-2) を落とし、勢いに乗ることができず、2012年3月31日に行われたフライブルク戦 (0-2) で公式戦5連敗を喫したことをきっかけに解任された。結果的には優勝争いに絡むことなく、5位に終わった。 2012年4月からクラブOBのサミ・ヒーピアが監督に就任。しかし、指導者のトップライセンスを保持していないため、ユースチームの監督であったサシャ・レヴァンドフスキが名目上の監督となり、2015年夏までの二頭体制を組む。しかし成績不振の責任を問われ2014年4月5日にヒーピアは監督を解任され、レヴァンドフスキが暫定監督となった。 2014年7月、レッドブル・ザルツブルクを率いていたロガー・シュミットを監督に招聘し、前線から猛烈なプレスをかけに行く能動的なスタイルを確立[2]。さらに、グレミオから左SBのウェンデウを、シャルケ04からレンタルでDFキリアコス・パパドプーロスを、ASローマからレンタルでDFティン・イェドヴァイを、メガクラブから注目を集める逸材中の逸材であるMFハカン・チャルハノールらを獲得し、2部のアイントラハト・ブラウンシュヴァイクに期限付き移籍をしていたMFカリム・ベララビを復帰させ、戦力を充実させた。 2015年7月、メキシコ代表のハビエル・エルナンデスを獲得すると、シュテファン・キースリングと2トップを組みリーグ戦で17得点をあげて主力に定着した。 2018年から、日本のJリーグに所属するV・ファーレン長崎とアカデミー選手育成・指導者の強化を目的に育成業務提携する事を発表した。 2021年5月、ヤング・ボイーズでスイス・スーパーリーグで3連覇を果たしたジェラルド・セオアネを監督として招聘した。[3]DFBポカールではカールスルーエに敗北して2回戦敗退、ヨーロッパリーグではラウンド16でアタランタに敗北してラウンド16敗退となるもリーグ戦は1年を通じて安定した戦いをして19勝7分け8敗の勝ち点64でリーグ戦3位となり、来季のチャンピオンズリーグ出場権を得た。 2022年10月、チャンピオンズリーググループステージ第3節のポルト戦に敗北した後、ヴィルツやシックなど中心選手の負傷離脱によりリーグ戦も8試合1勝2分け4敗で降格圏の17位に沈んでいたこともあり、成績不振によりセオアネ監督を解任し、[4]後任にシャビ・アロンソを招聘した。シャビ・アロンソ招聘後もしばらく苦しむが、途中リーグ戦5連勝や9戦無敗などチームの立て直しに貢献した。チャンピオンズリーグはグループステージ3位で敗退するもヨーロッパリーグに回り、ヨーロッパリーグ準決勝ではジョゼ・モウリーニョ率いるローマに敗れるもレヴァークーゼンを21年ぶりのヨーロッパリーグベスト4に導き、リーグ戦も6位に滑り込み来季のヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献した。 2023年夏、MFケリム・デミルバイ、FWムサ・ディアビと中心選手の放出は一部にとどまり、ユニオン・サン=ジロワーズからFWヴィクター・ボニフェイス、ボルシアMGからMFヨナス・ホフマン、サウサンプトンからMFネイサン・テラ、アーセナルからMFグラニト・ジャカ、ベンフィカからDFグリマルドを完全移籍で獲得し、バイエルンからDFヨシプ・スタニシッチを期限付き移籍で獲得した。シャビ・アロンソ監督の下、開幕から公式戦で無敗を続け、リーグ戦では7試合を残してクラブ史上最多勝ち点の73に並んだ。第29節のブレーメン戦で5-0で勝利し、開幕から25勝4分とリーグ無敗の新記録を樹立するとともに、悲願のブンデスリーガ初優勝を達成し、ブンデスリーガ史上13クラブ目の優勝クラブとなり、バイエルン・ミュンヘンの12連覇を阻んだ[5]。また4月18日に行われたUEFAヨーロッパリーグ準々決勝2ndレグのウェストハム戦を1-1で終えたことで、今シーズン開幕からの公式戦無敗記録を﹁44﹂まで伸ばし、欧州5大リーグ︵プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン︶所属クラブにおける最長記録を樹立した[6]。さらに5月6日のフランクフルト戦を5-1で勝利し、ベンフィカが持つ欧州無敗記録﹁48﹂に並ぶと[7]、5月9日のUEFAヨーロッパリーグ準決勝2ndレグでローマに2-2に引き分け、36年ぶりの決勝進出と共に公式戦49戦無敗の新記録を達成した[8]。5月18日、最終節のアウクスブルク戦に勝利し、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げた[9]。タイトル
国内タイトル
国際タイトル
- UEFAカップ:1回
- 1987-88
過去の成績
シーズン | リーグ戦 | DFBポカール | 欧州カップ | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ディビジョン | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 点 | 順位 | ||||
1979-80 | ブンデスリーガ1部 | 34 | 12 | 8 | 14 | 45 | 61 | 32 | 12位 | 2回戦敗退 | ||
1980-81 | 34 | 10 | 10 | 14 | 52 | 53 | 30 | 11位 | 2回戦敗退 | |||
1981-82 | 34 | 9 | 7 | 18 | 45 | 72 | 25 | 16位 | 3回戦敗退 | |||
1982-83 | 34 | 10 | 9 | 15 | 43 | 66 | 29 | 11位 | 2回戦敗退 | |||
1983-84 | 34 | 13 | 8 | 13 | 50 | 50 | 34 | 7位 | 1回戦敗退 | |||
1984-85 | 34 | 9 | 13 | 12 | 52 | 54 | 31 | 13位 | 準々決勝敗退 | |||
1985-86 | 34 | 15 | 10 | 9 | 63 | 51 | 40 | 6位 | 準々決勝敗退 | |||
1986-87 | 34 | 16 | 7 | 11 | 56 | 38 | 39 | 6位 | 2回戦敗退 | UC | 2回戦敗退 | |
1987-88 | 34 | 10 | 12 | 12 | 53 | 60 | 32 | 8位 | 1回戦敗退 | UC | 優勝 | |
1988-89 | 34 | 10 | 14 | 10 | 45 | 44 | 34 | 8位 | 準決勝敗退 | UC | 1回戦敗退 | |
1989-90 | 34 | 12 | 15 | 7 | 40 | 32 | 39 | 5位 | 2回戦敗退 | |||
1990-91 | 34 | 11 | 13 | 10 | 47 | 46 | 35 | 8位 | 2回戦敗退 | UC | 3回戦敗退 | |
1991-92 | 38 | 15 | 13 | 10 | 53 | 39 | 43 | 6位 | 準決勝敗退 | |||
1992-93 | 34 | 14 | 12 | 8 | 64 | 45 | 40 | 5位 | 優勝 | |||
1993-94 | 34 | 14 | 11 | 9 | 60 | 47 | 39 | 3位 | 準々決勝敗退 | CWC | 準々決勝敗退 | |
1994-95 | 34 | 13 | 10 | 11 | 62 | 51 | 36 | 7位 | 2回戦敗退 | UC | 準決勝敗退 | |
1995-96 | 34 | 8 | 14 | 12 | 37 | 38 | 38 | 14位 | 準決勝敗退 | |||
1996-97 | 34 | 21 | 6 | 7 | 69 | 41 | 69 | 2位 | 1回戦敗退 | |||
1997-98 | 34 | 14 | 13 | 7 | 66 | 39 | 55 | 3位 | 準々決勝敗退 | CL | 準々決勝敗退 | |
1998-99 | 34 | 17 | 12 | 5 | 61 | 30 | 63 | 2位 | 2回戦敗退 | UC | 2回戦敗退 | |
1999-00 | 34 | 21 | 10 | 3 | 74 | 36 | 73 | 2位 | ベスト16 | CL | 1次GS敗退 | |
UC | 3回戦敗退 | |||||||||||
2000-01 | 34 | 17 | 6 | 11 | 54 | 40 | 57 | 4位 | ベスト16 | CL | 1次GS敗退 | |
UC | 3回戦敗退 | |||||||||||
2001-02 | 34 | 21 | 6 | 7 | 77 | 38 | 69 | 2位 | 準優勝 | CL | 準優勝 | |
2002-03 | 34 | 11 | 7 | 16 | 47 | 56 | 40 | 15位 | 準決勝敗退 | CL | 2次GS敗退 | |
2003-04 | 34 | 19 | 8 | 7 | 73 | 39 | 65 | 3位 | ベスト16 | |||
2004-05 | 34 | 16 | 9 | 9 | 65 | 44 | 57 | 6位 | 2回戦敗退 | CL | ベスト16 | |
2005-06 | 34 | 14 | 10 | 10 | 64 | 49 | 52 | 5位 | 2回戦敗退 | UC | 1回戦敗退 | |
2006-07 | 34 | 15 | 6 | 13 | 54 | 49 | 51 | 5位 | 2回戦敗退 | UC | 準々決勝敗退 | |
2007-08 | 34 | 15 | 6 | 13 | 57 | 40 | 51 | 7位 | 1回戦敗退 | UC | 準々決勝敗退 | |
2008-09 | 34 | 14 | 7 | 13 | 59 | 46 | 49 | 9位 | 準優勝 | |||
2009-10 | 34 | 15 | 14 | 5 | 65 | 38 | 59 | 4位 | 2回戦敗退 | |||
2010-11 | 34 | 20 | 8 | 6 | 64 | 44 | 68 | 2位 | 2回戦敗退 | EL | ベスト16 | |
2011-12 | 34 | 15 | 9 | 10 | 52 | 44 | 54 | 5位 | 1回戦敗退 | CL | ベスト16 | |
2012-13 | 34 | 19 | 8 | 7 | 65 | 39 | 65 | 3位 | ベスト16 | EL | ベスト32 | |
2013-14 | 34 | 19 | 4 | 11 | 60 | 41 | 61 | 4位 | 準々決勝敗退 | CL | ベスト16 | |
2014-15 | 34 | 17 | 10 | 7 | 62 | 37 | 61 | 4位 | 準々決勝敗退 | CL | ベスト16 | |
2015-16 | 34 | 18 | 6 | 10 | 56 | 40 | 60 | 3位 | 準々決勝敗退 | CL | GS敗退 | |
EL | ベスト16 | |||||||||||
2016-17 | 34 | 11 | 8 | 15 | 53 | 55 | 41 | 12位 | 2回戦敗退 | CL | ベスト16 | |
2017-18 | 34 | 15 | 10 | 9 | 58 | 44 | 55 | 5位 | 準決勝敗退 | |||
2018-19 | 34 | 18 | 4 | 12 | 69 | 52 | 58 | 4位 | ベスト16 | EL | ベスト32 | |
2019-20 | 34 | 19 | 6 | 9 | 61 | 44 | 63 | 5位 | 準優勝 | CL | GS敗退 | |
EL | 準々決勝敗退 | |||||||||||
2020-21 | 34 | 14 | 10 | 10 | 53 | 39 | 52 | 6位 | ベスト16 | EL | ベスト32 | |
2021-22 | 34 | 19 | 7 | 8 | 80 | 47 | 64 | 3位 | 2回戦敗退 | EL | ベスト16 | |
2022-23 | 34 | 14 | 8 | 12 | 57 | 49 | 50 | 6位 | 1回戦敗退 | CL | グループステージ敗退 | |
EL | 準決勝敗退 | |||||||||||
2023-24 | 34 | 28 | 6 | 0 | 89 | 24 | 90 | 1位 | 決勝 | EL | 決勝 |
現所属メンバー
- ブンデスリーガ 2023-24シーズン 基本フォーメーション(3-4-2-1)
- 2023年11月20日現在[10]
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
|
|
※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。
ローン移籍選手
- in
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
|
- out
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
|
|
歴代監督
歴代所属選手
脚注
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- バイエル・レバークーゼン (bayer04fussball) - Facebook
- バイエル・レバークーゼン (@bayer04fussball) - X(旧Twitter)
- バイエル・レバークーゼン (@bayer04fussball) - Instagram