ファルスタッフ
クラシック音楽 |
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作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
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楽器 |
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『ファルスタッフ』(Falstaff)は、ジュゼッペ・ヴェルディ作曲、アッリーゴ・ボーイト改訂による3幕のオペラ(コメディア・リリカ)作品。原作はウィリアム・シェイクスピアの喜劇『ウィンザーの陽気な女房たち』。
概要
登場人物
役名 | 声域 |
---|---|
サー・ジョン・ファルスタッフ(太った騎士) | バリトン |
フォード(裕福な男性) | バリトン |
アリーチェ・フォード(その妻) | ソプラノ |
ナンネッタ(その娘) | ソプラノ |
メグ・ペイジ | メゾソプラノ |
クイックリー夫人 | メゾソプラノ |
フェントン(ナンネッタの求婚者のひとり) | テノール |
ドクター・カイウス | テノール |
バルドルフォ(ファルスタッフの従者) | テノール |
ピストーラ(ファルスタッフの従者) | バス |
酒場ガーター亭の主人 | 無言 |
ロビン(ファルスタッフの近習) | 無言 |
あらすじ
以下に『ファルスタッフ』のあらすじを示す。[1]
第1幕
ガーター亭の一室。ファルスタッフは従者バルドルフォとピストーラ、酒場の主人らに囲まれている。ドクター・カイウスがやって来て、ファルスタッフの従者らが強盗をはたらいたと非難するが、気が立っているドクターはすぐに退出する。ファルスタッフは従者達に手紙を握らせ、フォード夫人とペイジ夫人に届けてくれるよう頼む。これらの手紙は立派な女性たちに対するファルスタッフの恋愛感情を意味しており、彼女らを誘惑することが目的であった(実際には彼は金目当てで夫人たちを誘惑しているのだが)。しかしバルドルフォとピストーラはそれを拒絶し、「名誉」にかけて彼の命令に従うわけにはいかないと主張する。ファルスタッフは代わりに近習に手紙を持たせ、従者たちに向かい合い('Che dunque l'onore? Una parola!' -- 「名誉なんてただの言葉だ」)、彼らを追い出す。
場面が変わる:フォードの庭園。アリーチェとメグは、それぞれのことが書かれたファルスタッフの手紙を受け取る。彼女らは手紙を交換し、クイックリー夫人と共に、この騎士を懲らしめることを決める。彼女ら3人はまた、娘ナンネッタをドクター・カイウスと結婚させようと計画しているフォードに対してもあまりいい感情を抱いていない。彼女らが決めたことは、実際には行われない。一方、フォードはバルドルフォとピストーラによって手紙のことを知らされる。彼ら3人は意趣返しを渇望する。短いフェントンとナンネッタの愛の二重唱が後に続く。女性たちは家に帰り、クイックリー夫人を通じた女中が、ファルスタッフを密会に誘う。男性たちも場面に到着し、バルドルフォとピストーラは変名を用いてフォードをファルスタッフに紹介するよう説き伏せられる。
第2幕
第3幕
有名なアリア
- 「名誉だと!泥棒めが!」"L'onore! Ladri!" - ファルスタッフ、第1幕第1場
- 「これは夢か? まことか?」"È sogno? o realtà" - フォード、第2幕第1場
- 「行け、老練なジョン」"Va, vecchio John" - ファルスタッフ、第2幕第1場
- 「私が昔ノーフォーク公爵の」"Quand'ero paggio del Duca di Norfolk" - ファルスタッフ、第2幕第2場
- 「喜びの歌はいとしい人の唇から出て」"Dal labbro il canto estasiato vola" - フェントン、第3幕第2場
- 「季節風の息にのって」"Sul fil d'un soffio etesio" - ナンネッタ、第3幕第2場
楽器編成
演奏時間
脚注
- ^ あらすじの解説はレオ・メリッツ「The Opera Goer's Complete Guide」(1921年)を参照。
参考文献
- The Opera Goer's Complete Guide by Leo Melitz, 1921 version.
関連項目
- オペラ・ブッファ - 『ファルスタッフ』は「最後のオペラ・ブッファ」であると見なされている。