佐竹由美

佐竹 由美︵さたけ なおみ、1959年 - 2022年3月4日︶は、日本のソプラノ歌手。国立音楽大学教授。二期会会員。本名辻 由美︵つじ なおみ︶。夫は辻秀幸︵声楽家・合唱指揮者、洗足学園音楽大学教授︶。

略歴

香川県高松市出身。東京藝術大学音楽学部を首席で卒業、皇居桃華楽堂にて御前演奏の栄を授かる。同大学院博士課程修了、博士号を取得。ロータリー国際親善奨学生として渡伊。

2009年文化庁芸術家在外研修員。2011年カワイサウンド技術・振興財団第1回音楽振興部門研究助成取得。

2022年3月4日午前8時20分、胃がんのため川崎市の自宅で死去、62歳。告別式は10日午後0時30分から東京都港区の霊南坂教会で営まれた。喪主は夫・辻秀幸。

学歴

●2002/04～2008/03 東京藝術大学大学院 音楽研究科 声楽︵ソプラノ︶ 博士課程修了 博士︵音楽︶

●1982/04～1984/03 東京藝術大学大学院 音楽研究科 声楽専攻 修士課程修了 芸術学修士

●1978/04～1982/03 東京藝術大学 音楽学部 声楽科 卒業 芸術学士

●1975/04～1978/03 高松市立高松第一高等学校 卒業

職歴

●2018/04～2022/03 国立音楽大学 演奏・創作学科 声楽専修 教授

●2015/04～2022/03 愛知県立芸術大学 音楽学部声楽科 非常勤講師

●2007/04～2014/03 東京藝術大学 音楽学部声楽科 非常勤講師

●2004/04～2018/03 国立音楽大学 演奏・創作学科 声楽専修 非常勤講師

●2003/04～2006/03 東京藝術大学 音楽学部声楽科 ティーチングアシスタント

著書・論文・CD・楽譜出版

●2016 著書　CD　なかにしあかね作品集﹁歌が生まれる﹂

●2011 著書　CD　なごみの歳時記︵美しき日本の歌︶ ︵共著︶

●2009/02 論文　 アーロン・コープランドの︽エミリー・ディキンソンの12の詩︾-﹁アメリカ的﹂なるものの考察と作品分析- 東京藝術大学 ︵単著︶

●2008 著書　 CD "A Singing Bird" Naomi Satake ︵単著︶

●2007 著書　CD　木下牧子作品集﹁ふるえる月﹂

●2005 著書　CD　Naomi Satake Sing Love "A Lei" ︵共著︶

●2005 著書　CD　バッハ﹁幻のカンタータ﹂ ︵共著︶

演奏会・その他の出演

●現代オペラ﹁ペックの木﹂︵1999年4月24日京都府立府民ホール アルティ公演、1999年4月28日紀尾井ホール公演、主催‥22世紀クラブ) 主演、演出・小池博史

●2018/12/05 へンデル﹁メサイア﹂︵東京芸術劇場︶

●2018/11/23 バッハ﹁カンタータNｒ.78﹂ケルビーニ﹁スタバート・マーテル﹂︵郡山市民文化センター︶

●2018/10/14 へンデル﹁メサイア﹂︵ミューザ川崎シンフォニーホール︶

●2018/10/14 ヘンデル﹁メサイア﹂︵紀尾井ホール︶

●2018/03/24 ベートーヴェン﹁交響曲第9番﹂︵紀尾井ホール︶

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受賞歴

• 2011/06 カワイサウンド技術・音楽振興財団 第1回音楽振興部門研究助成
• 2009 よんでん文化振興財団芸術文化奨励賞受賞。
• 1988/07 ライプツィヒ第8回バッハ国際コンクール声楽部門第4位
• 1986/06 イタリア･ノバラ市国際声楽コンクール第2位およびA.C.ゴメス賞受賞
• 1984/10 毎日新聞、NHK 第53回日本音楽コンクール声楽部門第2位および福沢賞受賞

社会活動

コンクール審査員・公開講座講師等

• 2016/09～ 日本音楽コンクール声楽部門　審査員
• 2010/09～ 全日本学生音楽コンクール審査員

海外における研究・研修活動

• 2009/02/06～2009/04/28　文化庁新進芸術家研修制度特別研修

所属学会

• 1984/04～ 財団法人東京二期会
• 1984/04～ ∟ 代議員

関連項目

• パパ・タラフマラ舞台芸術研究所

外部リンク

• 佐竹由美 オフィシャルサイト