「八千代座」の版間の差分
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==建築== |
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*1910年に地元有志の組合によって建てられた芝居小屋で、設計施工は地元民によって行われた。木造2階建、正面17.2メートル、側面25.8メートル、 |
*1910年に地元有志の組合によって建てられた芝居小屋で、設計施工は地元民によって行われた。木造2階建、正面17.2メートル、側面25.8メートル、 |
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**間口29.49m, 奥行35.40m 延べ面積1487.4平方mとした資料もある。舞台規模ポロセニアム4.256m間口13.38m,奥行10.50m,廻り舞台直径8.45m 収容能力 約650名<ref>八千代座大解剖パンフレット2014年</ref> |
**間口29.49m, 奥行35.40m 延べ面積1487.4平方mとした資料もある。舞台規模ポロセニアム4.256m間口13.38m,奥行10.50m,[[廻り舞台]]直径8.45m 収容能力 約650名<ref>八千代座大解剖パンフレット2014年</ref> |
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*入母屋造妻入、瓦葺の本屋の周囲に瓦葺の庇を設けている。内部は、廻り舞台や[[スッポン]]など、現在でも使用可能な設備を備えている。葡萄棚︵舞台上部にあり、道具などを吊り下げる︶、天井広告、[[花道]]、桟敷席、[[桝席]]、[[奈落]]など歌舞伎小屋の特徴を伝える芝居小屋である。基本的には伝統的木造建築であるが、小屋組は様式のトラス︵クイーン・ポスト・トラス︶を用い、2階席を支える鋳鉄製の柱、廻り舞台を支えるドイツ製のレールなど、一部に西洋建築の技法が用いられている。廻り舞台のレールには﹁KRUPP1910﹂の文字があり、ドイツの[[クルップ]]の製品である<ref>﹁新指定の文化財﹂﹃月刊文化財﹄304号、第一法規、1989、pp.2, 36, 37</ref><ref>八千代座ホームページ</ref><ref>永石[2001:88]</ref>。
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*入母屋造妻入、瓦葺の本屋の周囲に瓦葺の庇を設けている。内部は、廻り舞台や[[スッポン]]など、現在でも使用可能な設備を備えている。葡萄棚︵舞台上部にあり、道具などを吊り下げる︶、天井広告、[[花道]]、桟敷席、[[桝席]]、[[奈落]]など歌舞伎小屋の特徴を伝える芝居小屋である。基本的には伝統的木造建築であるが、小屋組は様式のトラス︵クイーン・ポスト・トラス︶を用い、2階席を支える鋳鉄製の柱、廻り舞台を支えるドイツ製のレールなど、一部に西洋建築の技法が用いられている。廻り舞台のレールには﹁KRUPP1910﹂の文字があり、ドイツの[[クルップ]]の製品である<ref>﹁新指定の文化財﹂﹃月刊文化財﹄304号、第一法規、1989、pp.2, 36, 37</ref><ref>八千代座ホームページ</ref><ref>永石[2001:88]</ref>。
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2022年3月1日 (火) 07:04時点における版
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/36/Yamaga_yachiyoza.jpg/300px-Yamaga_yachiyoza.jpg)
概略
1910年、山鹿の旦那衆が組合を作り、町の繁栄を図るために1株30円の株を募って建てた。設計者は回船問屋の主人で灯籠師でもあった木村亀太郎。当時の山鹿は菊池川の水運、豊前街道を利用した水陸交通の要所で、物資の集散地、屈指の温泉場として賑わっていた。同年10月上棟式、12月竣工。その後、歌舞伎、浪花節、活動写真、新劇、邦楽やクラシックのコンサート、小学校の学芸会と様々な催しものに利用された。昭和になると第2次世界大戦を経て、人々の嗜好の変化、映画からテレビと娯楽の変遷があり1973年(昭和48年)の老人会の総会を最後に八千代座は閉館、1980年(昭和55年)八千代座組合は建物を山鹿市に寄贈した。その後雨漏りにより屋根が裂けるなど、建物の老朽化が進んだ。1986年(昭和61年)八千代座復興期成会が発足して、特に高齢者を主に、募金活動などが行われた。1989年(平成元年)から一般公開が始まり、1996年(平成8年)、平成の大修理が始まり、(2001年)平成13年5月、竣工式が行われた。[2]
年譜
建築
類似劇場
文献
- 『よみがえれ! 八千代座』2013年 おむすびおかか 八千代座100周年記念事業実行委員会
- 『八千代座 芝居小屋 The Yachiyoza Playhouse 永石英彦写真集』 2001年 海鳥社:平成の大修理の写真 ISBN 978-4-87415-366-6
脚注
- ^ 昭和63年12月19日文部省告示第127号
- ^ おむすびおかか[2011:やちよざこれまでの100年]
- ^ おむすび[2011:30-311]あとがき及び八千代座これまでの100年による
- ^ 八千代座大解剖パンフレット2014年
- ^ 「新指定の文化財」『月刊文化財』304号、第一法規、1989、pp.2, 36, 37
- ^ 八千代座ホームページ
- ^ 永石[2001:88]