南港大橋
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南港大橋︵なんこうおおはし︶は、大阪府大阪市住之江区南港にある南港水路を跨ぐ橋である。
大阪南港東高架橋︵おおさかなんこうひがしこうかきょう︶についても記述する。
概要
住之江区南港中3丁目・南港東5丁目と南港南2丁目・南港東4丁目の間を結んでいる。道路橋部分は咲洲と本州を無料で行き来できる唯一の交通手段である。 橋の中央部には阪神高速4号湾岸線とニュートラム南港ポートタウン線が通っているため、北行き車線と南行き車線が分離している。どちらも、片側4車線の道路となっている。 架橋地が埋め立て地であるため、地盤が軟弱であり、基礎工事は困難を極めた。整地用のブルドーザーが一夜で地中に埋まってしまい、盗難騒ぎになった逸話がある。 一方、大阪南港東高架橋は、すでに架橋された南港大橋の間を通すため、単弦ローゼ橋を採用し、さらに下側に鉄道橋︵ニュートラム線︶を吊り下げた珍しい構造となっている。主要諸元
- 南港大橋
- 路線名:南港第1号線(大阪市港湾局管理)
- 架橋年:昭和44年(1969年)-(東側)、昭和49年(1974年)-(西側)
- 形式:三径間ゲルバー桁橋
- 橋長:63.1m
- 幅員:27m (片側)
- 大阪南港東高架橋
- 路線名:阪神高速4号湾岸線(阪神高速道路株式会社管理)-(上部)、大阪市交通局南港ポートタウン線(大阪市交通局管理)-(下部)
- 架橋年:昭和55年(1980年)
- 形式:下路式単弦ローゼ橋
- 橋長:166m
- 幅員:30m
- 昭和55年度土木学会田中賞受賞