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大塚 ひかり︵おおつか ひかり、1961年2月7日 - ︶は、日本の古典エッセイストである。﹁大塚﹂は、結婚前の旧姓である。
略歴
神奈川県横浜市生まれ、早稲田大学第一文学部史学科︵日本史︶卒業後、出版社に勤める。1988年、失恋体験を綴った﹃いつの日か別の日か―みつばちの孤独﹄︵主婦の友社︶でデビュー。装丁は佐藤雅彦が手がけた。
1991年、平安朝古典を題材にした﹃愛はひき目かぎ鼻﹄︵NTT出版︶を、1994年、﹃源氏物語愛の渇き﹄︵ベストセラーズ、ワニの選書) を刊行、﹃源氏物語﹄を中心にした古典エッセイストとしての地位を次第に確立した。 セックス、下ネタ、マンガなど関心分野は広く、富野由悠季もその愛読者だという。
2007年11月23日TBSラジオ﹁ストリーム﹂コラムの花道のコーナーに出演。2008年11月より﹃源氏物語﹄の新しい現代語訳を刊行。
現在は結婚していて、1人の娘がいる。また、猫2匹、柴犬1匹も飼っている。犬や猫の肉球のある前足を﹁ポポ手﹂と呼び、自身のブログも﹁ポポ手日記﹂と題されている。
著作
●﹃いつの日か別の日か みつばちの孤独﹄主婦の友社、1988
●﹃愛はひき目かぎ鼻 平成の平安化﹄NTT出版、1991
●のち改題﹃愛のしくみ﹄角川文庫
●﹃﹃源氏物語﹄の身体測定﹄三交社、1994
●のち改題、加筆﹃﹁ブス論﹂で読む源氏物語﹄講談社+α文庫
●﹃源氏物語愛の渇き﹄ベストセラーズ、1994
●﹃カ・ラ・ダ・で・感・じ・る源氏物語﹄ベネッセコーポレーション、1996
●のち﹃カラダで感じる源氏物語﹄ちくま文庫
●﹃源氏の男はみんなサイテー 親子小説としての源氏物語﹄マガジンハウス、1997︵後にちくま文庫︶
●﹃男は美人の嘘が好き ひかりと影の平家物語﹄清流出版、1999
●﹃感情を出せない源氏の人びと 日本人の感情表現の歴史﹄毎日新聞社、2000
●﹃太古、ブスは女神だった﹄マガジンハウス、2001
●のち改題﹃ブス論﹄ちくま文庫
●﹃面白いほどよくわかる源氏物語 平安王朝のロマンと時代背景の謎を探る﹄︵学校で教えない教科書︶ 日本文芸社、2001
●﹃いつから私は﹁対象外の女﹂﹄講談社、2002
●﹃もっと知りたい源氏物語﹄日本実業出版社、2004
●﹃大塚ひかりの義経物語﹄角川ソフィア文庫、2004
●﹃美男の立身、ブ男の逆襲﹄文春新書、2005
●﹃愛とまぐはひの古事記﹄ベストセラーズ 2005
●﹃オバサン論 オバの復権をめざして﹄筑摩書房、2006
●﹃歯医者が怖い。 歯の痛みは心の痛み?﹄平凡社新書、2006
●﹃綺麗になる古典美人道﹄小学館、2007
●﹃源氏物語﹄個人全訳、全6巻、ちくま文庫、2008-09
●快楽でよみとく古典文学 小学館101新書、2010
外部リンク
●大塚ひかりのポポ手日記