林家木久扇のソースを表示

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{{百科事典的でない|date=2020年<span class="ltr">8</span>月}}
{{一次資料|date=2023年<span class="ltr">8</span>月}}
{{落語家
| 芸名 = {{ruby|林家|はやしや}} {{ruby|木久扇|きくおう}}<br>''Hayashiya Kikuô''
| 画像ファイル = 中陰蔦.jpg
| 画像サイズ =
| 画像コメント = 中陰光琳蔦（画像は中陰蔦）は、[[林家彦六]]一門の定紋である。
| 本名 = {{ruby|豊田|とよた}} {{ruby|洋|ひろし}}<ref name="toyota" group="注釈">苗字の読みは「とよだ」と誤読されるケースもあるが、「とよた」が正しい。</ref><ref name=toyotaart>{{Cite web|和書|url=http://www.toyota-art.jp/kaishagaiyo.html|title=会社概要 - 落語家・林家木久扇公式HP-(有)トヨタアート|accessdate=2020-12-01}}{{リンク切れ|date=2022年<span class="ltr">9</span>月}}</ref>
| 別名 =  KIKUKIN、木久ちゃん
| 出身地 = {{JPN}}・[[東京府]]（現・[[東京都]]）
| 死没地 = 
| 生年 = 1937
| 生月 = 10
| 生日 = 19
| 没年 = 
| 没月 = 
| 没日 = 
| 師匠 = [[桂三木助 (<span class="ltr">3</span>代目)|三代目桂三木助]]<br>[[林家彦六]]
| 弟子 = [[林家時蔵]]<br />[[林家きく姫]]<br />[[林家彦いち]]<br />[[林家久蔵]]<br />[[林家木久蔵 (<span class="ltr">2</span>代目)|二代林家木久蔵]]<br />[[林家きく麿]]<br />[[林家ひろ木]]<br />[[林家希林]]<br />[[林家けい木]]
| 名跡 = 1. [[桂木久男]]<br>（1960年 - 1961年）<br />2. 初代[[林家木久蔵]]<br>（1961年 - 2007年）<br />3. '''林家木久扇'''<br>（2007年 - ）
| 出囃子 = [[宮さん宮さん]]
| 活動期間 = 1960年 -
| 活動内容 = 
| 配偶者 = 豊田 武津子
| 家族 = [[林家木久蔵 (<span class="ltr">2</span>代目)|二代林家木久蔵]]（息子）
| 所属 = [[落語協会]]<br />[[トヨタアート]]（マネジメント、代表取締役）
| 公式サイト = [https://www.toyota-art.jp/ 林家木久扇公式サイト]
| 主な作品 =  
| 受賞歴 = 
| 備考 = 落語協会相談役<br />[[漫画家]]<!-- 落語協会<span class="ltr">HP</span>による --><br />トヨタアート代表
}}
{{Infobox YouTube personality
| name = {{lang|en|KIKUKIN}}
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'''林家 木久扇'''（はやしや きくおう、[[1937年]]〈[[昭和]]12年〉[[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">19</span>日]] - ）は、[[日本]]の[[落語家]]、[[漫画家]]、[[画家]]、[[実業家]]。

血液型は<span class="ltr">A</span>型、[[出囃子 (落語)|出囃子]]は「[[宮さん宮さん]]」、[[家紋|定紋]]は[[林家彦六]]一門の定紋である「[[ツタ#家紋|中陰光琳蔦]]」。前名の'''[[林家木久蔵|初代林家木久蔵]]'''としても知られる。

== 来歴・人物 ==
1937年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">19</span>日、[[東京市]][[日本橋区]][[日本橋久松町|久松町]]の[[雑貨]][[問屋]]に生まれる。比較的裕福な幼少期を過ごしたが、[[太平洋戦争]]による使用人の[[出征]]、[[東京大空襲]]による店の全焼など被害に巻き込まれ、家族が離散。小学<span class="ltr">4</span>年生の時から新聞配達をして家計を支えた。'''自分を支える経済、お金の入ってくる道を発見工夫して上昇していくこと'''が大切で、「'''金はあるに越したことはない'''」という考えを持つに至る。そのためか貧乏を嫌い、終生[[長屋]]暮らしだった師匠彦六を「清貧に甘んじ人情に厚い人」と評する一方で「噺家は貧乏でもいいという姿勢」を欠点とし、「噺の中に出てくる人物と同色の暮らし向きをして、若手落語家たちにあれが老成大家の未来像なんだと植えつけてしまった（例として、落語会のギャラを自分の分だけでなく、弟子達の分まで半分相手に返してしまう行動など）」と記している。

寄席に登場し一礼すると、「スーパースターの林家木久扇でございます」と挨拶し、観客の笑いを誘い、掴みを取る。

「現在の多くの若い落語家は経済観念が欠落している」とも批判している。師匠彦六の天敵でありインタビュー依頼電話に「私が喋るのは只じゃござんせん」とプロ意識を持っていた[[三遊亭圓生 (<span class="ltr">6</span>代目)|6代目三遊亭圓生]]、豪邸を建てた[[古今亭志ん朝|3代目古今亭志ん朝]]、師匠彦六と同じ長屋住まいだが「横丁の大金持ち」とあだ名されるほど貯金をして、[[脳出血|脳溢血]]で倒れた際入院費・治療代を全額貯金を払って亡くなり、一方師匠彦六の友人であり亡くなる直前まで金のことを考えていた[[桂文治 (<span class="ltr">9</span>代目)|9代目桂文治]]を賞賛している<ref name="baka">『バカの中身』より。</ref>。

木久扇が圓生の考えに賛同する部分は特に経済観念であり、噺家活動の方向性については「落語は古典でなくては、のかたまり」「指導力のある人だが、一方的」と感じていたと『ぼくの人生落語だよ』で記している。また、志ん朝の父・[[古今亭志ん生 (<span class="ltr">5</span>代目)|5代目古今亭志ん生]]は対極的に“貧乏長屋”の代名詞として、今なお志ん生一門中心に噺家の小咄のネタとなっている。

木久扇のライバルは“先月の売り上げ”である（[[ラーメン]]だけでなく、噺家・作家としての売り上げも含む<ref>林家たい平『笑点絵日記』より。</ref>）。

多芸多趣味であることもあり、落語界の外に多くの知己を持っている。大御所になってからも、絵の師匠に弟子入りしたりしている。

『笑点』などで脱力的なキャラクターが認知されているが、[[随筆|エッセイ]]や著書からは、キャラクターのイメージとは異なる相当の[[インテリ]]であることを窺わせる。[[時代劇]]や[[日本の歴史|日本史]]に造詣が深く、[[日本放送協会|NHK]]の歴史番組などにゲスト出演する際は、笑点でのキャラクターとは別人の描写である。

私生活では、常に帽子を目深にかぶり、絶対に有名人であることを悟られないように用心深く過ごしている。弟子もつけないことが多い。[[清水崑]]からは門弟中に「ひとり高く、孤高であれ、お前さん群れなさんなよ<ref name="baka"/>」とよく励まされており、その言葉の影響もある模様。

[[楽屋]]での人間関係は孤立気味であり、会話はもちろん視線を合わすことも避けられている<ref name="seven">[https://www.news-postseven.com/archives/20110731_27047.html?DETAIL 女性セブン2011年<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">11</span>日号]</ref>。これは嫌われているのではなく、不意に変なもうけ話をメンバーに持ち込むため、他のメンバーが絡みづらいと感じているからだとされる<ref name="seven"/>。[[三遊亭円楽 (<span class="ltr">6</span>代目)|6代目三遊亭円楽]]は[[東京スポーツ]]からのインタビューで「たまたま目が合ったら、近づいてきて、“いい木材を大量に仕入れたからそれを彫り物にして売ろうよ”と持ちかけられた」と暴露した。また、過去に[[ゾウ|象]]を輸入して観光料で儲けようとしたが、[[絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約]]（ワシントン条約）に引っかかって大儲けどころか、象が輸入されずに大損したこともある。この時の象は'''木久象'''とまで名前をつけていた<!--木久蔵となっていましたが、著書では「木久象」と蔵ではなく象になっていました-->。とはいえ、若い時分には、師匠連にお茶を出すのは大変だ、ということで二口[[急須]]を発明して商品化されるなど、成功した事例もある。

本人の著書によれば、[[1976年]]に（本に[[1967年]]とあるのは誤り）[[イレウス|腸閉塞症]]に罹り、生存率60%といわれる手術を成功させている。この時、[[臨死体験]]に近いことを体験した。父親は[[胃癌]]で死亡したが、[[2000年]]に本人も胃癌に罹り、[[胃]]を<span class="ltr">3</span>分の<span class="ltr">2</span>切除している。ダブル襲名の口上で、きくお改め木久蔵は、この<span class="ltr">7</span>年前（2000年）に木久扇がガンを患ったことに触れており、「（木久扇が）元気なうちに真打昇進できて良かった。これでいつ天国に行ってもらってもいい」と述べている。

[[赤塚不二夫]]や[[タモリ]]とは長く親交があり、彼らの仕事場や宴会にはよく顔を出している。また[[横山やすし]]とは親友の間柄であり、やすしを全国ラーメン党の副会長兼大阪支部長に任命したことがある。<span class="ltr">3</span>代目三木助死後、三木助の死後まで残っていた門弟達は、三木助と同じ筋である[[桂文楽 (<span class="ltr">8</span>代目)|8代目桂文楽]]、[[柳家小さん (<span class="ltr">5</span>代目)|5代目柳家小さん]]を前に次の新たな師匠を決めさせられ、木久蔵（当時・木久男）以外の門弟は皆小さんを選択した。それにもかかわらず<span class="ltr">8</span>代目林家正蔵一門へ移籍したのは、三木助の病床時に林家正蔵が見舞金を贈ってきたことに対し、「これが一番嬉しい」と三木助の妻が言っていたため。当時の木久男はまだ前座になりたてで、落語界の人間関係をよく理解していなかったと語る<ref>『元祖キクゾー天狗印元気乃素』および『[[笑芸人]]』インタビューより。</ref>。

自身の選定により、
* 家が狭いこと（貧乏長屋であり、部屋数も少ない。掃除が楽）
* 師匠の子供が既に成人して、自立していること（子守の仕事をすることがない）
ということをメリットに考えた。しかし、正蔵が道具噺をするということまでは実際その準備にかりだされるまで知らず、道具を部屋から引っ張り出し、運び出し、[[大道具]]の設置をしなくてはならず苦心した。

本人の著書によれば、約<span class="ltr">1</span>年半、前座として新師匠彦六宅で修行をする。そのため、彦六の物真似が出来るようになった。笑点の[[大喜利 (笑点)|大喜利]]など随所で披露する他、現在では「林家彦六伝」という新作落語まで作った。反面、彦六一門は師匠彦六自身も含めて本寸法であっても極めて地味な芸風で、テレビで売れるタレント落語家たちとは対極の位置にいたことに対し、『笑点』で活躍する木久蔵はまさしく売れっ子タレントの一人であり、また、預かり弟子であることと、テレビでの活躍などでほとんど長屋に顔を出す機会がなかったこともあってか、彦六は彼への強い印象は持っていなかった（破門宣告も木久蔵に対し<span class="ltr">37</span>回下しているものの、門弟全員が似たような数の宣告を受けていて、弟弟子の林家九蔵（後の[[三遊亭好楽]]）も<span class="ltr">23</span>回破門宣告を受けている）（[[林家彦六#人物|林家彦六の性格]]参照）。

このことについては、『笑点』の鶴亀大喜利で[[三波伸介 (初代)|三波伸介]]が木久蔵について師匠彦六に質問したのに対し「あいつはなんだかわからねえ」と答えており（『[[笑芸人]]』でも木久蔵自ら語っている）、弟弟子時代からの付き合いで圓楽一門へ移籍した今もなお、笑点メンバーとして付き合いの長い三遊亭好楽（当時：林家九蔵）においても、入門当初から売れっ子だった兄弟子であり、稽古を共にした記憶が無く（「東京かわら版」インタビュー参照）、笑点のメンバーになるまでほとんど面識がなかった模様（このインタビューでも明示されているが、九蔵を笑点に誘ったのは<span class="ltr">5</span>代目圓楽だった）。

弟弟子[[林家正雀]]も、著書で師匠彦六の自宅[[稲荷町]]に通ってくる兄弟子の記録として、「[[八光亭春輔|3代目八光亭春輔]]、[[桂藤兵衛#東京<span class="ltr">3</span>代目|3代目桂藤兵衛]]、[[林家時蔵]]が毎日、九蔵が時おり、[[はやし家林蔵|5代目はやし家林蔵]]はよく来た」とだけ記している。

[[日本橋 (東京都中央区)|日本橋]]出身であることを誇りに思い、上を走る[[首都高速道路]]を地下に移設してほしいと、時々笑点の挨拶で訴えている。

『[[クジラ]]食文化を守る会』の副会長を務めている事でも分かるように、捕鯨文化の維持を主張しており、『[[正論 (雑誌)|正論]]』2018年<span class="ltr">5</span>月号では「食べていい生物といけない生物　決めるのは誰？」というタイトルで、『[[ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜]]』の監督を務めた[[八木景子]]との対談が掲載された<ref>[http://seiron-sankei.com/10892　月刊正論2018年<span class="ltr">5</span>月号]</ref>。

[[1985年]][[<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">12</span>日]]、当時の笑点メンバー（[[三遊亭圓楽 (<span class="ltr">5</span>代目)|5代目三遊亭圓楽]]、[[桂歌丸]]、[[林家こん平]]、[[三遊亭小遊三]]、[[三遊亭円楽 (<span class="ltr">6</span>代目)|三遊亭楽太郎（後の<span class="ltr">6</span>代目三遊亭円楽）]]、[[桂才賀 (<span class="ltr">7</span>代目)|古今亭朝次（現在は<span class="ltr">7</span>代目桂才賀）]]、[[山田隆夫]]）とともに翌日の[[阿波踊り]]に参加するべく徳島入りの予定だったが、当初予約した[[徳島飛行場|徳島空港]]行きの飛行機が遅延した上に同空港の悪天候により条件運行となった。そのため、徳島行きの便の<span class="ltr">1</span>つ後に出発する[[日本航空]]123便<ref group="注釈">123便にはイベントに同行する予定の数名の広告代理店社員が搭乗した。</ref>に搭乗し、[[神戸港]]から船で移動する案が出された<ref group="注釈">当時は[[瀬戸大橋]]・[[明石海峡大橋]]・[[神戸空港]]は未開業。</ref>。しかし、こん平が「いいじゃないかい、決まった便でゆったり行こうよ、きっと徳島空港に着陸できるよ」と提案したために、当初の予定通り徳島行きの便に搭乗し、[[日本航空123便墜落事故#搭乗予定だった著名人|123便の墜落事故]]を逃れた。墜落事故については、徳島空港到着後宿泊先のホテルへタクシーで移動中に知ったという<ref>{{Cite book|author=山田隆夫|title=ボクに運が巡ってくる<span class="ltr">55</span>の理由|date=|year=|accessdate=|publisher=廣済堂出版|author2=|author3=|author4=|author5=|author6=|author7=|author8=|author9=}}</ref>。

=== 大喜利メンバーとして ===
『笑点』には[[1967年]][[<span class="ltr">10</span>月]]放送の「若手大喜利」で初出演。[[1969年]][[<span class="ltr">11</span>月]]から出演し、[[2024年]][[<span class="ltr">3</span>月]]まで約<span class="ltr">55</span>年間出演していた。これは歴代大喜利メンバーの中で最も長い出演期間であった。

大喜利メンバーに入った当初、特徴が無かった木久扇は自分をどうキャラ付けしようか迷っていたが、ある日<span class="ltr">TV</span>で流れていた[[嵐寛寿郎]]の出演する[[チャンバラ映画]]を見たのを思い出し、大喜利の回答で[[鞍馬天狗 (小説)|鞍馬天狗]]になりきって「杉作、日本の夜明けは近い」と話したら、これが見事にハマった。そこから目覚めて、時代劇言葉で返すようになって、自身のキャラクターが確立していった。しかし実は鞍馬天狗には原作にも映画にも「杉作……」などというフレーズは出て来ず、木久扇の創作である。それがのちに、木久扇が扮する鞍馬天狗で[[コマーシャルメッセージ|CM]]が作られ、賞を受けた<ref>ぴあMOOK『笑点五〇年史 1966-2016』<span class="ltr">45</span>ページ</ref>。

大喜利で歌を歌うのも木久扇の特徴である。昔から[[ミュージカル]]が好きであった木久扇は、[[植木等]]や[[榎本健一]]のようにセリフの合間に歌を盛り込んだら会場も盛り上がるだろうと考え、自身以前にはいなかった歌を歌う大喜利メンバーとなった<ref name="kikuoh">ぴあMOOK『笑点五〇年史 1966-2016』<span class="ltr">46</span>ページ</ref>。

木久扇の持ちネタの落語『林家彦六伝（明るい選挙）』にも出て来るが、木久扇の『笑点』起用は初代司会者[[立川談志|七代目立川談志]]が推薦したことが大きく影響している（現在のキャラクター「[[与太郎]]」についても同様である）。その一方、時折与太郎キャラと大きく異なる回答（社会風刺・反戦・メンバー罵倒など）を出して驚かせることもあり、先述の司会者によるフォローも、こうした回答を受けてから発せられることが多かった。自身が襲名の後見を勤めた[[林家三平 (<span class="ltr">2</span>代目)|二代目林家三平]]が加入後から降板までの間は三平に対して説教やダメ出しをする事が多かった。

色紋付の復活当初は「一番目立つ色」という理由で赤い色紋付を着用していたが、<span class="ltr">1</span>年ほどですぐに[[黄色]]に変わり、そのまま現在まで至る。このため、歌丸などからは指名された際に「黄色い人」と呼ばれたりしている。

回答の多くはシンプルな駄洒落が多い一方でそのシンプルさ故に観客や司会者から先に答えを言われて座布団を没収されてしまう事も多い。その中でも番組内で多用している「やぁねぇ」<ref name="kikuoh"/> の駄洒落から、[[屋根]]の発展に貢献したとして[[2004年]]（平成<span class="ltr">16</span>年）に神奈川県瓦屋屋根工業連合会の名誉総裁に任命された。

[[時代劇]]への造詣の深さから、嵐寛寿郎が『笑点』の「伸介のなんでもコーナー」（[[1975年]][[<span class="ltr">7</span>月<span class="ltr">6</span>日]]放送）にゲスト出演した際に共演している。また、演芸コーナーで時代劇コントグループ[[カンカラ]]が出演する場合、ゲストで出演することもある。

「[[いやんばか〜ん|いやんばか〜ん・・・・]]」は、[[1978年]][[<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">12</span>日]]にレコード化（原曲はジャズナンバーの「[[セントルイス・ブルース (曲)|セントルイス・ブルース]]」）されており、振付師の[[真島茂樹]]が考案したこの歌への新しい振り付けを[[2005年]][[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">22</span>日]]放送の「[[<span class="ltr">BS</span>笑点]]」にて初披露、[[2006年]][[<span class="ltr">1</span>月<span class="ltr">1</span>日]]放送の「[[大笑点]]」では「いやん、ばか〜ん、ツー」と紹介された。<span class="ltr">50</span>年間メンバーとして出演していることから、それに触れる際に「'''司会者を<span class="ltr">5</span>人（初代司会者立川談志、<span class="ltr">2</span>代目司会者前田武彦、<span class="ltr">3</span>代目司会者三波伸介、<span class="ltr">4</span>代目司会者五代目三遊亭圓楽、<span class="ltr">5</span>代目司会者桂歌丸）送っている'''」とネタにする事が多い<ref group="注釈">木久扇は『若手大喜利』時代を含めると、初代の[[立川談志]]から現役の[[春風亭昇太]]まで<span class="ltr">6</span>名全員の司会の大喜利を経験しており、且つ昇太以外の歴代司会者<span class="ltr">5</span>名は2024年の時点で既に全員故人となっているため。</ref>。<span class="ltr">80</span>代を迎えた辺りから「高齢になり、家への帰り道が分からない」といった認知症キャラクターも演じることもある。2021年に大腿骨を骨折し復帰後は、座布団には座らずに座布団を前に置く形で椅子に着席したうえで出演している。

[[1986年]]から長年<span class="ltr">3</span>枠に座っていたが、[[2022年]]に[[桂宮治]]が加入したのに伴い、既存メンバーの席替えが<span class="ltr">30</span>年振りに行われ、木久扇は<span class="ltr">4</span>枠に移動した。また、[[1992年]]から長年<span class="ltr">2</span>枠で木久扇の隣に座っていた弟弟子の好楽も<span class="ltr">5</span>枠に移動したため、引き続き好楽とは隣同士で座ることになった。

少年時代に東京大空襲を経験している事もあり、世界平和を願う回答をする事もしばしばある。

[[2023年]][[<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">27</span>日]]、毎年恒例の『[[<span class="ltr">24</span>時間テレビ_愛は地球を救う46|24時間テレビ]]』内の「笑点チャリティー大喜利」において、[[2024年]]3月をもって『笑点』を卒業（勇退）することを発表した。コメントでは「芸というものは次の世代にバトンタッチしなければいけません。私の座布団も芸も新しい人にバトンタッチいたします。今日の<span class="ltr">24</span>時間テレビ、『明日のために今日をつなごう』というテーマで、私は背中を押されたわけであります」と述べ、後進へ席を譲ることを卒業の理由としている<ref>{{Cite web|和書|title=林家木久扇、『笑点』を来年<span class="ltr">3</span>月で卒業 『<span class="ltr">24</span>時間テレビ』で発表、次の世代に“バトンタッチ” |url=https://www.oricon.co.jp/news/2292440/full/ |website=ORICON NEWS |date=2023-08-27 |access-date=2023-08-27}}</ref>。

=== YouTuberとして ===
[[YouTuber]]としてデビューしたのは一部報道によると、[[HIKAKIN]]の年収が数十億円に上るという噂を聞いて俄然やる気になったためという<ref>[https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/177129 ８２歳・木久扇がヒカキンに弟子入り　ユーチューバー“ＫＩＫＵＫＩＮ”になる！] 東スポWeb 2019年<span class="ltr">12</span>月<span class="ltr">28</span>日<span class="ltr">17</span>時<span class="ltr">00</span>分（2020年<span class="ltr">2</span>月<span class="ltr">17</span>日閲覧）</ref>。動画投稿のノウハウについてはHIKAKINから教えを得ており（YouTuber名のKIKUKINもあやかったもの）、その様子は2020年<span class="ltr">1</span>月<span class="ltr">1</span>日放送の「笑点　正月スペシャル」でも放送された。

2021年<span class="ltr">3</span>月をもって、YouTubeでの活動を休止。

=== 改名歴 ===<!--WP:MOSに伴い、木久蔵ページ自体の見出しが多いため、表記改定-->
==== 前座名・桂木久男 ====
[[落語芸術協会]]（当時は日本芸術協会）から[[落語協会]]に移籍した<span class="ltr">3</span>代目桂三木助（芝浜の三木助）の直弟子である。<span class="ltr">3</span>代目三木助は弟子にはほぼ全員に「'''木久'''」の字をつけていた。<!--3代目三木助のページを参照-->彼も例外ではなく、「'''木久'''男」という名をもらった。ちなみに木久扇の息子の<span class="ltr">2</span>代目木久蔵の前名である「きくお」は、木久扇が最初に名乗ったこの名前から取られたものである。

==== 林家木久蔵====
3代目桂三木助没後、三木助の未亡人(女将さん)に連れられて<span class="ltr">8</span>代目林家正蔵（後の彦六）宅へ行き、<span class="ltr">8</span>代目林家正蔵門下に移籍した際、既に新しい芸名が用意されていた。正蔵は芸名の名付けについて「三木助の弟子だったから「'''木'''」と言う字は残そう。私は正蔵だから「'''蔵'''」と言う字をあげる。永く続くように(永く久しいから)「'''久'''」と言う字で繋いだらどうだ」と語り、
「'''林家木久蔵'''」と新たな芸名を与えられた。本人は「二人の師匠の名前が入っているから凄く誇りにしている」と語っていた。

==== 林家木久蔵を名乗り続けた理由 ====
彦六が<span class="ltr">8</span>代目として名乗っていた「林家正蔵」という名は、[[林家正蔵#7代目|7代目林家正蔵]]没後、<span class="ltr">7</span>代目の子息・初代三平（[[海老名家]]）から一代限りという約束で借りたものなので、<span class="ltr">8</span>代目林家正蔵はその義理から、自分の一門で「林家」の亭号を増やさないように、弟子が真打になると全員春風亭・橘家など「林家」以外の名に改名させることとした。

ただし、木久蔵は三平に気に入られていたことから、真打になっても「林家」の名を変えずに済んだ（「笑点」での木久蔵の真打昇進披露の時には三平、<span class="ltr">8</span>代目正蔵、[[桂文治 (<span class="ltr">9</span>代目)|9代目桂文治]]と共に高座に上がった）。[[林家三平 (初代)|林家三平]]没後は、林家九蔵（同名で真打昇進してから彦六没後<span class="ltr">1</span>年後に五代目圓楽一門に移り三遊亭好楽に改名）、林家時蔵、[[林家正雀]]は、「林家」亭号の変更をしない方針となった。

こうした経緯もあってか、初代三平の長男・こぶ平の「<span class="ltr">9</span>代目正蔵」襲名および次男・いっ平の「<span class="ltr">2</span>代目三平」襲名に際しては、「笑点」の共演者でもあり[[多発性硬化症]]により休養を余儀なくされ、高座を離れていた二人の師匠・[[林家こん平|こん平]]の代理として後見を務めている。

==== 林家木久蔵から林家木久扇へ ====
実子も落語家であり、上述のように、自らの初名「桂木久男」に因み、「林家きくお」と名づけた。

[[2007年]]（平成<span class="ltr">19</span>年）<span class="ltr">9</span>月の真打昇進にあたり、きくお（当時）が「有名になりたい」と言ったため、木久蔵をきくおに譲ることで、きくおの知名度向上を図る事とした。そして、初代木久蔵の新しい名前を演芸番組「笑点」の企画として新しい[[芸名]]を公募。『[[夕刊フジ]]』は木久扇を「アイデアマン」と評した。

このプランは『笑点』が開いた[[2006年]][[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">19</span>日]]の記者会見で明らかにされた。新芸名公募の募集を行った[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]への応募総数は30377通に達した{{refnest|group="注釈"|代表的な芸名案は「笑点Web」のトップページに2009年初頭まで「林家木久蔵の新しい名前」として掲載されていた<ref>[https://www.ntv.co.jp/sho-ten/old/history/index.html 木久扇名前募集　笑点Web]</ref>。}}。[[2007年]][[<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">6</span>日]]放送の『笑点』で新しい名前を発表。公募開始前から「林家木久翁（はやしやきくおう）」が候補とされていたが、結果としては読みが同じ「林家 木久扇（はやしや きくおう）」という名となった。音響の専門家<!--黒川伊保子か?-->から「お」で終わる名前をアドバイスされたという。結果、これまでの'''「木久ちゃん」'''の愛称までは改称されていない<ref>改名当時の笑点の司会者である[[桂歌丸]]からは司会者退任まで前名から引き続き「木久ちゃん」と呼ばれていた。</ref>。
その他に最終候補に残った名前は「木久彦（きくひこ）」・「木久左（きくざ）」・「木久茶（きくさ）」・「木久寿（きくじゅ）」だった。

漢字は、本人自身が'''林家 木久扇'''という字を選んだ。なお、この案で応募したのは<span class="ltr">2</span>名。「おうぎ」という訓読みを縮めたものと思われる。このためか、立川談志は自身の番組「[[談志・陳平の言いたい放だい]]」で、この報道を聞いてすぐに「『オウ』なんて読みはねーよ」というコメントを残している。

[[2007年]][[<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">28</span>日]]の記者会見では、'''「落語は聴き込んでいくと面白く奥が深い。が、入り口で誰かが宣伝マンをやらないと中に入ってきてくれない。その役を私がやってきたが、それは変わらない」'''と話し、従来通りのキャラをやりつづけることを明らかにした。

=== 恩人 ===
木久扇は三人の恩人を挙げている。
* [[林家三平 (初代)|初代林家三平]] - 前座時代から木久扇を可愛がっていた人物であり、木久扇をテレビの世界に誘った人物。
* [[立川談志]] - 長年レギュラーを務めた「笑点」を立ち上げた人物で、一番の恩人。ただ、「俺が「笑点」に推薦してやったんだから」と言う理由で[[第<span class="ltr">9</span>回参議院議員通常選挙|参院選]]の手伝いをさせられる。
* [[林家彦六]]（八代目林家正蔵）- 木久扇の師匠。

== 役職 ==
* [[一般社団法人]][[落語協会]]相談役、[[真打]]
* [[公益社団法人]][[日本漫画家協会]]正会員、参与
* 日本俳人協会会員
* [[北海道]][[ニセコ町]]観光大使
* 神奈川県瓦屋屋根工業連合会名誉総裁
* 鯨の食文化を守る会副会長
* 全国ラーメン党会長（党首と書かれることもある）
* 有限会社[[トヨタアート]][[代表取締役]]（本名の豊田洋名義）

== 経歴 == 
=== 落語家として ===
* [[1960年]]（[[昭和]]35年）、落語界入り。弟子入りしていた漫画家[[清水崑]]の紹介で[[桂三木助 (<span class="ltr">3</span>代目)|三代目桂三木助]]に入門。三木助は弟子には「木久」の字をつけていたので、木久男の名をもらう。
* [[1961年]]（昭和<span class="ltr">36</span>年）[[<span class="ltr">1</span>月]]、師匠三木助死去。
** 同年[[<span class="ltr">3</span>月]]、[[林家彦六|八代目林家正蔵]]一門へ移籍、「木久蔵」と改名し、[[新宿末廣亭]]で初高座（演題は「[[寿限無]]」）。
* [[1965年]]（昭和<span class="ltr">40</span>年）<span class="ltr">9</span>月、[[二ツ目]]昇進。
* [[1973年]]（昭和<span class="ltr">48</span>年）<span class="ltr">9</span>月、林家木久蔵、[[春風亭一柳|三遊亭好生]]、[[柳亭左楽#6代目|桂文平]]、[[三遊亭歌笑#4代目|四代目三遊亭歌笑]]、[[三遊亭生之助]]、[[橘家三蔵]]、[[柳家つば女 (<span class="ltr">6</span>代目)|柳家小きん]]、[[三遊亭歌奴 (<span class="ltr">3</span>代目)|三遊亭歌雀]]、[[柳家小はん|柳家さん弥]]、[[金原亭伯楽|金原亭桂太]]の十人で真打昇進。
* [[1982年]]（昭和<span class="ltr">57</span>年）[[<span class="ltr">1</span>月<span class="ltr">29</span>日]]、師匠林家彦六死去。
* [[1992年]]（[[平成]]4年）、[[社団法人]][[落語協会]]理事に就任。
* [[2007年]]（平成<span class="ltr">19</span>年）[[<span class="ltr">9</span>月<span class="ltr">21</span>日]]、「'''木久扇'''」と改名。
* [[2020年]]（[[令和]]2年）[[<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">13</span>日|5月<span class="ltr">13</span>]]・[[<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">14</span>日|14日]]、東京・[[明治座]]で「林家木久扇芸能生活<span class="ltr">60</span>周年記念公演」を開催する予定が、新型コロナウイルス感染防止のため中止。延期されて[[2021年]]（令和<span class="ltr">3</span>年）[[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">16</span>日|3月<span class="ltr">16</span>]]・[[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">17</span>日|17日]]に開催された。

=== 笑点 ===
* [[1969年]]（[[昭和]]44年）[[<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">9</span>日]]、『[[笑点]]』のレギュラーに加入。
* [[1982年]]（昭和<span class="ltr">57</span>年）[[<span class="ltr">2</span>月<span class="ltr">7</span>日]]放送の『笑点』で彦六追悼特集に兄弟子[[橘家文蔵 (<span class="ltr">2</span>代目)|二代目橘家文蔵]]、[[春風亭栄枝|林家枝二]]（後の春風亭栄枝）、弟弟子[[三遊亭好楽|林家九蔵]]（現：三遊亭好楽）とともに出演する。
* [[2019年]]（[[令和]]元年）<span class="ltr">11</span>月、『笑点』出演<span class="ltr">50</span>周年を迎えた。
* [[2023年]]（[[令和]]5年）<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">27</span>日、『[[<span class="ltr">24</span>時間テレビ 愛は地球を救う<span class="ltr">46</span>]]』内のチャリティー大喜利において、後進へ譲る事を理由に翌[[2024年]]3月をもって、大喜利メンバーを卒業（勇退）することを発表した<ref>[https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202308270001094.html 85歳林家木久扇が「笑点」卒業、来年<span class="ltr">3</span>月で「座布団も芸も新しい人にバトンタッチいたします」] - 日刊スポーツ 2023年<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">27</span>日</ref>。
* [[2024年]]（[[令和]]6年）<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">31</span>日、『笑点』を勇退した。

=== 自分 ===
* [[1937年]]（[[昭和]]12年）[[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">19</span>日]]、[[東京市]][[日本橋区]]久松町（現・[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]]日本橋久松町)生まれ。
* [[1944年]]（昭和<span class="ltr">19</span>年）[[青森県]][[八戸市]]へ[[疎開]]。八戸市立柏崎小学校に在学<ref group="注釈">2012年<span class="ltr">2</span>月には、東北復興をイメージした絵を、柏崎小学校に贈呈。</ref>。
* [[1945年]]（昭和<span class="ltr">20</span>年）[[<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">10</span>日]]、[[東京大空襲]]で実家の雑貨問屋が全焼し、廃業。
* [[1947年]]頃 西荻窪に移るが、両親が離婚<ref group="注釈">著書には、父親の戦争ボケが原因ともある。</ref>、母側に引き取られる。
* [[1956年]]（昭和<span class="ltr">31</span>年）<span class="ltr">3</span>月、[[東京都立中野工業高等学校]]（食品化学工業課程）を卒業<ref name="asagei202966">{{Cite web2|url=https://www.asagei.com/excerpt/202966|title=林家木久扇「長く入院していたら普通のおじいさんになる」と思ったワケ|website=Asagei plus|publisher=[[徳間書店]]|date=2022-02-24|accessdate=2022-02-25}}</ref>。
** 同年<span class="ltr">4</span>月、「食べ物に苦労しない」という理由で[[森永乳業]]に入社<ref name="asagei202966"/>。
** 同年<span class="ltr">8</span>月、森永乳業を退社、[[漫画家]]を目指すため、漫画家[[清水崑]]に入門<ref name="asagei202966"/>。
* [[1958年]] 漫画が『[[漫画サンデー]]』に掲載され、プロの漫画家となる。
* [[1960年]] 師匠清水崑に諭され、落語家への転進を薦められる<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.city.nagasaki.lg.jp/nagazine/hakken/hakken1512/index.html|title=長崎の漫画家 ～清水崑～|accessdate=2020-11-10|publisher=長崎市|website=ナガジン！|quote=|work=定成淡紅子さん}}</ref><ref name="asagei202966"/>。
* [[1967年]]（昭和<span class="ltr">42</span>年）<span class="ltr">5</span>月、当時の[[本牧亭]]席亭の妹と結婚。その際に自身の結婚式と他人の結婚式の司会の営業を[[過剰予約|ダブル・ブッキング]]してしまい、自分の結婚式には、新郎席に[[柳家つば女 (<span class="ltr">6</span>代目)|柳家小きん]]が代理人として座るという事態となった。このことは「[[クイズダービー]]」の問題（三択問題）になり、[[<span class="ltr">BS</span>笑点ドラマスペシャル]]でも木久扇自身のナレーションで紹介された。
* [[1981年]]（昭和<span class="ltr">56</span>年）<span class="ltr">12</span>月、日本で初めて[[ラーメン]]についての単行本を出し、ラーメン・ブームの火付け役となる。
* [[1982年]]（昭和<span class="ltr">57</span>年）<span class="ltr">5</span>月、'''全国ラーメン党'''を結成。会長に就任。「[[木久蔵ラーメン]]」チェーンの展開を始める。
** 同年[[<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">27</span>日]]、現在の事務所である「有限会社[[トヨタアート]]」を設立。
* [[1992年]]（[[平成]]4年）、社団法人日本漫画家協会正会員。

=== 弟子入り === 
* [[1982年]]12月：[[林家時蔵]]が、兄弟子の[[春風亭柳朝 (<span class="ltr">5</span>代目)|五代目春風亭柳朝]]門下より二ツ目で移籍（時蔵は元弟弟子）。
* [[1985年]]：時蔵、真打昇進。
* [[1987年]]4月：[[林家きく姫]]が入門。
* [[1989年]]：林家きく兵衛が入門。
* [[1991年]]：きく姫、二ツ目昇進。
* [[1992年]]：[[林家久蔵]]が入門。
* [[1993年]]：きく兵衛、二ツ目昇進し[[林家彦いち]]に改名。
* [[1995年]]
** 久蔵、二ツ目昇進。
** [[林家きくお]]が入門。
* [[1996年]]：林家十八が入門。
* [[2000年]]
** 十八が二ツ目昇進、[[林家きく麿]]に改名。
** [[立川わんだ|林家木之助]]が入門。
* [[2001年]]
** きく姫が真打昇進。
** 木之助、廃業。（[[快楽亭ブラック (<span class="ltr">2</span>代目)|二代目快楽亭ブラック]]門下へ）
* [[2002年]]
** 彦いちが真打昇進。
** 林家ひろ木が入門。
* [[2005年]]：ひろ木が二ツ目昇進。
* [[2006年]]
** 久蔵、真打昇進。
** 林家たい木が入門。
* [[2007年]]：きくお、[[林家木久蔵 (<span class="ltr">2</span>代目)|二代目林家木久蔵]]を襲名し真打昇進。
* [[2008年]]10月：[[林家扇]]が入門。
* [[2009年]]3月：[[林家木りん]]が入門。
* [[2010年]]
** きく麿、真打昇進。
**[[林家けい木]]が入門。
** たい木が[[林家しん平]]門下へ移籍。
* [[2011年]]：[[林家扇兵衛]]が入門。
* [[2013年]]
** 扇が二ツ目昇進。
** 木りんが二ツ目昇進。
* [[2015年]]
** けい木が二ツ目昇進。
** 扇兵衛が二ツ目昇進。
* [[2017年]]
** ひろ木が真打昇進。
** 彦いち門下に林家やまびこ、林家きよひこ、林家ひこうきが入門。初の孫弟子となる。
** 林家木はちが入門、翌年楽屋入り。
* [[2021年]]
** ひこうきが落語協会退会。（[[笑福亭鶴光]]門下へ）
** やまびこが[[林家やま彦]]に、きよひこが[[林家きよ彦]]に改名し、同時に二ツ目昇進。
** きく麿門下に林家十八が入門。
** 扇兵衛、木はちが廃業。
* [[2022年]]
** 扇が廃業。
* [[2023年]]
** 木りんが真打昇進、[[林家希林]]に改名。

=== 芸能 ===
* [[1975年]]（[[昭和]]50年）<span class="ltr">12</span>月、シングル「酔姫エレジー」をリリースし歌手デビュー。
** [[1978年]]（昭和<span class="ltr">53</span>年）シングル「[[いやんばか〜ん]]」をリリース。
** [[1979年]]（昭和<span class="ltr">54</span>年）シングル「とびだすな<span class="ltr">!!</span>」をリリース。
* [[1991年]]（[[平成]]3年）、芸歴<span class="ltr">30</span>周年。
* [[1998年]]（平成<span class="ltr">10</span>年）、[[ドラえもん映画作品|大長編ドラえもん]]『[[ドラえもん のび太の南海大冒険]]』に、声優としてゲスト出演。
* [[2001年]]（平成<span class="ltr">13</span>年）、芸歴<span class="ltr">40</span>周年。
* [[2005年]]（平成<span class="ltr">17</span>年）、[[日本広告審査機構|JARO]]の<span class="ltr">CM</span>キャラクターになる。
* [[2006年]]（平成<span class="ltr">18</span>年）、[[野村證券]]の<span class="ltr">CM</span>に出演。
* [[2012年]]（平成<span class="ltr">23</span>年）<span class="ltr">4</span>月、[[メガマソ]]のボーカルの[[インザーギ (ミュージシャン)|インザーギ]]のカバーアルバム「Visualist 〜Precious Hits of V-Rock Cover Song〜」のジャケットにビジュアル系の衣装を身にまとい登場<ref>[http://www.youtube.com/watch?v=L3Hj4v1pdHc インザーギ fromメガマソ / 「Visualist」 TV Spot ] youtube.com</ref><ref>[http://www.cdjournal.com/main/news/hayasiya-kikuo/44401 林家木久扇が ビジュアル系に！ カヴァー<span class="ltr">CD</span>『Visualist』発売 ] CDJournal.com</ref>。
** 同年<span class="ltr">9</span>月、[[ももいろクローバー<span class="ltr">Z</span>]]扮する桃黒亭一門の曲「[[ニッポン笑顔百景]]」に参加。楽曲中にて小噺を披露する。
* [[2019年]]（[[令和]]元年）<span class="ltr">12</span>月、自身のYouTubeチャンネル「KIKUKIN TV」を開設。翌[[2020年]]（令和<span class="ltr">2</span>年）<span class="ltr">1</span>月の『笑点』で、自身のYouTubeチャンネルを開設したことを発表した。

=== 闘病 ===
* [[2000年]]（[[平成]]12年）[[<span class="ltr">4</span>月]]、初期の[[胃癌|胃がん]]であることが発覚。その後、<span class="ltr">5</span>月に手術を受けた<ref>{{Cite web|和書|url= https://gansupport.jp/article/document/document04/document02/3162.html |title= 自分を面白がらせてみましょうよ 胃がんから<span class="ltr">3</span>年、笑いの世界を生きる落語家・林家木久蔵さん |website= がんサポート |publisher= 株式会社QLife |date= 2019-07 |accessdate= 2021-06-26 }}</ref>。
* [[2014年]]（平成<span class="ltr">26</span>年）<span class="ltr">7</span>月、初期の[[喉頭癌]]により約<span class="ltr">1</span>カ月半に渡って休養することを明らかにした<ref>{{Cite news|url= https://www.oricon.co.jp/news/2040054/full/ |title= 林家木久扇、初期の喉頭がんで休業　コメント全文 |newspaper= ORICON NEWS |publisher= oricon ME |date= 2014-07-21 |accessdate= 2021-06-26 }}</ref>。
* [[2021年]]（[[令和]]3年）[[<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">24</span>日]]、自宅で転倒し、左大腿骨を骨折して入院<ref>{{Cite news|url= https://web.archive.org/web/20210525211947/https://www.sanspo.com/geino/news/20210526/geo21052605020008-n1.html |title= 林家木久扇、近々手術へ　自宅で転倒…左足大腿骨を骨折 |newspaper= SANSPO.COM |publisher= 産経デジタル |date= 2021-05-25 |accessdate= 2021-06-26 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=木久扇さんが骨折、入院 自宅でつまずき転倒|url=https://www.iza.ne.jp/kiji/entertainments/news/210525/ent21052521320040-n1.html|work=iza|date=2021-05-25|accessdate=2021-06-27}}</ref>。[[<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">26</span>日]]、退院<ref>{{Cite news|url= https://www.sanspo.com/article/20210626-5COYPKNKDJMF7ARL6Z7JZIVSQY/ |title= 左大腿骨骨折の林家木久扇が退院 |newspaper= サンスポ |publisher= 産経デジタル |date= 2021-06-26 |accessdate= 2021-06-26 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.iwate-np.co.jp/article/oricon/2201383/amp|title=林家木久扇『笑点』復帰「うれしくてしょうがない」　別室からリモート出演|publisher=岩手日報 IWATE NIPPO|date=2021-07-25|accessdate=2021-07-26}}</ref>。

== 親子ダブル襲名 ==
* 父・洋：初代林家木久蔵→林家木久扇
* 子・宏寿：林家きくお<!--林家きくおで真打になりませんので、現段階では初代扱いとならないと思われます-->→2代目林家木久蔵
[[落語協会]]の発表では、[[2007年]]9月<span class="ltr">21</span>日に正式襲名（「木久扇」自体は初代なので、厳密な意味での「襲名」にはあたらない）となる<!--隠居名かは定かでは無い-->。ただし、出演しているJARO（[[日本広告審査機構]]）の<span class="ltr">CM</span>は同年[[<span class="ltr">9</span>月<span class="ltr">1</span>日]]以降「木久扇」として出演している。笑点には、同年[[<span class="ltr">9</span>月<span class="ltr">23</span>日]]放送の'''「ダブル襲名披露口上」'''以降、「木久扇」として出演している。
* 親子の同時ダブル襲名（あるいはトリプル襲名）は、[[歌舞伎]]界では[[松本幸四郎]]家（1981年の[[松本白鸚 (初代)|初代松本白鸚]]、[[松本白鸚 (<span class="ltr">2</span>代目)|9代目松本幸四郎]]、[[松本幸四郎 (<span class="ltr">10</span>代目)|7代目市川染五郎]]。2018年の<span class="ltr">2</span>代目松本白鸚、<span class="ltr">10</span>代目松本幸四郎、[[市川染五郎 (<span class="ltr">8</span>代目)|8代目市川染五郎]]）に代表されるように何度かあったが、落語界では史上初。
*「生前贈与」としては[[三遊亭金馬 (<span class="ltr">2</span>代目)|2代目三遊亭金馬]]→[[三遊亭金馬 (<span class="ltr">3</span>代目)|3代目三遊亭金馬]]以来、久しぶりである。
<!--経緯については隠居名か協会側から発表されていないことと表現が中立的観点に引っかかるため、一旦削除-->

== ギャグ・持ちネタ ==
=== 笑点での持ちネタ ===
笑点の大喜利で披露した場合、大抵座布団を没収されたり他のメンバー（主に歌丸や<span class="ltr">6</span>代目円楽）から呆れたリアクションを取られたりするものも多い。自身の回答が滑った事を察した際には「ウケないね」などと言って、自ら座布団を返上するケースもある。
* ダジャレ小噺
** 寄席などで披露する。ダジャレを用いたさまざまな小噺を披露する。
** 「これは[[絵]]ですか<span class="ltr">?</span>」「えぇ」「いい絵ですね」「いいえ」
** 「[[屋根]]」という言葉を出して「や〜ね〜。」（例：「[[雨]]が漏りますね」「や～ね～」など）
** 「[[アルジェリア]]」「[[ナイジェリア]]」（例：「アルジェリアは日本では有名でない」「そんなことナイジェリア」など）
** 笑点では司会者（五代目圓楽、歌丸）や観客に先に言われてしまうことが多い。「先に答えを言わないで」と返す(それに対して歌丸は「木久ちゃんの答え分かり良いんだもん」と返していた。)。好楽と先に答えを言った観客のほうを指差した。
* [[木久蔵ラーメン]]
** 笑点や寄席などで披露する。他のメンバーから「不味い」「[[保健所]]の査察（[[食中毒]]の[[調査]]）を受けた」「返品が多い」<ref group="注釈">食品の返品は[[消費者契約法]]により、日本国内では返品不可であることがほとんどである</ref>など<ref group="注釈">書籍「笑点の謎」内では「食べると吐く」「返品の山」「[[ワニ]]が食べて死んだ」</ref><ref group="注釈">歌丸曰く「うちの猫にあれ食べさせたらお腹壊しちゃった」</ref> といじられるが、稀にヨイショされることもある。また、木久扇本人も自虐ネタにすることが多い。『木久扇[[ナポリタン]]』や『木久扇[[ワンタンメン]]』など、関連商品のネタも多い。最近は、たい平が木久蔵ラーメンに対抗して発売した『秩父たい平カレー』や<span class="ltr">6</span>代目円楽の『円楽腹黒ラーメン』をライバル視しており、たい平や円楽とネタで「不味い」などと罵倒し合う事が多い。
* 木久扇[[無理問答]]
** [[笑点]]で披露する。「一本でも、[[にんじん]]とは、これいかに？」「二本でも、[[ゴボウ]]というが如し」と言うように普段は流されがちな素朴な疑問を問答にして披露することが多い。
* [[花魁]]のマネ
** 『笑点』で披露する。「ここで逢(お)うたも何かの縁、遊んでいってくんなまし〜」というのが決まり文句で、他にも逆説言葉で「[[ライオン]]」と「花魁」を掛けたネタをよく披露したり、これ以外にも花魁口調でネタを披露する時がある。2022年に六代目円楽が[[脳梗塞]]による入院とリハビリの為に長期休演(後に現役メンバーのまま死去)した際、番組のオープニングで笑点メンバーそれぞれが円楽に対して復帰を願うコメントを本人のイラストの中に入れた際もこの花魁口調でコメントを寄せており、学園祭でのコスプレを題材にした問題には、好楽の学園祭でのコスプレ自慢に対して、「私なんか[[吉原遊廓|吉原]]で衣装借りて花魁道中するのよ<span class="ltr">?</span>」と返している。
* 時代劇、チャンバラ口調
** 『笑点』で披露する。時代劇で敵陣を剣で斬り付ける際に発する決まり文句を意識し、「ガタガタ言うと叩っ斬るぞ<span class="ltr">!!</span>」「野郎共叩き斬れ<span class="ltr">!!</span>ブハハハハ」等と発する事が多い。他にも[[菓子折り]]の底の[[小判]]や悪代官をネタにする場合もある。
* その時々に流行っている楽曲　
** [[会いたかった]]（[[AKB48]]の楽曲）、[[<span class="ltr">Z</span>女戦争]]（[[ももいろクローバー<span class="ltr">Z</span>]]の楽曲）、[[U.S.A. (曲)|U.S.A.]]（[[DA PUMP]]の楽曲）など
** いずれも独特のリズムで歌う。挨拶や大喜利の回答では踊ることもある。
* [[おやじの海]]（[[村木賢吉]]の楽曲）
** 笑点で披露する。答えで[[おでき]]などと発言すると歌う（[[海]]と[[膿]]をかけている）。
* [[チャンチキおけさ]]（[[三波春夫]]の楽曲）
** 笑点で披露する。[[警察]]・[[探偵]]に関する問題になると歌う（[[鑑識]]とチャンチキをかけている）。
* [[ミネソタの卵売り]]（[[暁テル子]]の楽曲）
** 笑点で披露する。また、暁テル子の楽曲では「東京[[シューシャインボーイ]]」などを歌う場合もある。
* [[憧れのハワイ航路]]（[[岡晴夫]]の楽曲）
** 笑点で披露する。
* [[星の流れに]]（[[菊池章子]]の楽曲）
** 笑点や寄席などで披露する。
* [[イヨマンテの夜]]（[[伊藤久男]]の楽曲）
** 笑点で後述の[[雨乞い|雨乞い師]]ネタの際に祈りながら披露する。歌い出しを呪文として唱えるが、次第に「ラメチャンタラギッチョンチョン」と『[[東京節]]』の一節に変わる。
* [[お暇なら来てよね]]（[[五月みどり]]の楽曲）
** 笑点で先述の花魁ネタの一環として披露する。
* [[野ばら]]（[[童謡]]）
** 笑点で披露する。
* [[宇宙人]]のものまね
** 笑点や寄席などで披露する。「[[ワレワレハウチュウジンダ]]」を典型とする宇宙人語を話し、最後に「ぼよよよよ〜ん…」という宇宙人特有の去り際のループ効果音で締める。時たまに桂歌丸を「ハ〜ゲチャビン…」と罵倒し、歌丸から「このバカチャビンが…」と返される。
* [[河童]]・雨乞い師・[[マイケル・ジャクソン]]（のものまね）
** 笑点で披露する。両隣の（好楽または昇太→三平→たい平）メンバーにネタを振られて行う。大喜利の答えに使われた場合、大抵ネタを振った側の座布団が没収となるが、木久扇の座布団ないしは両者の座布団が没収される時もある。
** 河童ネタは、後述のように[[2010年]]には座布団<span class="ltr">10</span>枚の賞品の元ネタとなることとなり、[[トルコ]]・[[カッパドキア]]の旅となった。
** 他のメンバーの回答で「◯◯の河童さんどうぞ」とか振らる流れでやる場合もあり、その時はやる様に振ったメンバーに「振るなよ」と言っている。
** 下記のレパートリーにないものまね（[[織田信長]]、[[明智光秀]]、[[宮本武蔵]]、[[徳川家康]]、[[森鷗外]]など）を振られることもあり、その時でも「私は、○○ですが…」と[[大河内傳次郎]]のマネで返すこともあり、司会者からどの物真似も同じと指摘をされる事がある。
* [[相田みつを]]の詩集
** 笑点で披露する。ネタの中で「○○だっていいじゃないか、にんげんだもの」と言い、最後に必ず「[[せんだみつお]]」とつける（その際、好楽から「せんだみつおじゃねぇよオイ<span class="ltr">!!</span>」ツッコミを入れられる）。
* [[エレキギター]]
** 笑点で披露する。大喜利の答えに使われた場合、司会者（歌丸）に先に言われてしまうこともある。
** 「バカバカバカバカ<span class="ltr">!</span>」（エレキギターの音と[[馬鹿]]をかけている、1998年<span class="ltr">12</span>月の放送で、[[サンタクロース]]からの[[クリスマス]]プレゼントに関する問題で、サンタクロースに扮したこん平が、「エレキギター欲しいかな<span class="ltr">!?</span>」と聞き、五代目圓楽の「いりません」という答えに返しとして「そんな事言う奴は…」と前置きした上でこのネタを披露した事もある）。
* [[ワニ]]のネタ
** 笑点で披露する。（例：「ワニは怖いワニ〜」「ワニのバッグは、高いワニ〜」など）
* 言い間違い・読み間違い
** 笑点や寄席などで披露する（「[[尾崎紅葉]]の『[[金色夜叉]]』」を「尾崎'''もみじ'''の『'''きんいろよるまた'''』」や「[[島崎藤村]]」を「島崎'''ふじむら'''」と読み間違えたり、預金通帳の[[利子]]の明細を見て「'''としこ'''さんから入金があった」と発言するなど。）。概ね司会者（歌丸と昇太）や他のメンバーによって訂正される。また、寄席などで披露する場合は発言後に自ら訂正している。
** [[認知症]]ネタとして、徘徊してどこか分からない、迷わないように支給された小道具を道端に置いて行くなどのネタ。昇太が司会に就任して以降、度々披露する。
** 大喜利の一問目のお題に対して「今日中に（または今）やらなきゃいけないんですね<span class="ltr">?</span>」と返答する。
** 司会者(昇太)に対して「私は司会者、五人送ってんの(初代の立川談志から先代の桂歌丸まで他界している。)。だから次、昇太さんあんただ<ref group="注釈">木久扇が昇太が死去するまで大喜利に出続けることを意味していた。</ref>。」と言う。
など。

; 備考
* 笑点の大喜利で司会者が「他に？」と回答者に言うと必ず手を挙げるため、司会者から「『他に？』ってきくと必ず手を挙げる」と恐れられている。
* 後先考えずに手を挙げて指名されると答えに窮する事があり、それを「答えを考えていないのに手を挙げた」と自虐的にネタにすることがある。
* 答えに詰まった際に「あのねぇ」と言う。

=== ものまねレパートリー ===
* [[渥美清]]
* [[阿部九洲男]]
* [[嵐寛寿郎]]
* [[上田吉二郎]]
* [[永六輔]] - 木久扇の娘の名前を命名したのは永である。
* [[榎本健一]] - 数少ない歌真似。
* [[大河内傳次郎]] - 笑点や寄席などで披露する。セリフを長々と披露するため、司会者（特に歌丸）からは「ここ[[カット#映像編集|カット]]ね」「[[休み時間]]です」などと言われ、大抵座布団は没収となる。
* [[大平正芳]]
* [[岡晴夫]] - 数少ない歌真似。
* [[勝新太郎]]
* [[春日一幸]]
* [[片岡千恵蔵]] - 木久扇は特に[[多羅尾伴内]]シリーズが好き。元TBSアナウンサー[[鈴木治彦]]の父・鈴木新助が日本橋『[[たいめいけん]]』で義太夫の会を催した時に、木久扇（当時・木久蔵）も呼ばれて落語をすることになった。当日に客として招待されていた千恵蔵の前で、『片岡千恵蔵伝』を演じた<ref>関貞三著・林家木久蔵編『多羅尾伴内　七つの顔の男』ワイズ出版、2005年。181ページ</ref>。『[[忠臣蔵]]』の[[大石良雄|大石内蔵助]]の「各々方討ち入りでござる」と発する。
* [[財津一郎]] - ピアノ売ってちょうだい（[[タケモトピアノ]]の<span class="ltr">CM</span>ネタ）など
* [[佐々木更三]] 
* [[松鶴家千とせ]]
* [[進藤英太郎]] 
* [[高見山大五郎]]
* [[田中角栄]]
* [[立川談志]] - 談志が参議院議員選に出馬した時、選挙の応援をした事がある。
* [[月形龍之介]]
* [[土屋嘉男]]
* [[東野英治郎]]
* [[中村歌右衛門 (<span class="ltr">6</span>代目)]]
* [[長谷川一夫]]
* [[花菱アチャコ]]
* [[林家三平 (初代)]] - 木久扇をテレビの世界に紹介する等前座時代から付き合いがあった。
* [[林家彦六]] - 木久扇の師匠、笑点や寄席などで披露する。三遊亭圓生を批判するネタが多く、圓生の孫弟子である好楽や<span class="ltr">6</span>代目円楽によって制止される。大喜利の答えに使われた場合、大抵座布団は没収となる。司会が昇太に代わってからは自らの身の上（落語家生活<span class="ltr">60</span>年、笑点歴<span class="ltr">50</span>年など）を語った上で、「そういう了見だから昇太さん、あんたのとこには嫁が来ない」などと、昇太が独身だった頃はそれをなじることが多かったが、結婚後は、「あんたの司会に愛はない」などの形に変化した。大河内傳次郎の物真似同様、長々と披露するネタであるため、たい平司会のスペシャル大喜利の時には、「ここ休み時間ですから」とネタにされていた。{{main|彦六伝}}
* [[古坂大魔王|ピコ太郎]]
* [[HIKAKIN]]
* [[ひょっこりはん]]
* [[森繁久彌]] - 喋り真似だけではなく歌真似も
* [[山形勲]]
* [[夢屋まさる]]
* [[リ・チュニ]]

=== 高座での持ちネタ ===
特に声帯模写や物真似芸を多く取り入れた創作落語の「[[彦六伝]]」「[[昭和芸能史]]」のほか、古典では主に下記のネタを演じる。高齢となった近年は、前出の創作落語のショートバージョンである「明るい選挙」を演じることが殆どである。
* 昭和芸能史
* 彦六伝
* [[鮑のし]]
* [[松竹梅 (落語)|松竹梅]]
* [[湯屋番]]
* [[道具屋 (落語)|道具屋]]
* [[蛇含草]]

== メディア==
=== 出演番組 ===
==== 過去 ====
<!--バラエティ番組の単発は不要-->
* [[笑点]]（1969年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">9</span>日 - 2024年<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">31</span>日、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列]]） - 解答者
* [[モーニングジャンボ奥さま<span class="ltr">8</span>時半です]]（1972年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">3</span>日 - 1984年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">4</span>日、[[TBSテレビ|TBS]][[ジャパン・ニュース・ネットワーク|系列]]）※コーナー司会、レポーターなどとして出演した他、スタッフとして番組の構成も担当した。
* [[笑えば<span class="ltr">2</span>時だよ]]（1972年<span class="ltr">4</span>月 - 1973年<span class="ltr">3</span>月、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]）※司会
* [[桃太郎侍]] 第<span class="ltr">86</span>話「大当り貧乏くじ」（1978年<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">4</span>日、日本テレビ） - 雲国 役
* [[NHK特集]]「びんぼう一代 ～五代目古今亭志ん生～」（1981年<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">27</span>日、[[NHK総合テレビジョン|NHK総合]]）<ref>{{Cite web|和書|url=https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009010257_00000 |title=NHK特集　びんぼう一代～五代目　古今亭志ん生～ |publisher=NHKアーカイブス |archiveurl=https://archive.ph/YiVAd |archivedate=2021-04-07 |accessdate=2021-04-10}}</ref>
* [[オレたちひょうきん族]]『[[タケちゃんマン]] 三味線を持った渡り鳥』（フジテレビ）
: ※『オレたちひょうきん族 THE DVD 1983〜1984』の一枚目に収録されている。[[片岡千恵蔵]]の「七つの顔の男だぜ」を演じている。
* [[ご存知<span class="ltr">!</span>旗本退屈男]]シリーズ（1988年 - 1993年、テレビ朝日）
* [[右門捕物帖 (1974年のテレビドラマ)#1989年版|右門捕物帖 血染めの矢 江戸－長崎 黄金強奪連続殺人に必殺の十手が挑む<span class="ltr">!</span>]]（1989年<span class="ltr">12</span>月<span class="ltr">28</span>日、テレビ朝日） - 昭文堂 役
* [[月曜ドラマスペシャル]] [[塀の中の懲りない面々#テレビドラマ|塀の中の懲りない面々<span class="ltr">5</span>]]（1990年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">9</span>日、TBS）
* 木久蔵の人情一本釣り（1992年<span class="ltr">4</span>月 - 10月、TBS、帯番組） - 司会
* [[こころ (2003年のテレビドラマ)|こころ]]（2003年<span class="ltr">4</span>月 - 10月、NHK、連続テレビ小説）- 恵比寿家大福 役
* [[ホタルノヒカリ (漫画)#ホタルノヒカリ2|ホタルノヒカリ<span class="ltr">2</span>]] 第三夜（2010年<span class="ltr">7</span>月<span class="ltr">21</span>日、日本テレビ） - 菊屋麺蔵 役
* [[<span class="ltr">BS</span>笑点ドラマスペシャル]]（2017年～2020年放送の<span class="ltr">3</span>作品、<span class="ltr">BS</span>日テレ）- 1作目は桂歌丸、<span class="ltr">2</span>作目は<span class="ltr">5</span>代目三遊亭圓楽、<span class="ltr">3</span>作目は初代林家木久蔵（木久扇）自身の若いころの落語家人生を題材にしたドラマである。木久扇自身もカメオ出演と<span class="ltr">3</span>作目のナレーションを行っている。
* [[仮面ライダーリバイス]]（2021年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">3</span>日、テレビ朝日）- 本田茂夫 役
* [[テレビショッピング]]「ハーブ健康本舗 ヒザ潤滑源」

=== 著書 ===
==== 林家木久蔵 名義 ====
* 笑説・落語長屋（1980年<span class="ltr">6</span>月、[[白帝社]]タイガーブックス）
* 素敵なにっぽん芸人譚（1980年、白帝社タイガーブックス）
* なるほど・ザ・ラーメン（1981年<span class="ltr">12</span>月、かんき出版）
* のびのび人生論　ぼくの人生落語だよ（1982年<span class="ltr">6</span>月、[[ポプラ社]]）、児童向け
* 林家木久蔵のラーメン料理学 - バッチリ<span class="ltr">75</span>例の献立（1983年<span class="ltr">2</span>月、[[日之出出版]]）
* ふれんど疾風 - 笑点木久蔵交友録（1983年<span class="ltr">8</span>月、リイド社）
* やすし・木久蔵の香港殴り込み珍道中（1983年<span class="ltr">12</span>月、[[リイド社]]）- ※[[横山やすし]]共著
* 木久蔵の心霊教室 - 不思議を訪ねて（1983年<span class="ltr">12</span>月、[[潮文社]]）
* シネマのマネシ - 木久蔵映画館（1984年<span class="ltr">4</span>月、[[実業之日本社]]）
* {{Cite book|和書|title=木久蔵のラーメン塾|publisher=[[三修社]]|date=1985-12-20|id={{NDLJP|12102945}}}}
* 私の下町五十景 - 浜町河岸から（1986年<span class="ltr">4</span>月、[[三修社]]）
* 木久蔵のゲンキ創造塾―下町発！転んで起きてまっしぐら（1988年<span class="ltr">3</span>月、[[佼成出版社]]ダルマブックス）
* ぼくはラーメンで成功した！―木久蔵の行動式経営術（1988年<span class="ltr">10</span>月、[[大陸書房]] 新書判）
* エスカルゴ・ブックス 林家木久蔵の株はおもしろい―ちょっと自慢したいボクの株体験（1990年<span class="ltr">2</span>月、[[日本実業出版社]]エスカルゴ・ブックス）
* 元祖キクゾー　天狗印元気乃素―噺家生活<span class="ltr">30</span>年。心から“ありがとう”をこめて。（1991年<span class="ltr">3</span>月、[[世界文化社]]）
* 昭和・平成タレント太平記―私をトリコにした男たち（1991年<span class="ltr">6</span>月、[[学研ホールディングス|学研]] 新書判）
* のびのび人生論　ころんでおきてざぶとん<span class="ltr">10</span>枚（1992年<span class="ltr">8</span>月、[[ポプラ社]]）
* 木久蔵流錦絵草紙（1995年<span class="ltr">5</span>月、リバティ書房）
* 描いて笑っていい気分（1998年<span class="ltr">1</span>月、あゆみ出版）
* 林家木久蔵の子ども落語（1998～1999年、全<span class="ltr">6</span>巻、[[フレーベル館]]）- 電子出版あり
* 輝けキクゾー交遊録（2000年<span class="ltr">10</span>月、[[東京新聞]]出版局）
* キクゾーのチャンバラ大全（2001年<span class="ltr">3</span>月、[[ワイズ出版]]） 
* 落語の隠し味（2001年<span class="ltr">12</span>月、[[フレーベル館]]） 
* 昭和下町人情ばなし（2001年<span class="ltr">12</span>月、[[NHK出版新書|NHK生活人新書]]）- 電子出版あり
* バカの中身　木久蔵一代（2004年<span class="ltr">6</span>月、[[うなぎ書房]]） 
* ぼくの人生落語だよ（2004年<span class="ltr">8</span>月、ポプラ社 私の生き方文庫）
* [[多羅尾伴内]]―七つの顔の男（2005年<span class="ltr">3</span>月、ワイズ出版）、関貞三の著書を編
:※ほか多数

==== 林家木久扇 名義 ====
* 木久蔵流がんばらない子育て（[[林家木久蔵 (<span class="ltr">2</span>代目)|林家木久蔵]]と共著、2007年<span class="ltr">5</span>月、教育評論社）
* 親馬鹿力のおかげです―福を呼ぶ、人の育て方（[[林家木久蔵 (<span class="ltr">2</span>代目)|林家木久蔵]]共著、[[ブルース・オズボーン]]写真、2008年<span class="ltr">8</span>月、[[岩崎書店]]）
* 林家木久扇のラーメンてんぐイカニモあらわるのまき（2008年<span class="ltr">10</span>月、[[チャイルド本社]]）
* お笑いの達人になろう！ 〈<span class="ltr">1</span>〉 - コミュニケーション力ｕｐ 落語 （[[ポプラ社]]、2009年<span class="ltr">3</span>月）
* 三才ムック　落語を聞くおう！ - 初心者のための落語入門（[[三才ブックス]]、2010年<span class="ltr">9</span>月）
* 天才林家木久扇のだじゃれことばあそび１００（絵：礒みゆき、2011年<span class="ltr">5</span>月、チャイルド本社)
* 日本語力をきたえることばあそび〈<span class="ltr">5</span>〉伝統文化にふれる！山号寺号／むり問答／かけことば（監修・作・絵、2012年<span class="ltr">2</span>月、[[フレーベル館]]）
* これからだ―笑いと元気が湧く林家木久扇<span class="ltr">3</span>・<span class="ltr">11</span>俳句画集（2012年<span class="ltr">8</span>月、[[今人舎]]）
* ぽにょりぽにょり（文：[[内田麟太郎]]、絵：林家木久扇、2012年<span class="ltr">12</span>月、今人舎）
* 林家木久扇のみんなが元気になる学校寄席入門（出演・監修、[[こどもくらぶ]]編、2014年<span class="ltr">12</span>月、全<span class="ltr">4</span>巻、[[彩流社]]）
* がんに負けるな！―免疫力を上げるポジティブ生活術（吉野槇一共著、2015年<span class="ltr">7</span>月、主婦と生活社）- 電子出版あり
* 林家木久扇 バカの天才まくら集（2018年<span class="ltr">2</span>月、[[竹書房]]）＊電子版あり
* イライラしたら豆を買いなさい - 人生のトリセツ<span class="ltr">88</span>の言葉（2020年<span class="ltr">5</span>月、[[文春新書]]）- 電子出版あり
* 木久扇のチャンバラ大好き人生（2020年<span class="ltr">9</span>月、ワイズ出版）
* 林家木久扇一門本 〜天下御免のお弟子たち〜 （2022年<span class="ltr">1</span>月、秀和システム） ISBN 978-4798066066
* バカのすすめ（2022年<span class="ltr">3</span>月、ダイヤモンド社）ISBN 978-4478109779
* バカの遺言（2024年<span class="ltr">3</span>月、[[扶桑社新書]]）{{ISBN2|978-4594097035}}- 電子出版あり

=== レコード ===
* 酔姫エレジー／歌奈里亜（[[1975年]]（昭和<span class="ltr">50</span>年）<span class="ltr">12</span>月）
* [[いやんばか〜ん]]／木久蔵のナンチャッテ数え唄（[[1978年]]（昭和<span class="ltr">53</span>年）<span class="ltr">4</span>月） - 後にCD[[アルバム]]「笑タイム」にも収録。
* とびだすな<span class="ltr">!!</span>／村のおまわりさん（[[1979年]]（昭和<span class="ltr">54</span>年）<span class="ltr">9</span>月） - 後に<span class="ltr">CD</span>アルバム「SMILE」にも収録。前作「いやんばか〜ん」とは打って変わって真面目な歌で、交通ルールについて歌っており、交通安全を促す内容の歌である。

=== 映画 ===
* ある女子高校医の記録 失神（1969年） - 林家木久蔵 役
* 喜劇 いじわる大障害（1971年） - 千吉 役
* 忍術 猿飛佐助（1976年） - 落合新三郎 役
* [[探偵物語 (1983年の映画)|探偵物語]]（1983年） - 警官 役
* [[ドラえもん のび太の南海大冒険|のび太の南海大冒険]]（1998年） - ゴンザレス 役（声の出演）
* [[犬神家の一族 (2006年の映画)|犬神家の一族]]（2006年） - 久平 役

=== ドラマ ===
* [[吾輩の部屋である]]（2017年<span class="ltr">9</span>月<span class="ltr">19</span>日 - 11月<span class="ltr">21</span>日、日本テレビ） - カバの置物 役（声の出演）

=== CD ===
* 「キクラクゴ」（[[2004年]][[<span class="ltr">12</span>月<span class="ltr">29</span>日]]、[[オーマガトキ]]）
* 「NHK新落語名人選 林家木久蔵」（[[2005年]][[<span class="ltr">12</span>月<span class="ltr">7</span>日]]、[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサルミュージック]]）
* 「キクキクラクゴ」（[[2007年]][[<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">22</span>日]]、オーマガトキ）息子の「[[林家木久蔵 (<span class="ltr">2</span>代目)|林家木久蔵]]」(襲名前の林家きくお時代)の一席と先述の「いやんばか〜ん」も収録。
* 「[[空とぶプリンプリン]]」（[[2016年]][[<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">22</span>日]]、[[日本コロムビア]]） - '''木久ちゃんロケッツ'''名義。NHK「[[みんなのうた]]」（2016年<span class="ltr">6</span>月 - 7月放送楽曲）
* 「林家木久扇 ザ・スーパースター」（<span class="ltr">2</span>枚組、2016年<span class="ltr">12</span>月<span class="ltr">25</span>日、キントトレコード）

=== DVD ===
* 「ザッツ・エンタテインメント スーパースター林家木久扇 爆笑編」（2007年[[<span class="ltr">9</span>月<span class="ltr">19</span>日]]、[[ソニー・ミュージックダイレクト]]）
* 「林家木久蔵一門会 爆笑ビックショー<span class="ltr">!</span>」（2005年、有限会社 浪）

=== その他作品 ===
* [[昭和バカ噺子 -林家木久扇物語-]]（[[2007年]]、はらのらま[[漫画|作画]]、[[コミック・ガンボ]]連載） - 原案（版元倒産になり掲載誌が休刊となったため打切り。コミックスは<span class="ltr">2</span>巻まで刊行されている）
* [[日本の話芸]]（NHK） - タイトル画（オープニングおよびエンディング、2020年<span class="ltr">3</span>月まで）

===ラジオ===
*[[歌謡曲だよおっかさん]]（[[TBSラジオ]]）
*[[どんとこい<span class="ltr">!</span>電リク大進撃]]（TBSラジオ）
*[[Changeの瞬間 〜がんサバイバーストーリー〜]] （2020年<span class="ltr">5</span>月<span class="ltr">17</span>日・<span class="ltr">24</span>日、[[朝日放送ラジオ]]）<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jcancer.jp/news/11103|title=ラジオ「Changeの瞬間～がんサバイバーストーリー」好評放送中 【随時更新】|publisher=日本対がん協会|accessdate=2023-05-08}}</ref>

=== CM・広告 ===
* [[エスビー食品]] 練りわさび・練りからし(<span class="ltr">CM</span>・広告、1974年)
* [[中外製薬]]（<span class="ltr">CM</span>、「[[バルサン]]Pジェット」。追いつめ効果篇）
* [[<span class="ltr">8</span>番らーめん]] (北陸地区ローカル、1980年代半ば頃)
* ちどりや（旧・千鳥屋製麺所<ref>{{Cite web|和書|url=http://igusuru.com/10259.html |title=縁の下の力持ち<span class="ltr">!</span>仙台の麺処を支える「千鳥屋製麺所」 |access-date=2023-01-14 |publisher=一般社団法人ワカツク |website=いぐする仙台 |date=2014-12-15 |archive-url=https://web.archive.org/web/20221201080620/http://igusuru.com/10259.html |archive-date=2022-12-01 |editor=小保内真知}}</ref>）（宮城県ローカル、1983年 - 1984年頃<!--（※『ちどりや 会社案内（2013年）』（出典URL：http://www.termnet.co.jp/chidoriya2013.pdf）の"ちどりや年表"には「昭和<span class="ltr">58</span>年<span class="ltr">CI</span>を導入（シンボルマーク、ロゴタイプの制定）。商標を刷新（※漢字表記を「かな表記」に変更）。本社工場の全面建替工事。」（原文ママ）と記されている）-->）
* [[FALKEN|ファルケン]] 冬用タイヤ（<span class="ltr">CM</span>・広告、1997年）<ref>[http://www.toyota-art.jp/profile/kikuou.html 林家木久扇のプロフィールページ] 2023年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">5</span>日閲覧。</ref>
* [[野村證券]]（株券電子化篇）（<span class="ltr">CM</span>・広告）
* [[日本調剤]]（[[後発医薬品|ジェネリック医薬品]]啓発<ref>{{Cite web|和書|url=http://blog.nichopr.info/archives/50692638.html |title=お茶の水に木久蔵師匠が登場！ |access-date=2023-01-14 |publisher=日本調剤 |website=八重洲通信（広報・<span class="ltr">IR</span>ブログ） |date=2006-08-07 |archive-url=https://web.archive.org/web/20071022135528/http://blog.nichopr.info/archives/50692638.html |archive-date=2007-10-22 |deadlinkdate=2023-01-14}}</ref>）（広告）…本人曰く、[[盛岡市]]・[[仙台市]]（[[仙台市交通局]]/[[仙台市交通局川内営業所|川内営業所]]・[[仙台市交通局霞の目営業所|霞の目営業所]]所轄のバス）では、[[ラッピングバス]]にもなっている。
* [[日本広告審査機構]]（JARO）（<span class="ltr">CM</span>、はなしをキクゾウ篇。[[林家木久扇#親子ダブル襲名|親子ダブル襲名]]後は[[林家木久蔵 (<span class="ltr">2</span>代目)|二代林家木久蔵]]と共演）
* [[富士通]]（「らくらくスマートフォン me F-01L」。「はじめての人」篇<!--（※作品名は出典の表記に合わせた）-->。[[大竹しのぶ]]と共演（2019年）<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.fcnt.com/news/detail/20190306.html |title=大竹しのぶさん×林家木久扇さん 初共演CM |access-date=2023-01-17 |publisher=富士通コネクテッドテクノロジーズ |date=2019-03-06}}</ref>）

=== 関連書籍 ===
* [[吉川潮]]「芸人奇行録・本当（マジ）か冗談（シャレ）か」（1988年<span class="ltr">1</span>月、[[白夜書房]]）突飛な芸人伝」(2001年<span class="ltr">1</span>月、[[新潮文庫]])、「完本・突飛な芸人」(2006年<span class="ltr">3</span>月、[[ちくま文庫]])
* [[神津友好]]「にっぽん芸人図鑑―珍芸・奇芸・名人芸」(1989年<span class="ltr">4</span>月、主婦と生活社）
* [[笑芸人]]編集部編「落語ファン倶楽部〈ＶＯＬ．<span class="ltr">3</span>〉」(2007年<span class="ltr">2</span>月、[[白夜書房]]）
*「[[吉行淳之介]]対談集 やわらかい話〈<span class="ltr">2</span>〉」（2008年<span class="ltr">3</span>月、[[講談社文芸文庫]]）
* 吉川潮「落語の国 芸人帖」(2009年<span class="ltr">1</span>月、[[河出書房新社]]）
* [[和田尚久 (ライター)|松本尚久]]「芸と噺と―落語を考えるヒント」（2010年<span class="ltr">5</span>月、[[扶桑社]]）
* 「三丁目の落語」編集委員会（編）「三丁目の落語―夕日が似合う新作落語　なつかしい人たちと新作落語で出会う」（2013年<span class="ltr">3</span>月、[[講談社]]）
* [[吉川潮]]「芸人という生きもの」（2015年<span class="ltr">3</span>月、[[新潮選書]]）
* 根本圭助「忘れ得ぬ人々　思い出の風景―昭和から平成へ‐私の交遊録」(2015年<span class="ltr">6</span>月、[[北辰堂出版]]）
* 別冊 [[詩とファンタジー]] まるごと林家木久扇（2018年<span class="ltr">8</span>月、[[かまくら春秋社]]）
* [[林家木りん]]「師匠<span class="ltr">!</span>人生に大切なことはみんな木久扇師匠が教えてくれた」（2018年<span class="ltr">6</span>月、[[文藝春秋]]）
* 未来につながるまなびば　子ども大学〈<span class="ltr">2</span>〉生活を楽しむ：国語・体育・家庭科・総合学習（こどもくらぶ編、2020年<span class="ltr">10</span>月、フレーベル館）

== 趣味 ==
* [[イラスト]]、[[錦絵]] - 略歴節にあるように、かつては漫画家志望だった。個展を開いたこともあり、[[日本放送協会|NHK]]で放送されている「[[日本の話芸]]」のオープニング・イラストは2020年<span class="ltr">3</span>月まで使われていた。2024年からは笑点のオープニングアニメ、「笑点妖怪長屋編」の作画を担当している。[[落語協会]]カレンダーのイラストも長年描き続けている。雑誌・書籍・テレビからの挿し絵の依頼も多い。
* [[時代劇]]映画鑑賞 - 落語のマクラによく使っているほか、このジャンルに絞った著書も数冊出版。好きな時代劇は『[[鞍馬天狗 (小説)|鞍馬天狗]]』。鞍馬天狗の出で立ちでデパートの一日店長をやっていたこともある。しかし今の子供は鞍馬天狗を知らず、ある時のサイン会で子供から「おじさんはイカですか<span class="ltr">?</span>」と言われて嫌になって止めたと言う。著書によれば、少年期から映画が好きだった。嵐寛寿郎など子供の頃に見ていた時代劇俳優の物真似も得意。嵐寛寿郎の晩年に彼との対面を果たしている。
* [[ラーメン]]食べ歩き - 趣味が高じて自分のラーメン店を開業。
** 以上の<span class="ltr">3</span>つは'''単なる趣味を越えた腕前'''である。
* [[俳句]] - 俳号は「とよ田三茶」　日本俳人協会会員。
* [[剣道]] - 青年期に剣道道場大義塾で剣道[[範士]]中村藤吉、[[全日本剣道選手権大会|全日本剣道選手権]]優勝者[[中村太郎 (剣道家)|中村太郎]]に師事。道場の後輩に後の<span class="ltr">6</span>代目[[柳家小団治]]（現在落語家、剣道七[[段級位制|段]]）がいた。大義塾[[<span class="ltr">OB</span>・OG|OB]]会会長を務める。現在も剣道好きで素振りは欠かさない。

== 一門弟子 ==
=== 真打 ===
* '''[[林家時蔵]]''' -元々は木久扇の弟弟子であり、 彦六死後兄弟子の[[春風亭柳朝 (<span class="ltr">5</span>代目)|五代目春風亭柳朝]]門下に移籍し、柳朝の病気に伴い木久扇門下へ移籍
* '''[[林家きく姫]]''' - 総領弟子
* '''[[林家彦いち]]'''
* '''[[林家久蔵]]'''
* '''[[林家木久蔵 (<span class="ltr">2</span>代目)|二代林家木久蔵]]''' 
* '''[[林家きく麿]]'''
* '''[[林家ひろ木]]'''
* '''[[林家希林]]'''

=== 二ツ目 ===
* [[林家けい木]]

=== 廃業 ===
* 林家電蔵
* 林家雷蔵
* 林家きく麻呂 - [[林家きく麿]]とは別人
* 林家八笑
* [[林家たい木]] - [[林家しん平]]門下へ移籍後廃業
* 林家しょう木
* [[林家扇兵衛]]
* 林家木はち
* [[林家扇]] - 廃業後に本名の「一丸さくら」名義で舞台俳優に転向

=== 移籍 ===
* 林家木之助（現：[[立川わんだ]]）

=== 弟子の名前 ===
実子の前名の「きくお」を含め、直弟子には平仮名混じりの高座名をつけることが多い傾向にある。笑点ではそれをネタにされることもあり、「きくおが平仮名なのは、親父の木久蔵（当時）が漢字が読めないからだ」、と言われたこともある。なお、自身でも「私にとって<span class="ltr">KY</span>は『[[場の空気|空気]]読めない』ではなく『漢字読めない』である」とネタにすることもある。

ただし、林家こん平の弟子についても「[[林家たい平|たい平]]」「[[林家三平 (<span class="ltr">2</span>代目)|いっ平]]」のような平仮名混じりの高座名をつけている（これは、こん平の師匠である初代三平の流れを汲むものだが、たい平、いっ平はこん平の直弟子である）ことから、木久扇に限ったことではないが、ネタにされるのは木久扇ぐらいである。

== 関連項目 ==

* [[林家木久蔵]]
* [[落語協会]]
* [[笑点]]
* [[木久蔵ラーメン]]
* [[与太郎]]
* [[清水崑]]
* [[柄本時生]] - 『[[<span class="ltr">BS</span>笑点ドラマスペシャル]]』にて初代木久蔵役。
* [[三遊亭圓楽 (<span class="ltr">5</span>代目)|三遊亭圓楽]] - 五代目、六代目とは「笑点」の大喜利メンバーとして付き合いがあったが、 三遊亭圓楽の芸名は元は師匠の林家彦六(八代目正蔵)が1919年 から1928年に三代目を名乗っていた木久扇には深い所縁がある芸名である。
* [[和田尚久 (ライター)|和田尚久（ライター）]]- CD「林家木久扇 ザ・スーパースター」をプロデュースしている<ref>{{Cite web|和書|url=http://minegishijuku.com/?p=11034 |title=プロデュース和田尚久（<span class="ltr">19</span>期・<span class="ltr">A</span>）＋イラストレーション峰岸達で林家木久扇の<span class="ltr">CD</span>発売！ |access-date=2023-6-14 |publisher=MJイラストレーションズ |date=2016-12-29}}</ref>。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist|2}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}

== 外部リンク ==
{{ウィキポータルリンク|お笑い|[[画像:SCongratulate.svg|34px|Portal:お笑い]]}}
* {{Official website|https://www.toyota-art.jp/|林家木久扇公式HP}}
* {{落語協会プロフィール|19}}
* [https://www.ntv.co.jp/sho-ten/ 笑点] - [[日本テレビ]]
*{{NHK人物録|D0009071301_00000}}
*{{YouTube|channel=UCe2bWmYYPwDpagqOZAybalg|KIKUKIN TV}}
*{{Twitter|ramen_tengu|林家木久扇のラーメンてんぐ【公式】}}

{{笑点}}
{{Normdaten}}{{HIKAKIN}}
{{デフォルトソート:はやしや きくおう}}
[[Category:林家木久扇|*]]
[[Category:落語家]]
[[Category:落語の名跡]]
[[Category:笑点]]
[[Category:20世紀日本の実業家]]
[[Category:21世紀日本の実業家]]
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[[Category:男性剣道家]]
[[Category:日本の漫画家]]
[[Category:20世紀日本の画家]]
[[Category:21世紀日本の画家]]
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[[Category:モリナガグループの人物]]
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[[Category:1937年生]]
[[Category:存命人物]]