「聖燭祭」の版間の差分
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[[File:Meister der Pollinger Tafeln 001.jpg|thumb|right|180px|イエス・キリストの神殿奉献 (Meister der Pollinger Tafeln, [[1444年]], [[ドイツ]])]] |
[[File:Meister der Pollinger Tafeln 001.jpg|thumb|right|180px|イエス・キリストの神殿奉献 (Meister der Pollinger Tafeln, [[1444年]], [[ドイツ]])]] |
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'''聖燭祭''' |
'''聖燭祭'''︵せいしょくさい、キャンドルマス、カンデラリア、'''シャンドルール'''、{{lang-en|Candlemas}}, [[ラテン語]]/{{lang-es}} Candelaria, {{lang-de|Lichtmess}}︶または'''主の奉献の祝日'''︵{{lang-la|Praesentatio Domini}}, {{lang-en|Presentation of the Lord}}, {{lang-fr|La Chandeleur}}︶は、[[西方教会]]︵[[カトリック教会]]・[[聖公会]]・[[プロテスタント]]諸派︶の祝日。[[イエス・キリスト]]が[[聖母マリア]]と夫[[ナザレのヨセフ|ヨセフ]]によって神殿に連れて来られた際の出来事を記念して祝う。[[日本聖公会]]では'''被献日'''︵ひけんび︶と呼ぶ<ref>﹃日本聖公会 祈祷書﹄6頁、日本聖公会、1991年6月20日 第一版</ref>。[[グレゴリオ暦]]で[[2月2日]]に祝われる。[[正教会]]での'''[[主の迎接祭]]'''に相当する。
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[[正教会]]での'''[[主の迎接祭]]'''に相当する。 |
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[[ルカによる福音書]]2章22節 - 40節の記述によると、マリアとヨセフは[[律法]]の定め︵[[レビ記]]12章︶に従い、イエスを生後40日後に[[エルサレム神殿]]に連れて来て、産後の汚れの潔めの式を受けるとともに、イエスを神に捧げた。この時神殿の近くに住んでいた[[抱神者シメオン|シメオン]]という人物はイエスを抱き、救世主が到来したことを神に感謝した。この時にシメオンが歌ったという詞が﹁シメオンの賛歌﹂︵[[ヌンク・ディミティス]]︶である。
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[[ルカによる福音書]]2章22節 - 40節の記述によると、マリアとヨセフは[[律法]]の定め︵[[レビ記]]12章︶に従い、イエスを生後40日後に[[エルサレム神殿]]に連れて来て、産後の汚れの潔めの式を受けるとともに、イエスを神に捧げた。この時神殿の近くに住んでいた[[抱神者シメオン|シメオン]]という人物はイエスを抱き、救世主が到来したことを神に感謝した。この時にシメオンが歌ったという詞が﹁シメオンの賛歌﹂︵[[ヌンク・ディミティス]]︶である。
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== 民間での関連行事 == |
== 民間での関連行事 == |
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[[File:Crêpe opened up.jpg|thumb|right|シャンドルールには[[クレープ]]が伝統的に用意され食べられる。]] |
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地域によってはこの日でクリスマスシーズンの終わりとして、クリスマスツリー等を燃やす。民間では、ヨーロッパに古くからあった[[立春]]の祭と習合した風習がみられる<ref>[http://www.actiblog.com/miu/2106 聖燭祭-キャンドルマス *聖母マリアの清めの日そしてクレープの日]</ref>。 |
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多くの地域でこの日をクリスマスシーズンの終わりとして、装飾品を取り外し、[[クリスマスツリー]]等を燃やす<ref>{{Cite book| 和書| author = ジェリー・ボウラー| title = 図説 クリスマス百科事典| year = 2007| publisher = 柊風舎| translator = 笹田裕子・成瀬俊一| others = 中尾セツ子 日本語版監修| isbn = 9784903530147 | pages = 129-130 | quote =キャンドルマス}}</ref>。民間では、ヨーロッパに古くからあった[[立春]]の祭と習合した風習がみられる<ref>[http://www.actiblog.com/miu/2106 聖燭祭-キャンドルマス *聖母マリアの清めの日そしてクレープの日]</ref>。また、[[ローマ教皇庁|ローマ]]に詣でた巡礼が[[ローマ教皇|法王]]より[[聖体]]を下賜される行事にならい、[[フランス]]の各家庭で[[クレープ]]が焼かれ、食される日でもある<ref>大森由紀子﹃フランス菓子図鑑 お菓子の名前と由来﹄99頁 世界文化社</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.france.fr/ja/news/article/2102_chandeleur|title=2月2日はクレープの日Chandeleur︵シャンドルール︶|website=France.fr|publisher=ExploreFrance|date=2021-02-02|accessdate=2024-02-01}}</ref>。
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== 脚注 == |
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== 関連項目 == |
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* [[主の迎接祭]] |
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* [[抱神者シメオン]] |
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* [[神殿奉献]] |
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[[Category:2月の記念日]] |
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[[Category:聖公会の祝日・斎日・記念日]] |
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[[Category:プロテスタントの祭日・記念日]] |
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[[Category:公現祭]] |
2024年1月31日 (水) 19:57時点における最新版
民間での関連行事[編集]
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