花田長太郎

花田 長太郎︵はなだ ちょうたろう、1897年7月6日 - 1948年2月28日︶は、将棋棋士。贈九段。関根金次郎十三世名人門下。北海道函館市出身。

人物

1925年に八段昇段。1935年に神田辰之助とともに﹁将棋革新協会﹂を設立、会長となる。翌年に将棋連盟と和解し第1期名人戦に再出場。木村義雄と僅差の争いをする。八段のみが参加する名人決定特別戦リーグでは互角だったものの、その他の八、七段戦で勝敗に差が開き、2位に甘んじる。1944年、第4期名人戦予備手合いでも木村に香平2番で連敗する。第7期名人戦の挑戦者決定戦の出場資格を得たものの、1948年2月28日に肝硬変のため50歳で死去。1962年に贈九段。

﹁寄せの花田﹂と謳われ、研究熱心な棋士として知られた。

昇段履歴

• 1914年 入門
• 1917年 四段
• 1925年 八段
• 1962年 九段（追贈）

著書

• 名人八段指将棋全集(7) 花田長太郎集（1929年、大森書房）
• 将棋新定跡（1930年、大阪屋號書店）
• 将棋大全集(3) 平手定跡篇 上（1930年、誠文堂）
• 将棋の急所 駒落篇（1937年、博文館）
• 将棋の急所 実戦篇（1941年、博文館）
• 将棋大衆講座(5) 平手相懸戦研究（金子金五郎、小泉兼吉との共著、1949年、泰文館）
• 平手将棋の新しい指し方（塚田正夫との共著、1952年、オクムラ書店）
• 平手将棋の新しい指し方（塚田正夫との共著、1954年、金園社）

関連項目

• 将棋棋士一覧
• 棋戦 (将棋)