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「覆刻」の版間の差分

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|独自研究=2015年3月26日 (木) 19:54 (UTC)

'''刻'''(ふっこく)とは、'''覆刻'''とも言い、一般的には、古籍等をなるべく原本に忠実に複製、刊行することを言う。複製本、リプリントとも言う。

|出典の明記=2015年3月26日 (木) 19:54 (UTC)

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''''''


復刻に対して、原版を用いた場合には、'''重刷'''または'''重印'''と呼んで区別している。

復刻に対して、原版を用いた場合には、'''重刷'''または'''重印'''と呼んで区別している。



木版本の場合、原本を版木に貼り付け、被彫(かぶせぼり)の手法によって版木を彫ったものを刻といい、この方法で作製された本を、'''覆刻本'''と言う。

木版本の場合、原本を版木に貼り付け、被彫(かぶせぼり)の手法によって版木を彫ったものを刻といい、この方法で作製された本を、'''覆刻本'''と言う。



現代では、「復刻」の字で表現することが多く、原本と紙質・大きさ・装、さらには誤字脱字までも全く同様に複製して作製したものを指して言うことが多い。

現代では、「復刻」の字で表現することが多く、原本と紙質・大きさ・装、さらには誤字脱字までも全く同様に複製して作製したものを指して言うことが多い。



但し、「'''影印版'''」のように、原本の本文のみを忠実に複製し、紙質・大きさ・装などは原本と異なっているものや、または注釈や解題を加えたもの等をも「刻本」と呼んでいることがある。

但し、「'''[[影印本|影印版]]'''」のように、原本の本文のみを忠実に複製し、紙質・大きさ・装などは原本と異なっているものや、は注釈や解題を加えたもの等をも「刻本」と呼んでいることがある。



被彫の手法によらず、原本をもとに新たに版を起こし出版することは、「'''重刊'''」または「'''[[重版]]'''」と呼び、時には'''[[翻刻]]'''ということもある。特に[[写本]]に基づいて[[刊本]]を出版することや、または[[唐本]]に基づいて和刻することを翻刻と呼ぶことが多い。

被彫の手法によらず、原本をに新たに版を起こし出版することは、「'''重刊'''」は「'''[[重版]]'''」と呼び、時には'''[[翻刻]]'''ということもある。特に[[写本]]に基づいて[[刊本]]を出版することや、は[[唐本]]に基づいて和刻することを翻刻と呼ぶことが多い。



現代では、写本や木版本などの古籍を[[活版印刷]]するような、本文の字句そのものだけを忠実に複製した複製本を翻刻本と呼ぶことが多い。広義には、これらの翻刻本も含め、あらゆる形式の複製本を指して刻本あるいは刻版と呼ぶこともある。

現代では、写本や木版本などの古籍を[[活版印刷]]するような、本文の字句そのものだけを忠実に複製した複製本を翻刻本と呼ぶことが多い。広義には、これらの翻刻本も含め、あらゆる形式の複製本を指して刻本あるいは刻版と呼ぶもある。



「複刻」と書くこともあるが、この用字はあて字である。

「複刻」と書くこともあるが、この用字はあて字である。



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[[Category:出版|ふつこく]]

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