谷謙二

谷 謙二︵たに けんじ、1971年 - 2022年8月︶は、日本の地理学者。博士︵地理学︶。GISソフトウェアである今昔マップやMANDARAの開発者。

経歴

1971年︿昭和46年﹀、愛知県に生まれる。愛知県立江南高等学校、名古屋大学文学部を経て、1999年︵平成11年︶3月、名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員、埼玉大学教育学部講師、同助教授、同准教授を経て、2019年︵平成31年︶4月、同教授となる。また、愛知学泉大学や明治大学などで非常勤講師を歴任したほか、東京大学空間情報科学研究センター客員研究員を務めた。日本地理学会や人文地理学会では代議員を務め、地理情報システム学会や経済地理学会にも所属した。学会では日本地理学会賞や日本地図学会特別賞など多数受賞した。

2012年7月に急性骨髄性白血病を発病し、骨髄移植を受け再発なく経過していたが、間質性肺炎を併発していた。2022年6月に急性増悪し、同年8月に死去した。

著作

• 『フリーGISソフトMANDARA10入門 : かんたん!オリジナル地図を作ろう』古今書院、2018年。
• 『MANDARA10パーフェクトマスター : フリーGISソフト』古今書院、2018年。

外部リンク

• KTGIS.net - 谷謙二の提供する地理情報システム（GIS）ソフトウェアや各種サービス、人文地理学研究の紹介
• Twitter（@ktgis） - Twitter：谷謙二/TANI Kenji
• 急性骨髄性白血病から間質性肺炎への日記(2012年7月～2022年8月) - 谷謙二の闘病記録。サイトへの本人写真掲載とTwitterプロフィール欄でのリンクから谷謙二氏の闘病記録であることがわかる。