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迷子石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

  ( | 稿)  20071120 () 07:46 UTC (: '''''''...')
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迷子石(まいごいし)とは、氷河によって削り取られた岩塊が、長い年月のうちに氷河の流れに乗って別の場所に運ばれ、氷河が溶け去った後に取り残された岩のこと。

多くの場合、その場所の地質とは異なる岩が不自然な形で留まるため、まるで誰かが意図的に置いたかのように見える。迷子石を調べることで、氷河がどのように存在したかが分かる。赤道付近の南アフリカのナミビアにある迷子石が、22億年前と6億年前に地球全体が厚い氷で覆われたというスノーボールアース(全球凍結)仮説の証拠のひとつとして挙げられる[1]。アメリカのワシントンDCにあるセントラルパークにも、芝生の上に迷子石が残されている。

出典・脚注

  1. ^ 『NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅 』NHK「地球大進化」プロジェクト編、2004年 NHK出版

関連項目