陰茎のソースを表示

{{redirect|ペニス|小説|ペニス (小説)|生殖器|男性器}}<!-- この記事は、要出典の内容が多く見受けられます。
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{{出典の明記| date = 2021年<span class="ltr">5</span>月}}
{{性的}}
{{半保護}}
{{Infobox 解剖学
| name=陰茎
| 画像1=[[画像:Penis-ja.svg|220px|男性器の断面図]]
| 画像2= 
| 画像説明1=ヒトの男性器の断面図
| 画像説明2=
| 英語=Penis
| ラテン語=Penis
| 器官=[[男性器]]
| 動脈=[[陰茎背動脈]]<br/>[[陰茎深動脈]]<br/>[[陰茎球動脈]]
| 静脈=[[浅陰茎静脈]]
| 神経=[[陰核背神経]]
}}
[[ファイル:Penis-cat.jpg|thumb|猫のペニス。{{ill2|陰茎棘|en|Penile spines}}が確認できる。生後6‐7月齢ほどで男性ホルモンによって陰茎棘ができる。そのため、去勢したオスでは男性ホルモンがなくなるため、陰茎棘が消滅する<ref>{{Cite web|和書|url=https://nekopedia.jp/male/ |title=雄猫の発情サイン♂♂ | 猫専門病院の猫ブログ nekopedia ネコペディア |access-date=2023-07-19 |date=2013-03-27 |language=ja}}</ref>。この棘は、ヒト科の中ではホモサピエンスだけ失われている<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.biglobe.ne.jp/trend/0427/toc_230427_3424412447.html |title=女は男の陰茎骨から生まれた？ 陰茎に棘の生えた人がいる？ 人類進化の珍説を天才・亜留間次郎が解説（2023年<span class="ltr">4</span>月<span class="ltr">25</span>日）｜BIGLOBEニュース |access-date=2023-07-21 |website=BIGLOBEニュース |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.nature.com/articles/nature09774 |title=Human-specific loss of regulatory DNA and the evolution of human-specific traits |access-date=2023-07-21 |last=McLean |first=Cory Y. |date=2011-03 |website=Nature |pages=216–219 |language=en |doi=10.1038/nature09774}}</ref>。]]
'''陰茎'''（いんけい、{{lang-en-short|Penis}}）は、[[男性器]]の一部で、[[体内受精]]をする動物の[[雄]]にあり、[[尿道]]が通り[[排尿#排尿体勢による分類|立位排尿]]等が可能で身体から常時突出しているか、あるいは突出させることができる生殖[[器官]]及び[[泌尿器科学|泌尿器]]である。[[性交|性交時]]等には[[勃起]]させ[[雌]]の[[生殖器]]等に挿入し、体内に[[精子]]を直接送りこむ際に用いられる[[性器]]（交接器）となる。特に[[外性器]]のうちのひとつ。

また、[[哺乳類]]では泌尿器を兼ね、[[精巣|睾丸]]や[[陰嚢]]の上部から突き出ている。陰茎を持つ動物では、雌にもそれに対応する構造が形成される例もあり、これは[[陰核]]と言う。

併せて、[[性同一性障害]]や[[トランスジェンダー]]や[[容貌|容姿]]の美観性を理由に、[[性別適合手術#MTF・女性自認者への性別適合手術|陰茎切除術]]を行うことがある<ref>{{Cite web|和書|url=https://kazuki-pc.com/menu/sex/ |title=性別適合手術　性別適合手術（GRS・SRS）の種類 |access-date=2023-10-01 |publisher=KAZUKIPRIVATE CLINIC}}</ref>。

== 動物の陰茎 ==
[[File:Penis asiatischer Elefant.JPG|サムネイル|300px|[[アジアゾウ]]の陰茎]]
体内受精する[[動物]]の多くが精子を雌の体内に注入するため、雌の体内に差し入れることのできる管状の構造を発達させており、これが'''陰茎'''である。体内受精であっても、精包を受け渡すなど、交尾をしない型もあるので、体内受精する動物のすべてのオスが持っているわけではない。

陰茎は雄性生殖巣の出口に位置し、そこから突出するか、必要な場合に突き出すことができる。生殖巣の出口は肛門と共通であるか、あるいはそれに近い所にある例が多いため、陰茎もそこにある場合が多い（脊椎動物や[[昆虫]]類）が、例外もある。例えば[[ミミズ]]類では体の前半、環帯より前の体節にあり、[[カタツムリ]]などでは体中央付近側面にある。

一つだけ持つ例も複数を持つ例もある。脊椎動物ではほ乳類や鳥類（あれば）や[[カメ]]は一本、同じ[[は虫類]]でも[[ヘビ]]や[[トカゲ]]は一対である。無脊椎動物では[[ウズムシ]]類や昆虫は一本、ミミズ類は複数対を持つ。

なお、[[線虫]]類では交尾の際に雌の体内に挿入する針状構造があるが、精子が内部を通り抜けるのではないので、陰茎とは言わず、「交尾針」と呼んでいる。
[[ファイル:Blue Whale Penis.jpg|thumb|アイスランドペニス博物館に展示されているシロナガスクジラの陰茎]]
* {{要出典範囲|[[有袋類]]の多くは二股に分かれた陰茎を持っている|date=2010年<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">7</span>日 (月) 11:11 (UTC)|}}。
* [[クジラ]]やイルカは陰茎の先を性交を楽にするためにある程度曲げることができる。
* [[哺乳類]]の最小の陰茎は[[ヨーロッパトガリネズミ]]の5mm、最大は[[シロナガスクジラ]]で2mを越える（勃起時のサイズは交尾時にしか観察できないため測定は困難）。
* [[鳥類]]で陰茎を持つのは[[ダチョウ目]]、[[シギダチョウ目]]と[[カモ科]]である。これらの陰茎は哺乳類と構造が異なり、[[総排泄孔]]壁の[[リンパ液]]での勃起による。{{要出典範囲|鳥類の中でも[[アフリカオタテガモ]]は体長の半分近くになる、体の大きさに対し全脊椎動物中最長の陰茎を持つ|date=2010年<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">7</span>日 (月) 11:24 (UTC)|}}。
* [[爬虫類]]の[[有鱗目 (爬虫類)|有鱗目]]は<span class="ltr">2</span>つの対になった[[半陰茎]]を持つ。
* [[魚類]]の[[交尾鰭]]や[[交接器]]は鰭が変化して生じた。
* [[昆虫]]の雄のペニスの相同器官は[[把握器]] (aedeagus) と呼ばれる。

== ヒトの陰茎 ==
{{性的|date=2019年<span class="ltr">8</span>月}}
[[File:Erectile dysfunction (Sexual dysfunction).jpg|サムネイル|300px|陰茎の模型（左が勃起時、右が通常時）]]
[[File:Erection.svg|サムネイル|300px|陰茎の図解（左が通常時、右が勃起時）]]
[[哺乳類]]の陰茎には、[[尿道]]が中を通っているのが特徴である。尿道には、[[精子]]を含む[[精液]]と、[[尿]]との両方が流れる。したがって、陰茎は、[[性器]]であると同時に[[泌尿器]]の働きを持っている。尿道の途中には[[弁]]があり、尿と精液が混ざり合うことはない。陰茎は、[[性行為]]の際に[[海綿体]]が充血して勃起することで[[膣]]に挿入可能な硬さを持つようになる。ヒトの陰茎には[[陰茎骨]]が無く非勃起時は柔軟である。

=== 構造と機能 ===
{{性的|date=2019年<span class="ltr">11</span>月}}
[[ファイル:Tanner scale-male.svg|thumb|280px|陰茎は男性器の[[タナー段階]]Iは思春期前・幼児型、<span class="ltr">II</span>で思春期に入るが陰茎はまだ幼児型、III・<span class="ltr">IV</span>で発達し、<span class="ltr">V</span>で成人型となる。]]
陰茎は、平常時は左右の[[脚]]の間の前方に懸垂する柔軟な器官で、普段は排尿に用いられ、また性的興奮[[性交]]時には[[勃起]]し、[[精液]]を[[射精]]する器官でもある。[[思春期]]に[[第二次性徴]]によって[[男性器]]の[[タナー段階]]IIIより陰茎が長くやや太くなり（陰茎の増大から約<span class="ltr">1</span>年後に陰茎基始部から[[陰毛]]が発生し始める、発生し始める時、男性器のタナー段階は成長に個人差があるため、IIIのままか<span class="ltr">IV</span>以降に成長しているかのどちらかとなる）、<span class="ltr">IV</span>で長く太くなり、[[陰茎亀頭]]が発達する。そして<span class="ltr">V</span>で成人型となる<ref name="oyama">{{Cite journal|和書|format=PDF|url=http://www.lib.yamanashi.ac.jp/igaku/mokuji/YNJ/YNJ3-1/image/YNJ3-1-003to008.pdf |title=<総説>思春期の発現 |author=大山健司 |journal=山梨大学看護学会誌 |volume=3 |issue=3 |year=2004 |pages=3-8 |naid=110006184827 }}</ref>。{{要出典範囲|完全にまっすぐな陰茎はまれであり、大抵上下左右いずれかの方向に曲がっている。大きく曲がっていても性交に支障はまずないが、45°を超えるようだと性交に支障を来たし、手術で矯正することがある|date=2013年<span class="ltr">8</span>月<span class="ltr">30</span>日|}}。{{See_also|ペイロニー病}}

=== 海綿体 ===
{{Main|海綿体}}
陰茎の内部には、左右<span class="ltr">1</span>対の陰茎[[海綿体]]と、その下側を通る尿道海綿体の、計<span class="ltr">3</span>本の海綿体が通っている<ref name="日野原・井村 (2008) p.xxx">{{Harvnb|日野原・井村|2008|p=}} {{要ページ番号|date=2019年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">1</span>日}}</ref>。<span class="ltr">2</span>本の陰茎海綿体は根部で左右に分かれ、陰茎脚を形成しており<ref name="日野原・井村 (2008) p.xxx" />、尿道海綿体は中に尿道が通っている<ref name="日野原・井村 (2008) p.xxx" />。海綿体は、体内の会陰部から陰茎の先端まで続いており、陰茎の大半を構成している。陰茎の先端まで続いているのは尿道海綿体であり、根側では尿道球部を、先端では[[陰茎亀頭|亀頭]]を形作っている<ref name="日野原・井村 (2008) p.xxx" />。海綿体は白膜と呼ばれる強靱な膜で包まれ、それを更に陰茎筋膜、浅陰茎筋膜が包み、その外が皮膚となっている<ref name="日野原・井村 (2008) p.xxx" />。

海綿体の内部は、蛇行する静脈洞が密集してスポンジ状になっており{{Sfn|日野原・井村|2008|p=291}}、[[副交感神経]]を通じて、[[陰茎深動脈]]からの血流が調節されている。性的興奮やその他の生理現象により、静脈洞への血流が多くなり、海綿体は血液で満たされて膨張して硬くなる。また、それと同時に海綿体表層部の導出静脈が圧迫・閉塞され、海綿体からの血液の流出が阻害される<ref name="日野原・井村 (2008) p.xxx" />。これにより、陰茎全体も膨張して硬く変化する。これを陰茎の[[勃起]]と呼ぶ。{{要出典範囲|勃起時に最も硬くなるのは陰茎海綿体であり|date=2010年<span class="ltr">6</span>月<span class="ltr">8</span>日 (火) 11:19 (UTC)|}}、精液通路（[[尿道]]径）の確保のため、尿道海綿体は比較的柔らかい。
{{See also|勃起}}

=== 亀頭 ===
[[陰茎亀頭|亀頭]]（きとう）とは、陰茎の先端部分のくびれ（[[カリ首|亀頭冠]]）から先の太さが違う一般的に[[ピンク色]]をした部分をいう。尿道海綿体が陰茎の先端で太くなっており、皮膚のすぐ内側にまで存在している。亀頭部の皮膚はそれ以外よりも薄く、尿道海綿体に癒合している。亀頭の皮膚、皮下には、感覚受容器が発達しており、性行為の際の摩擦に特に敏感である。亀頭は前述通り、タナー段階<span class="ltr">IV</span>より発育する。

亀頭の形状にも意味があり、前後運動の際、膣内に残されたほかの[[雄|オス]]や自身の古い精液を掻き出す働きを持つ。{{仮リンク|ゴードン・ギャラップ|en|Gordon G. Gallup}}博士による[[人工]]性器と[[コーンスターチ]]を使った実験では、くびれのないものの35%に対し、くびれたものでは90%以上を排出している<ref name="Elsevier_20030704">{{Cite web |date=2003-07-04 |title=The human penis as a semen displacement device |url=https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1090513803000163 |publisher=[[エルゼビア|Elsevier]] |website=The human penis as a semen displacement device, 24, 277-289 |accessdate=2019-10-01 }}</ref><ref>[http://www.ehbonline.org/article/S1090-5138(<span class="ltr">03</span>)00016-3/ The human penis as a semen displacement device] Evolution and Human Behavior, 24, 277-289 (July 2003)</ref><ref name="BBC_20030807">{{Cite news |date=2003-08-07 |title=Penis is a competitive beast |url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/3128753.stm |publisher=[[英国放送協会|BBC]] |newspaper=BBC News |accessdate=2019-10-01 }}</ref><ref name="X51_20030807">{{Cite web|和書|date=2003-08-07 |title=ペニスは形も重要、亀頭部分の役割に新説 米 |url=http://x51.org/x/03/08/0726.php |publisher=[[佐藤健寿]] |website=[[X51.ORG]] |accessdate=2019-10-01 }}</ref>。

=== 包皮 ===
{{main|陰茎包皮}}
亀頭以外の陰茎の皮膚は、陰茎内部の組織と癒合しておらず、容易に前後に移動することができる。これにより性交の際の前後運動を円滑に行うことができる。この皮膚を「[[包皮]]（ほうひ）」と呼ぶ。包皮には体毛は見られず<ref name="日野原・井村 (2008) p.xxx" />、また亀頭の近辺の包皮には皮脂腺が多く、これが恥垢となる<ref name="日野原・井村 (2008) p.xxx" />。小児の場合、亀頭は包皮に覆われているのが生理的に普通である。成長後も覆われたままで亀頭が露出しないものを「[[包茎]]（ほうけい）」と呼ぶ。
{{要出典範囲|動物（哺乳類）の多くでは、亀頭部分を保護する目的から、包茎ないし表皮の下に埋もれている事が常態で、勃起時にのみ突出する。[[シロナガスクジラ]]の陰茎は最大で約2mの長さを持つが、これは通常の遊泳時には<span class="ltr">S</span>字型に表皮下に収納されており、外部に露出していない。|date=2010年<span class="ltr">6</span>月|}}

=== 尿道 ===
尿道海綿体を通る[[尿道]]は、[[亀頭]]の下側を通り、陰茎の先端に達し、そこで体外とつながる（[[外尿道口]]）。尿道は骨盤内部で[[膀胱]]に接続されている。膀胱にたまっている[[尿]]は、尿道を通り、陰茎の先端から体外へ排泄される。

一方、精子の通り道は、[[精管]]の端の[[射精管]]が尿道に、膀胱を出たばかりの場所で接続されており、ここで尿道に合流する。この部位の尿道は、[[前立腺]]の中を貫通している。前立腺は、もうひとつの分泌腺である[[精嚢]]と同様、精液の成分のほとんどを分泌する腺で、尿道を通る際に分泌液が精子と混ぜ合わされ、受精に適した[[水素イオン指数|pH]]と[[粘度]]になった後、体外に射出される。

{{要出典範囲|尿の排泄は、膀胱の壁の筋の収縮によって起こる。精液の射出は、射精管、前立腺の壁の筋の収縮によって起こる。|date=2010年<span class="ltr">6</span>月|}}いずれも、これらを下腹部に力を入れて我慢する際には、陰茎よりも上流（内部）に相当する部位（尿生殖隔膜部）の尿道にある[[尿道括約筋]]を収縮させることで行われる。

[[勃起]]時には尿道が狭くなり尿の排泄が、不可能ではないにせよ困難となる。しかし射精時には[[尿道括約筋]]の働きにより尿の排泄が不可能となり、尿道は精液の専用通路に切り替わる。

=== 陰茎のサイズ ===
{{Main|ヒトの陰茎のサイズ}}
[[ヒト]]の陰茎の大きさは個人によって様々であるが、[[男性ホルモン]]の影響を強く受ける。統計的に陰茎長は[[精巣]]容積、[[BMI]]、総[[テストステロン]]値と有意な相関関係がある<ref>後藤景介　「前立腺癌診断時における陰茎長、精巣容積と予後の関係」題<span class="ltr">72</span>回広島医学会総会　2019年<span class="ltr">11</span>月<span class="ltr">24</span>日</ref>。

実測データとしては、[[乳幼児]]の頃は2cmから3cm程、引き伸ばした大きさ（ほぼ勃起時の大きさ）は約4cm程度。[[思春期]]開始時には4cm弱、引き伸ばした大きさは6cm程度で思春期を経て急速に発達し<ref>Shonfeld & [[:en:Gilbert Wheeler Beebe|Beebe]]. 1942, Journal of Urology, 48, 759-777</ref><ref>Feldman KW, Smith DW. Journal of Pediatrics. 1975; 86:395</ref>、成人では、平常時8cm、勃起時は報告によるが9.5cm{{Sfn|中村|1961}}、12.7cm{{Sfn|鬼塚|1996|pp=927}}などとされている。<!-- もう少し総括的もしくは海外文献も導入していきたいところ -->17歳くらいまでに陰茎の成長は停止するとされる<ref>Ponchietti R, Mondaini N, Bonafè M, Di Loro F, Biscioni S, Masieri L (February 2001). "Penile length and circumference: a study on 3,300 young Italian males". European Urology 39 (<span class="ltr">2</span>): 183–6.</ref>。

== 陰茎に関する疾患 ==
=== 小陰茎・小陰茎症 ===
{{Main|[[小陰茎症]]}}
小陰茎・小陰茎症 又は、マイクロペニス([[:en:Micropenis]]）とは遺伝子異常の[[クラインフェルター症候群]]<ref>野田泰照、岡大三、鄭則秀 ほか、[https://hdl.handle.net/2433/114682 再発性下腿潰瘍をきたした48XXYY Klinefelter症候群の<span class="ltr">1</span>例] 泌尿器科紀要 2002年<span class="ltr">48</span>巻<span class="ltr">1</span>号 p.17-19, {{hdl|2433/114682}}</ref>やホルモンバランスなどの影響で陰茎の平均サイズより著しく「小さい」又は「小さく」なる病気である。7cm未満の陰茎の場合に小陰茎と呼ばれる。患者の割合は成人男性の約0.6%を占める。マイクロペニスと診断された場合、治療が行われることもある。

=== 勃起不全 ===
{{Main|勃起不全|[[シルデナフィル|バイアグラ]]}}
ドイツ語で[[インポテンツ]]（Impotenz;略してインポ）。近年ではED (Erectile Dysfunction) とも呼ばれる。陰茎の[[勃起]]は、[[副交感神経]]に依存しており、[[末梢神経障害]]、心因性、[[脊髄]]損傷などで十分な勃起が起きなくなることがある。この勃起機能の低下を「[[勃起不全]]」という。[[ストレス (生体)|ストレス]]などで一時的に陥ることもあり、また[[糖尿病]]など特定の病気によってや、年齢を重ねるに従い勃起不全となる率も高くなる。勃起不全は<span class="ltr">40</span>〜<span class="ltr">70</span>歳の男性における有病率は<span class="ltr">50</span>％で、加齢により上昇する<ref name="メルクマニュアルB">{{Cite web|和書|author= Mark H. Beers, メルクマニュアル 第<span class="ltr">18</span>版 日本語版 |url= https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/03-%E6%B3%8C%E5%B0%BF%E5%99%A8%E7%96%BE%E6%82%A3/%E7%94%B7%E6%80%A7%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A9%9F%E8%83%BD%E9%9A%9C%E5%AE%B3#sec17-ch227-ch227c-243 |title=勃起機能不全 |publisher=Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A. |accessdate=2012-07-29}}</ref>。

=== 尿路感染症 ===
[[男性]]は、[[女性]]に比べて陰茎の分だけ尿道が長く（一般的に男性は十数<span class="ltr">cm</span>で、女性は4 cm前後である）、また[[肛門]]から外尿道口が離れているため、女性に比較して[[尿路感染症]]にかかりにくい。しかし、高齢になると、男性も[[前立腺肥大症]]になると膀胱に尿が貯留する傾向となるため尿路感染症にかかりやすくなる。一部の[[日和見感染]]以外は、起因菌は[[大腸菌]]である。反復感染する場合は、尿路系の先天性奇形の存在や、尿路異物の存在を疑う。

=== 陰茎折症（陰茎骨折） ===
{{Main|陰茎折症}}
勃起状態の陰茎に無理な力が加わると、海綿体を包んでいる[[白膜]]（陰茎海綿体薄膜）などが断裂する事があり、これを[[陰茎折症]]という{{Sfn|田中・盛岡|2001|p=59}}。

=== 陰茎癌 ===
{{main|陰茎癌}}

=== 尖圭コンジローマ ===
{{main|尖圭コンジローマ}}

=== 先天性奇形 ===
[[半陰陽]]や、[[尿道下裂]]などが知られる。

=== 包茎（真性包茎） ===
{{Main|包茎|割礼|包茎手術}}
包皮を反転させて亀頭を露出させることが不可能な場合を、「[[包茎]]（ほうけい）」あるいは「[[真性包茎]]（しんせいほうけい）」と呼ぶ。包皮の一部が亀頭に癒着していることや、亀頭先端を覆う包皮が狭い（包皮輪狭窄が起こっている）ために亀頭を通過させられないことが原因で起こる{{Sfn|小野江他|1984|pp=480-481}}<ref name="メルクマニュアル">[https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/03-%E6%B3%8C%E5%B0%BF%E5%99%A8%E7%96%BE%E6%82%A3/%E9%99%B0%E8%8C%8E%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E9%99%B0%E5%9A%A2%E7%96%BE%E6%82%A3/%E5%8C%85%E8%8C%8E%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E5%B5%8C%E9%A0%93%E5%8C%85%E8%8C%8E 包茎と嵌頓包茎]、メルクマニュアル、第<span class="ltr">18</span>版、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.</ref>。罹患率は0.6 - 3.7%{{Sfn|鬼塚|1996|pp=927}}、または<span class="ltr">15</span>歳の男性で8.6%{{Sfn|松野他|2007|p=1150}}。

==== 嵌頓包茎 ====
包皮輪狭窄が起こっている包茎には、平常時には包皮を反転させられる場合があるが、その結果、包皮の狭い部分が陰茎を絞扼し、亀頭が鬱血し、包皮を亀頭に被せられなくなることがある。このような症状を、「嵌頓（かんとん）」ないしは「[[嵌頓包茎]]（かんとんほうけい）」と呼ぶ場合もある。この場合、鬱血している部分が壊死する恐れがあるため、速やかに医療機関で処置を受ける必要がある。

==== その他 ====
平常時に亀頭が包皮に覆われているものの、勃起時に自然と亀頭が露出する、または手で容易に包皮を剥いたり亀頭に被せたりすることができる場合は、俗に「'''[[仮性包茎]]'''」などと美容外科業界などで呼ばれる{{Sfn|小野江他|1984|pp=480-481}}が医学用語ではなく、英語圏では単に"uncut"(割礼していない状態)と呼ばれる。また公的治療の対象ではない。公的治療対象となるのは病理学上の包茎（真性包茎）のみである。したがって診療上は「包茎」といった場合は「真性包茎」のみをさし、公的医療保険の対象となる。割礼を行わない成人男性の大半はこのような通常時亀頭が包皮に覆われた状態であり、通常、勃起や[[性交]]や射精に支障はなく治療の必要はなく、現に日本を始めとした多くの[[先進国]]で公的医療保険の対象となっていない。若い頃に包皮に覆われていない場合でも、老齢により陰茎が縮小し包皮が覆われる場合もある。また寒さや水泳後、運動後に陰茎からの血液減少により陰茎が一時的に縮小し、包皮が覆われる場合もある。

===== 包茎治療 =====
{{Main|包茎手術}}
包茎治療には外用コルチコステロイドと緩やかな伸長が有効であるが、包皮の環状切除が必要となることもある<ref name="メルクマニュアル" />。

包皮の環状切除は、勃起時に余る分の包皮を[[外科]]的に切除してしまい、亀頭を覆うことができないようにする包皮切除手術（[[割礼|包茎手術]]）である。成人型男性器（タナー段階の第<span class="ltr">5</span>段階）に達しても包皮が反転できるようにならず勃起時に陰茎に痛みを感じる場合、あるいは嵌頓状態になって戻らない場合には、[[外科]]的治療の対象となり、[[健康保険]]の適用対象となる。

その一方で、勃起の妨げとはならない場合や、成人型男性器に達する前（タナー段階の第<span class="ltr">1</span>〜<span class="ltr">4</span>段階の間）の治療や、単なるアンカット（俗に言う仮性包茎）の場合は、[[美容外科]]（美容整形）と同様に自由治療となり、健康保険は適用されない。

[[割礼]]は地域によって慣習的に行われているが、その意味においては[[根拠に基づく医療]]にはよらず、もっぱら宗教などに基づく風習的な面が強く、『[[スポック博士の育児書]]』では住んでいる地域で周囲が慣習的に行っている場合にのみ、将来的な子供間の被差別（いわゆる[[いじめ]]）などを回避する意味合いから施術を勧めている程度である。{{要出典|date=2018-07|特に発展途上国では不衛生な状態での包皮切除により重大な結果を招くことが多くあり、長年問題視されている。}}

== 陰茎の文化 ==
[[ファイル:Amulettes_phalliques_gallo-romaines_Musée_Saint-Remi_120208.jpg|thumb|ローマ時代[[ガロ・ローマ文化]]のお守り{{ill2|ファスキヌム|en|Fascinus}}、一番上のものは[[フィグ・サイン]]（manus fica）をした手と一緒になったもの]]
{{Main|ファルス (性)}}

=== 陰茎の隠語・卑語・俗称 ===
{{出典の明記|section=1|date=2016年<span class="ltr">5</span>月}}
古代からほぼ[[卑語]]や[[隠語]]として使われる。[[幼児語]]における[[隠語]]として「ちんちん（[[おちんちん]]）」「ちんぼこ（ぼこちん）」「ちんこ」「ちんぽ」「ぽこちん（ちんぽこ）」がある（カタカナ書きする事もある）。その一方で[[成年|成人]][[男性]]の陰茎を指す[[卑語]]としては「[[魔#仏教における「魔」|マラ（摩羅）]]」「[[息子#俗語|息子]]」「愚息」「竿（肉竿）」「肉棒」「[[ソーセージ]]/ウインナー」「モノ」「剛直」などがあるほか、各種漫画や文学作品においてはソーセージの他に[[バナナ]]などの棒状や円筒形状の物、[[オットセイ]]や[[ゾウ]]（サイズによっては[[マンモス]]）<ref group="*">男性器を指して「ゾウ」「マンモス」とした著名な作品の例としては[[クレヨンしんちゃん]]がある。</ref>等の動物が男性器を暗喩する場合もある。欧米では「ペニス」の発音は「ピニス」とされている。

[[民俗学]]関係では、[[女性器]]の[[外陰部]]を「女陰」と呼ぶのに対して、男性器の陰茎を「男根」、[[陰陽|陰陽思想]]では陽は男性を表すことから「陽根」と呼んでいる。また、大きな[[膣口]]の女陰を「[[巨陰]]」と呼ぶのに対して、大きな男根を「[[巨根]]」と呼んでいる。

=== 各地の男根信仰 ===
==== 抽象的シンボルとして ====
{{節スタブ}}<!--具体例などを要追記--><!-- この箇所はほぼ自明なので出典不要と思いますが、如何でしょうか。-->
ペニスは古来世界中で、子孫繁栄や[[エネルギー]]の[[シンボル]]としてさまざまな形で表現されてきた。

==== 日本における神事 ====
[[ファイル:Kanamara Matsuri.JPG|200px|thumb|金山神社のかなまら祭（神奈川県川崎市）]]
日本の一部の[[神社]]では主に[[五穀豊穣]]・[[子宝]]の神として、陰茎（ペニス）を[[神体|御神体]]としているところがある。また、陰茎を模った[[神輿]]などが繰り出される[[祭事]]も各地に存在していて、路傍でも[[道祖神]]が拝まれる。特に有名なのが、愛知県小牧市にある[[田縣神社]]（たがたじんじゃ）<ref>[https://web.archive.org/web/20011218181752/http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Circuit/8992/tagata.htm 参考サイト]{{リンク切れ|date=2019年<span class="ltr">10</span>月<span class="ltr">1</span>日}}</ref>で、毎年<span class="ltr">3</span>月<span class="ltr">15</span>日に行われる「豊年祭」では木でできた巨大な陰茎「大男茎型（おおおわせがた）」を神輿に乗せて練り歩き、当日は外国人も含め多くの観客が訪れる。

静岡県賀茂郡東伊豆町稲取の「どんつく神社」には、木製の巨大な陰茎を載せた神輿が鎮座している。この神社の名前自体が、陰茎で「どん」と「突く（つく）」ということに由来するものである。毎年<span class="ltr">6</span>月第<span class="ltr">1</span>火 - 水曜日の<span class="ltr">2</span>日間にかけて「どんつく祭」が開催され、前述の神輿が温泉街を練り歩く。

神奈川県川崎市の[[金山神社 (川崎市)|金山神社]]では、毎年<span class="ltr">4</span>月の第<span class="ltr">1</span>日曜日に「[[金山神社 (川崎市)#かなまら祭|かなまら祭]]」が開催されている。[[飯盛女]]たちが商売繁盛や[[性病]]避けの願掛けを行った[[江戸時代]]の「地べた祭」が元であるが、この祭自体は[[明治時代]]に入ってから寂れてしまったものの、1970年代になって「かなまら祭」として再興されたものである。陰茎を模った<span class="ltr">3</span>つの神輿が巡行し、毎年数多くの観光客が訪れている。

福岡県田川郡添田町の[[深倉峡]]には[[奇岩]]「男魂岩」があり、対岸の「女岩」との間が[[注連縄|しめ縄]]で結ばれている。<span class="ltr">11</span>月には「男魂祭」が開かれる。

他に[[男根信仰]]で有名な神社には、栃木県日光市と群馬県利根郡片品村の境にある[[金精神社 (日光市・片品村)|金精神社]]、和歌山県西牟婁郡白浜町の[[歓喜神社]]、山口県長門市[[俵山温泉|俵山]]の[[麻羅観音]]などがある。

==== 各地の風習 ====
{{節スタブ}}<!--他の地域の風習なども要追記-->
[[パプアニューギニア]]では主食である[[ヤム|ヤムイモ]]を人間の男と女に見立て、これで擬似的にセックスを表現する[[風習]]が存在している{{Sfn|国学院|2003|p=41}}。
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ファイル:Okkosan 3030665.jpg|神戸市[[西区 (神戸市)|西区]]裸石神社
ファイル:太陽公園P7110195.jpg|[[太陽公園]]
</gallery>

== 備考 ==
[[アイスランド]]には「[[アイスランドペニス博物館]]<ref>{{Cite web |title=The Icelandic Phallological Museum |url=http://www.phallus.is/ |publisher=[[:en:Icelandic Phallological Museum|The Icelandic Phallological Museum]] |website=official website |accessdate=2019-10-01 }}</ref>」という規模こそ小さいが、世界でも類を見ない陰茎のみをテーマにした博物館がある。同館の標本・陰茎の剥製コレクションは、アイスランドの陸海に住むほとんどの哺乳類を網羅し、なかでも<span class="ltr">23</span>種の鯨の陰茎を並べて示すという世界でも珍しい展示物がある。2011年<span class="ltr">1</span>月初旬に死亡した男性のペニスが標本化され、[[ホモ・サピエンス]]のペニスが博物館の所蔵品に加わることになった。

チャック・ベリーは「ロンドン・セッション」からシングルカットした「MYDING-A-RING」で初のチャート<span class="ltr">1</span>位を獲得したが、実はこの曲はペニスを歌っている。歌詞も進むにつれ露骨になってくる。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="*"}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}

== 参考文献 ==
; 書籍
* <!--おにづか-->{{Cite book |和書 |author=鬼塚卓弥 |date=1996-02-25 |title=形成外科手術書 実際編 |publisher=[[南江堂]] |edition=改訂第<span class="ltr">3</span>版 |ncid=BN1390043X |isbn=978-4-524-20159-4 |ref={{SfnRef|鬼塚|1996}} }}
* <!--おのえ-->{{Cite book |和書 |author1=小野江為則|author2=小林博|author3=菊地浩吉 編著|authorlink3=菊地浩吉 |date=1984-09 |title=病理学 |edition=第<span class="ltr">2</span>版 |publisher=[[理工学社]] |isbn=978-4-8445-5126-3 |ref={{SfnRef|小野江他|1984}} }}
* <!--こくがくいん-->{{Cite book |和書 |editor=国学院大学日本文化研究所 |date=2003-03-27 |title=日本の食とこころ─そのルーツと行方 |publisher=[[慶友社]] |isbn=978-4-87449-233-8 |ref={{SfnRef|国学院|2003}} }}
* <!--たなか-->{{Cite book |和書 |editor=田中啓幹・盛岡政明 |date=2001-06-10 |title=泌尿器科学ハンドブック |publisher=大学教育出版 |isbn=978-4-88730-449-9 |ref={{SfnRef|田中・盛岡|2001}} }}
* <!--まつの-->{{Cite book |和書 |editors=松野正紀（監修）、[[北島政樹]]・[[加藤治文]]・[[畠山勝義]]・北野正剛|date=2007-05-15 |title=Standard textbook 標準外科学 |edition=第<span class="ltr">11</span>版 |publisher=[[医学書院]] |isbn=978-4-260-00392-6 |ref={{SfnRef|松野他|2007}} }}
; 論文
* <!--なかむら-->{{Cite journal |和書 |author=中村亮 |date=1961 |journal=日本泌尿器科学会雑誌 |volume=52 |issue=2 |page=172 |naid=110003053045  |ref={{SfnRef|中村|1961}} }}
* <!--ひのはら-->{{Cite book |和書 |author1=日野原重明|authorlink1=日野原重明|author2=井村裕夫|authorlink2=井村裕夫|date=2008 |title=看護のための最新医学講座 |edition=第<span class="ltr">2</span>版 |publisher=[[中山書店]] |ncid=BA49398266 |ref={{SfnRef|日野原・井村|2008}} }}

== 関連文献 ==
* <!--フリードマン-->{{Cite book |和書 |author=デビッド・フリードマン<!--David M. Friedman. Wikipediaにページがあるのは別人です。--> |translator=井上広美 |date=2004-11-22 |title=ペニスの歴史―男の神話の物語 |publisher=[[原書房]] |isbn=978-4-562-03852-7 |ref={{SfnRef|Friedman|2004}} }}
* <!--ボナール-->{{Cite book |和書 |author1=マルク・ボナール<!--Marc Bonnard--> |author2=ミシェル・シューマン<!--Michel Schouman--> |translator=[[藤田真利子]] |date=2001-08 |title=ペニスの文化史 |publisher=[[作品社]] |isbn=978-4-87893-426-1 |ref={{SfnRef|Bonnard & Schouman|2001}} }}

== 関連項目 ==
{{Wiktionary|陰茎|男根|ペニス|penis}}
{{Commonscat|Penis}}
{{columns-list|2|
* [[女性器]]
* [[フォアダイス]]
* [[リンガ (シンボル)]]
* [[仮性包茎]]
* [[オナニー]]
* [[射精]]
* [[巨根]]
* [[男根期]]
* [[ペニスバンド]] - 女性用の陰茎の代替物。
* [[おちんちん]] - 陰茎（男性外性器）の幼児語。
* [[朝立ち (生理現象)]] - 寝起きに見られる陰茎の勃起現象。
* [[陽物崇拝]] - [[古代]]においては、陰茎は繁栄の[[象徴]]と見なされることが多くあった。[[ファルス (性)]]を参照。
* [[生殖器崇拝]]
* [[金精神]] - 陰茎の形をした御神体を祀った日本の神
* [[割礼]] - 幼少時に包皮を切除する儀式。アメリカなどの国や[[ユダヤ教徒]]・[[イスラム教徒]]が衛生上、または宗教上の理由で行っている。<!--[[国家社会主義ドイツ労働者党|ナチス]]は、ユダヤ人の判別を割礼跡で判別したともいわれる。-->
* [[去勢]]
* [[包茎手術商法]] - 包茎手術に高額な金銭を請求するトラブル
* [[ペニス増大]] - 陰茎の大きさを増大させる手法。
* [[:en:penis envy|penis envy]]
}}

{{生殖器系}}
{{Normdaten}}

{{DEFAULTSORT:いんけい}}
[[Category:陰茎|*]]
[[Category:泌尿器]]
[[Category:動物の雄の生殖系]]