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FLASH︵フラッシュ︶とは光文社発行の毎週火曜日発売︵合併号を除く︶の写真週刊誌である。創刊は1986年11月5日。同じジャンルの写真週刊誌﹃FOCUS﹄︵新潮社︶、﹃FRIDAY﹄︵講談社︶と共に﹁3F︵スリーエフ︶﹂︵創刊当初は﹃Emma﹄︵文藝春秋︶、﹃TOUCH﹄︵小学館︶と合わせて﹁3FET︵スリーエフイーティ︶﹂︶と呼ばれていた。
2008年3月25日発売号で創刊1,000号目を迎えた。
概要
創刊当初は﹁きちんと喜ぶ﹂﹁きちんと怒る﹂﹁きちんと哀しむ﹂﹁きちんと楽しむ﹂といったキャッチコピーを掲げ、萩原健一をイメージキャラクターに起用。当時の創刊を告知したテレビスポットCMでは、萩原が上述のコピーに加え﹁わたしは、この手の雑誌に、きちんとしてほしい﹂と語りかけていた。
現在も記事中に登場する、忍者装束に身を包んだイメージキャラクター的存在の﹁写写丸︵しゃしゃまる︶﹂は、やはり創刊当初からのものである。
2000年春より電子書籍販売サイト﹃Bitway-books﹄にてインターネットでの展開を開始。2005年より表紙デザインを一新しイメージチェンジを図る。FLASHのロゴをポップなものに変更し、担当の写真家を篠山紀信から松田忠雄へと変更した。
かつて光文社が発行していた﹁週刊宝石﹂の機能を統合して現在に至る。
また、不定期に発売される増刊号﹁FLASH EXCITING﹂は、2000年代に入りその内容の濃さで人気を博し、他社がこぞってEX系雑誌と呼ばれる類似誌を発売するようになった。しかし後発の類似誌に徐々に押され気味になり、2008年に休刊が決定した。
記事、グラビアでは女性タレントを必ず﹁クン﹂︵30歳以上は﹁サン﹂︶付けする。
ミスFLASH
週刊FLASHが実施しているミス・コンテストで2006年、同誌の創刊20周年を記念して創設された。
受賞者
●第1回︵2006年︶
●グランプリ 稲生美紀
●準グランプリ 吉原夏紀、ますきあこ
●審査員特別賞 山本由貴
※記念すべき初代はサンミュージック所属者がグランプリに。
●第2回︵2007年︶
●グランプリ 辰巳奈都子
●準グランプリ 谷麻紗美、吉田もも
※この年は特別賞なしという結果に。
●第3回︵2008年︶
●グランプリ 澤田友美
●準グランプリ 野田彩加
●審査員特別賞 かの夏帆
※プラチナムプロダクションが3度目の挑戦[1]でついに栄冠。北海道出身者としても雑誌系ミスコン初の快挙となった[2]。ちなみに発表は通巻1,001号目︵4月8日発売︶。
●第4回︵2009年︶
●グランプリ 柳本絵美
●準グランプリ 平有紀子、村上友梨
※前年より3ヵ月遅れての開催。大本命不在といわれる中、ヒラタオフィス所属者がグランプリを獲得したが、ファイナリスト10人の中に北海道出身者は一人もいなかった。
外部リンク
●FLASH ONLINE - インターネット版FLASH
●光文社 - FLASH出版元
脚注
(一)^ 第1回に菊地亜沙美、第2回に助川まりえが出場していたが、いずれも落選している。また、第4回は菜々緒がエントリーしていたが、惜しくも上位3名には選ばれず、2年連続の事務所連覇はならなかった。
(二)^ この直後にヤングジャンプ︵集英社︶の﹃セイコレ☆ジャパン﹄において、吉川このみがLadies編グランプリに選出。北海道出身者が雑誌系ミスコンを相次いで制覇するという珍事が発生した。