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イザベル・グラール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
この名前は、ポルトガル語圏の人名慣習に従っています。第一姓（母方の姓）はグラール、第二姓（父方の姓）はドラードです。
イザベル・グラール
Izabel Goulart
ランウェイをゆくグラール、2008年
プロフィール
生年月日 1984年10月23日
現年齢 39歳
出身地 ブラジルの旗 ブラジル
サンパウロ州サン・カルロス
公称サイズ（時期不明）
身長 / 体重 177 cm / ― kg
スリーサイズ 83 - 60 - 89 cm
単位系換算
身長 / 体重5′ 10″ / ― lb
スリーサイズ33 - 24 - 35 in
活動
デビュー 2004年
ジャンル ファッション
モデル: テンプレート - カテゴリ

マリア・イザベル・グラール・ドラード[1]︵Maria Izabel Goulart Dourado、“グラート”[2]あるいは“グーラート”[3]とも、1984年10月23日[4] - ︶は、ブラジル出身の女性ファッションモデル。

177センチメートル・83-60-89[5]。イタリア系ブラジル人[6]。下着ファッションブランド﹁ビクトリアズ・シークレット﹂の仕事が最も広く知られてきた[7]。2005年から2008年まで同ブランドの広告塔“エンジェル”の一員として活動、さらにスポーツイラストレイテッド誌の水着特集への登場や、マキシム誌の特集企画﹁ホット100﹂への登場などが注目の的となってきた[8]。

来歴[編集]

幼少期[編集]


ブラジル・サンパウロ州に出生[4]。極度の長身かつ痩せ身であったことから、幼少期には周囲の誰もから“キリン”と呼ばれ、いわく学校では嫌われ者で常に孤独な状態にあったという。高校時代は特に悲惨で、自身に話し掛けてくる男子は揃って自身ではなく友人目当てといった有り様で、浮いた話の当事者となることはついぞ無かったという。この時期については“激しく悲惨で孤独だった時代”とのちに述懐している。[9]

モデル業の始動[編集]


いわく、地元の町で母親と買い物をしていた最中に美容師からモデル業の道を勧められ、それに感化を受けたことからサンパウロへ移りモデル業を開始[4]。2004年の6月にさっそくサンパウロ・ファッションウィークに参加し、ファッションブランド﹁イオディス﹂のビキニを着けてランウェイを歩く運びとなった[10]。

ランウェイ脱衣事件[編集]


初のランウェイ仕事の現場となったそのサンパウロ・ファッションウィークは、自身のその後の経歴を通してたびたび言及を受けることとなる“赤面モノ”の事態に見舞われた現場でもあった。ショーの最中に衣服すなわちビキニが滑り落ち上半身が露出するというハプニングに見舞われ、それがブラジル国内の数多の新聞に取り上げられたことから、一種の狂騒状態を引き起こすに至り知名度が爆発的に上昇。数奇な形での“ロケットスタート”と事後に評された。[4]

ビクトリアズ・シークレット[編集]


2005年に﹁ビクトリアズ・シークレット﹂との契約を獲得[11]。ランウェイ方面での活躍から見い出されての3年契約で、ジゼル・ブンチェン、マリサ・ミラー、アドリアナ・リマ、ペトラ・ネムコバ、ならびにアレッサンドラ・アンブロジオなどの面々とともに同ブランドのショーにさっそく出場[4]。さらにその翌2006年に同ブランドの広告塔にあたる“エンジェル”の一員へ[10]。雑誌への露出など多種の活動と併行させつつ、それから2008年に至るまで“エンジェル”の役を務め上げた[12]。

雑誌[編集]


デビューの年にあたる2005年からというもの、フランス、ブラジル、オーストラリア、スペイン、米国、イギリス、メキシコ、日本など各国で﹃マリ・クレール﹄、﹃ヴォーグ﹄、﹃GQ﹄、﹃エル﹄、﹃エスクァイア﹄、﹃ローリング・ストーン﹄、﹃ハーパース・バザー﹄などの雑誌の表紙に登場[5]。わけてもブラジル版以外で初の﹃ヴォーグ﹄表紙経験となった2011年における日本版ヴォーグ誌︵3月号︶への登場は注目を集め、これを受けて﹁ビクトリアズ・シークレット﹂の二大巨頭と目されるアドリアナ・リマやアレッサンドラ・アンブロジオに並び立つ存在になり得るとする期待の旨を寄せた評もあった[13]。同年にはFHM誌の企画﹁世界で最もセクシーな女性100名﹂に名前が登場、レディー・ガガに次ぐ100位にランクイン[14]。

以後も、ブラジル版﹃エル﹄︵2012年︶・﹃ヴォーグ﹄︵2013年︶・﹃グラマー﹄︵2013年︶・﹃ハーパース・バザー﹄︵2014年︶・﹃マリ・クレール﹄︵2014年︶、スペイン版﹃ハーパース・バザー﹄︵2012年︶、フランス版﹃ロフィシェル﹄︵2012年︶、ギリシャ版﹃エル﹄︵2012年・2013年︶、ならびにメキシコ版﹃GQ﹄︵2013年︶などの雑誌の表紙に登場、ランウェイ方面でも﹁バルマン﹂、﹁ドルチェ＆ガッバーナ﹂、﹁ロベルト・カバリ﹂、﹁ロエベ﹂、﹁エマニュエル・ウンガロ﹂、﹁H&M﹂、ならびに﹁ビクトリアズ・シークレット﹂などのファッションブランドのショーに姿を見せている[5]。

私生活[編集]


フルネームは“マリア・イザベル・グラール・ドゥラード”(Maria Izabel Goulart Dourado)[15]。ニューヨーク在住[10]。ブラジル人の実業家と2006年頃から交際関係にある。それに関しては、婚約関係を示唆する報道もしばしば存在してきたものの、結婚の予定は持たない意向を2010年暮れ頃に自ら明かしている[16]。

出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 『＜08年春夏コレクション・モデル特集＞イザベル・グラール』 2007年12月15日 AFPBB News
  2. ^ 『イザベル・グラート - ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー2013が開催』 2013年11月14日 エル・ガール・オンライン
  3. ^ 『ヴィクトリアズ・シークレット新作グロスのキャンペーンにイザベル・グーラートが登場』 2006年6月16日 AFPBB News
  4. ^ a b c d e 『Izabel Goulart』 - アスクメン （英語）
  5. ^ a b c 『Izabel Goulart』 - ファッション・モデル・ディレクトリ （英語）
  6. ^ 『Izabel Goulart flirting with Marco Borriello in Ibiza』 2013年5月30日 イタリア版ヴォーグ （英語）
  7. ^ 『Izabel Goulart | Bikini eater | Girls We Love』 - FHM.com （英語）
  8. ^ 『86 Reasons To Celebrate Izabel Goulart’s 27th Birthday』 2011年10月23日 COED Magazine （英語）
  9. ^ 『Pop Tarts: Victoria's Scarring Secrets: Teased for Being Too Skinny』 2007年11月30日 フォックスニュース （英語）
  10. ^ a b c 『Izabel Goulart』 - ニューヨーク・マガジン （英語）
  11. ^ 『Veja o ensaio de Izabel Goulart para Victoria's Secret』 2011年8月16日 Terra Brasil （ポルトガル語）
  12. ^ 『Izabel Goulart Overdose』 2011年3月8日 COED Magazine （英語）
  13. ^ 『Izabel Goulart Is Going Global!』 2011年1月25日 COED Magazine （英語）
  14. ^ 『FHM's 100 Sexiest Women in the World 2011』 2011年5月5日 FHM.com （英語）
  15. ^ 『Izabel Goulart』 - EGO （ポルトガル語）
  16. ^ 『Izabel Goulart ainda não quer se casar』 2010年11月12日 CARAS （ポルトガル語）

外部リンク[編集]

ウィキメディア・コモンズには、イザベル・グラールに関連するメディアおよびカテゴリがあります。
ヴィクトリアズ・シークレットの歴代エンジェル〔モデル〕


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