出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
着こなし例
イートンジャケット(Eton jacket)
●イギリスの有名な学校﹁イートン・カレッジ﹂の制服として用いられる丈の短い上着、またはそれに似せたジャケットのこと。
●日本の学校制服の一種。カラーレスジャケットの形状で、主に濃紺色で児童・生徒用に用いられる。
ファッションとしての﹁イートンジャケット﹂[編集]
ラペル幅は広く、ウエストを絞った、ヒップの最上位ぐらいまで丈の短いジャケットで、前ボタンははめないならわしがある。イートンキャップ︵制帽︶、イートンカラー︵広い衿付き︶のシャツ、衿付きベスト、黒いネクタイ等と共に着用されることが多い[1]。
日本の学校制服界における﹁イートンジャケット﹂[編集]
日本の学校制服界では、衿が無い︵カラーレス︶ジャケットを﹁イートン服﹂﹁イートン型﹂﹁イートンタイプ﹂﹁イートンジャケット﹂と呼んでいる。主に男女小学生や女子中高生の通学服に採用されているが、男子中高生の制服に採用されている例もごく少数ながら存在する︵聖光学院等︶。また同じく少数であるが、女子事務員等企業の制服として用いられているケースもある。
昭和30年代に新しいタイプの通学服を広めるために、英国の名門学校であるイートン校の名を流用し名付けたといわれる[2][3]。
なお、被服学用語では﹁カラーレスジャケット﹂と呼ばれている︵ただし、これはイートンジャケットのみを指すのではなく、それも含めた衿のないジャケットの総称である︶。
出典・脚注[編集]
関連項目[編集]