エンデバー (企業)
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以前の社名 |
ウィリアム・モリス・エンデバー (2009年–2013年) WME-IMG (2013年–2017年) |
---|---|
種類 | 公開会社 |
市場情報 | NYSE: EDR |
業種 | タレント・エージェント |
前身 |
ウィリアム・モリス・エージェンシー エンデバー・タレント・エージェンシー |
設立 |
2009年 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ビバリーヒルズ |
本社 | |
主要人物 |
パトリック・ホワイトセル (Executive chairman) アリ・エマニュエル (CEO) |
売上高 | US$5.27 billion (2022) |
営業利益 | US$577 million (2022) |
利益 | US$321 million (2022) |
総資産 | US$12.50 billion (2022) |
純資産 | US$3.05 billion (2022) |
従業員数 | 7,700 (2021) |
子会社 |
IMG UFC WWE プロ・ブルライダーズ |
ウェブサイト |
www |
エンデバー・グループ・ホールディングス︵英語:Endeavor Group Holdings, Inc.、Endeavor、旧称はWilliam Morris Endeavor、WME-IMG、旧略称 WME︶は、アメリカ合衆国カリフォルニア州に本社を置く最大手エージェンシーの1つで、IMG、UFC、WWE、プロフェッショナル・ブルライダーズなどを傘下に持つ持株会社。
概要[編集]
1995年に設立されたエンデバー・タレント・エージェンシーを前身とし、2009年に4大エージェンシーの1つで世界最古のエージェンシーであるウィリアム・モリス・エージェンシーと合併してウィリアム・モリス・エンデバーとして設立された。 2014年に世界的スポーツエージェンシーのIMGを24億ドルで買収。2016年には総合格闘技団体のUFCをスポーツ史上最高額︵当時︶の買収額となる40億2500万ドルで買収した。社歴[編集]
1995年、前身のエンデバー・タレント・エージェンシーが設立。ウィリアム・モリス・エンデバー[編集]
2009年4月27日、創業100年以上の老舗タレント・エージェンシー、ウィリアム・モリス・エージェンシーと、エンデバー・タレント・エージェンシーが合併し、新会社ウィリアム・モリス・エンデバー︵WME︶を設立することが発表される[1]。 合併後直ぐに、エンデバー・タレント・エージェンシーの幹部だったアリ・エマニュエルとパトリック・ホワイトセルはWMEの共同CEOに就任すると[2]、取締役会長のジム・ウィアットを含むウィリアム・モリス・エージェンシーの元取締役と元従業員約100人を解雇し[3]、WMEの本社をカリフォルニア州ビバリーヒルズのエンデバー・タレント・エージェンシーのオフィスへ移転させた[4]。WME-IMG[編集]
2013年12月18日、シルバーレイク・パートナーズと共同でIMGを24億ドルで買収[5][6]。アリ・エマニュエルとパトリック・ホワイトセルがIMGの共同CEOに就任した。 2015年4月、プロフェッショナル・ブルライダーズを買収した。 2015年9月14日、ミス・ユニバース、ミスUSA、ミス・ティーンUSAを保有・運営するミス・ユニバース機構をドナルド・トランプから買収[7]。 2015年9月23日、ターナー・ブロードキャスティング・システムと提携して、eスポーツリーグのELeagueを設立することを発表した[8]。 2016年3月、日本のソフトバンクが2億5000万ドル︵約300億円︶を出資し、同社株8%を取得した[9]。 2016年7月9日、総合格闘技団体のUFCを、WME-IMGを筆頭とするシルバーレイク・パートナーズ、コールバーグ・クラビス・ロバーツ、MSDキャピタルの共同グループで、スポーツ史上最高額︵当時︶の買収額となる40億2500万ドル︵約4400億円︶で買収した[10][11]。エンデバー[編集]
2017年10月、WME-IMGを組織編成して企業名をEndeavorに変更した。アリ・エマニュエルがCEO、パトリック・ホワイトセルが取締役会長に就任した。 2021年4月28日、ニューヨーク証券取引所に新規株式公開︵IPO︶で上場した。上場収益の一部を使用してUFCの他の株主から17億ドルで株式を買い取り、UFCを完全子会社とした[12][13][14]。 2021年9月27日、スポーツベッティング事業のOpenBetを12億ドル︵約1330億円︶で買収した[15][16]。 2022年10月26日、ミス・ユニバース機構をJKNグローバル・グループへ売却した[17][18]。 2023年4月3日、EndeavorがWWEを株式交換方式で買収し、UFCとWWEを統合した新会社を設立することを発表した[19]。 2023年9月12日、UFCとWWEの統合完了および新会社TKOグループ・ホールディングスの設立が発表され、ニューヨーク証券取引所でTKOグループ・ホールディングスの上場セレモニーが行われた[20][21]。TKOグループ・ホールディングスの評価額は214億ドル︵約3兆1500億円︶、UFCの評価額は121億ドル︵1兆7800億円︶、WWEの評価額は93億ドル︵1兆3700億円︶と評価され[22]、株式はEndeavorが51%、残り49%をWWEの既存株主が保有する[23][24]。TKOグループ・ホールディングスのCEOにはアリ・エマニュエル、取締役会長にはWWEのビンス・マクマホン、社長兼COOにはEndeavorのマーク・シャピロが就任。UFCとWWEは別々の部門として運営され、UFCのダナ・ホワイト、WWEのニック・カーンが、それぞれ代表を継続して務める[25]。グループ会社[編集]
●エンデバーホスピタリティ/ライブイベント/チケット販売[編集]
●オン・ロケーション・エクスペリエンセス ●フリーズ・アート・フェア ●エキスポ・シカゴ ●アーモリー・ショータレント・エージェンシー[編集]
●WME ●IMG ●ディクソン・タレント ●ウォール・グループ ●グローバル・eスポーツ・マネージメント ●ラビノー・ヴェヒター・サンフォード&ジレット ●ロス・ユーン・エージェンシーブランディング/プロモーション/広告[編集]
●160 over 90 ●ワンダフル・ユニオン ●Learfield ●120スポーツ ●キャンパス・インサイダー ●ロングホーン・ネットワークムービー[編集]
●フィフス・シーズン ●ブルーム放送/出版[編集]
●エンデバー・ストリーミング ●Frieze ●アサイラム・エンターテイメント・グループ ●サード・コスト・コンテントスポーツ組織[編集]
●TKOグループ・ホールディングス ●UFC ●WWE ●プロフェッショナル・ブルライダーズ ●ユーロリーグ ●ELeague ●キャンプ・サマー・イーグル現在のクライアント[編集]
俳優・監督[編集]
●マイケル・ベイ ●ラッセル・クロウ ●J・J・エイブラムス ●リドリー・スコット ●ブライアン・シンガー ●クエンティン・タランティーノ ●ポール・トーマス・アンダーソン ●デンゼル・ワシントン ●クリント・イーストウッド ●リチャード・ギア ●ジャッキー・チェン ●エディ・マーフィ ●ジョン・トラボルタ ●フォレスト・ウィテカー ●ナタリー・ポートマン ●マーク・ウォールバーグ ●ウーピー・ゴールドバーグ ●セレーナ・ゴメス ●シャロン・ストーン ●ジョシュ・ホロウェイ ●スティーヴン・ソダーバーグ ●フランク・ダラボン ●クリー・サマーミュージシャン[編集]
●ショーン・コムズ ●エミネム ●ファットボーイ・スリム ●ザ・キラーズ ●ウィリー・ネルソン ●レーナード・スキナード ●ザ・ローリング・ストーンズ ●50セント ●スヌープ・ドッグ ●ブリトニー・スピアーズ ●カニエ・ウェスト ●PSY ●坂本龍一 ●X JAPAN ●YOSHIKI ●BABYMETAL ●ローラ過去のクライアント[編集]
●チャーリー・チャップリン ●マルクス兄弟 ●マリリン・モンロー ●フランク・キャプラ ●クラーク・ゲーブル ●ジュディ・ガーランド ●サミー・デイヴィスJr. ●エルヴィス・プレスリー ●ミルトン・バール ●リタ・ヘイワース ●スティーブ・マックイーン ●フランク・シナトラ ●アンディ・グリフィス ●キャサリン・ヘプバーン ●ジュリア・ロバーツ ●ケイト・ブランシェット ●ジャック・レモン ●ウォルター・マッソー ●キム・ノヴァク ●サニー&シェール ●ザ・ビーチ・ボーイズ ●サラ・ミシェル・ゲラー ●リチャード・エプカー ●デビッド・ケイ ●デイヴ・マロウ ●メル・ギブソン ●工藤夕貴 ●松田聖子 ●キャンディ・ミロ ●モーリス・ラマーシュ ●MIYAVI脚注[編集]
- ^ WMA, Endeavor approve mergerVariety 2009年4月27日
- ^ William Morris: It's a Takeover, Not a MergerL.A. Weekly 2009年5月27日
- ^ Layoffs in the William Morris-Endeavor MergerThe New York Times 2019年12月26日
- ^ WME Will Stay In Endeavor Headquarters Instead Of Moving To New Morris BuildingDeadline Hollywood 2009年10月9日
- ^ UPDATE: WME Brass Welcome IMG Staffers As Acquisition Deal ClosesDeadline Hollywood 2014年5月6日
- ^ 大手タレント事務所、米IMGをシルバーレークが買収ブルームバーグ 2013年12月19日
- ^ WME/IMG Acquires Miss Universe Organization From Donald TrumpVariety 2015年9月14日
- ^ Turner, WME/IMG Form E-Sports League, With TBS to Air Live EventsVariety 2015年9月23日
- ^ ソフトバンク、ハリウッド老舗芸能事務所に出資 ベン・アフレックさんら所属SankeiBiz 2016年3月24日
- ^ U.F.C. Sells Itself for $4 BillionThe New York Times 2016年7月11日
- ^ Dana White on $4 billion UFC sale: 'Sport is going to the next level'ESPN 2017年7月12日
- ^ 【UFC】UFCの親会社エンデバーが新規株式公開で5億ドル調達 ゴング格闘技 2021年4月30日
- ^ UFC owners at Endeavor raise $511 million during IPO as stock prices jump 5 percent on first day MMA Fighting 2021年4月29日
- ^ Report: Emmanuel mulling over UFC purchase prior to Endeavor IPO MMA PAYOUT 2021年3月25日
- ^ サイエンティフィック・ゲームズ 約1,330億円でグローバルスポーツベッティング部門を売却Inside Asian Gaming 2021年9月28日
- ^ Endeavor to Buy OpenBet Sports-Gambling Company for $1.2 BillionVariety 2021年9月27日
- ^ タイのトランスジェンダー事業家、「ミスユニバース大会」2000万ドルで買収中央日報 2022年10月27日
- ^ JKNグローバル・グループ(JKN Global Group)、IMGよりミス・ユニバース機構(The Miss Universe Organization)を買収ドリームニュース 2022年10月27日
- ^ 米総合格闘技団体UFCの親会社、プロレス団体WWEを統合ロイター 2023年4月4日
- ^ WWE, UFC Officially Merge to Form TKO Group, New Stock to Start TradingVariety 2023年9月12日
- ^ UFC, WWE officially combine under TKO umbrellaESPN 2023年9月12日
- ^ Merger between UFC, WWE closes, creating powerhouse new entity that reaches a billion fans a yearYahoo!Sports 2023年9月13日
- ^ “WWE、UFCの親会社エンデバー社に推定93億ドルで買収される WWEとUFCが統合企業に - プロレス : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年4月5日閲覧。
- ^ “格闘技UFCとプロレスWWE合併へ 世界2位のスポーツエンタメ企業に | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)”. forbesjapan.com. 2023年4月5日閲覧。
- ^ Endeavor: WWE-UFC Merger ‘Crystallizes’ Value of Entertainment Franchises, Combo to Yield up to $100 Million Cost SavingsVariety 2023年4月3日