ウィルフレッド・ルーカス
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Wilfred Lucas ウィルフレッド・ルーカス | |
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生年月日 | 1871年1月30日 |
没年月日 | 1940年12月5日(69歳没) |
出生地 |
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死没地 |
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職業 | 俳優、映画監督、脚本家 |
ジャンル | 舞台、サイレント映画、トーキー |
活動期間 | 1890年代 – 1940年 |
配偶者 |
ベス・メレディス (1917年 - 1927年離婚) シルヴィア・M (1927年 - 不明) |
著名な家族 | ジョン・メレディス・ルーカス (ベスとの子) |
ウィルフレッド・ルーカス︵Wilfred Lucas, 1871年1月30日 - 1940年12月5日︶は、カナダ出身のアメリカ合衆国の俳優、映画監督、脚本家である[1]。
人物・来歴[編集]
1871年1月30日、カナダのオンタリオ州に生まれる[1]。 1890年代の初め、カナダで22歳で俳優としての初舞台を踏む[1]。のちにアメリカ合衆国ニューヨーク市に渡り、1904年︵明治37年︶にブロードウェイの舞台を踏む。1908年︵明治41年︶、アメリカン・ミュートスコープ・アンド・バイオグラフ︵バイオグラフ・スタジオ︶に俳優として入社、D・W・グリフィス監督の短篇映画﹃メキシコ人の筈打ち刑﹄に主演して映画デビューを果たす[1]。1912年︵明治45年︶にはグリフィスとの共同監督として An Outcast Among Outcasts を演出、監督業にも進出する[1]。 1917年︵大正6年︶、女優のベス・メレディスと結婚、1918年︵大正7年︶には、ユニヴァーサル・フィルム・マニュファクチュアリング・カンパニー︵現在のユニバーサル・ピクチャーズ︶の子会社・ブルーバード映画で、ヴァイオレット・マースロウを主演に﹃馬上の花﹄を妻のベスと共同監督し、モンロー・ソールズベリーを主演に﹃赤き赤き心﹄を監督[1]、同2作は日本でも公開された[2]。1919年︵大正8年︶5月1日、妻ベスとの間に長男ジョンが生まれる[3]。 1927年︵昭和2年︶、妻ベスと離婚、シルヴィア・Mという女性と再婚する[1]。ベスはジョンを連れて1929年︵昭和4年︶にマイケル・カーティスと再婚、ジョンはカーティスの養子となった[3]。 1940年︵昭和15年︶12月5日、カリフォルニア州ロサンゼルス市に死去した[1]。満69歳没。同市内のパインズ・クレマトリー会堂に眠る[4]。ベスとの子ジョンは長じて﹃スタートレック﹄等の監督・脚本家ジョン・メレディス・ルーカスとなった[3]。おもなフィルモグラフィ[編集]
特筆のないものは出演作である[1]。
●﹃メキシコ人の筈打ち刑﹄︵別題﹃メキシコ人の長手袋﹄︶ The Greaser's Gauntlet : 監督D・W・グリフィス、1908年 - 主演
●The Spanish Gypsy : 監督D・W・グリフィス、1911年
●The Two Paths : 監督D・W・グリフィス、共演ドロシー・バーナード、1911年
●The Primal Call : 監督D・W・グリフィス、共演ブランチ・スウィート、1911年
●Love in the Hills : 監督D・W・グリフィス、共演ブランチ・スウィート、1911年
●The New Dress : 監督D・W・グリフィス、共演ブランチ・スウィート、1911年
●A Sister's Love : 監督D・W・グリフィス、共演ブランチ・スウィート、1912年
●An Outcast Among Outcasts : 1912年 - D・W・グリフィスと共同監督︵初監督作︶
●With the Enemy's Help : 共演ブランチ・スウィート、1912年 - 監督
●A Sailor's Heart : 共演ブランチ・スウィート、1912年 - 監督・脚本・主演
●Pirate Gold : 1913年 - 監督
●The Speed Kings : 主演ロスコー・アーバックル、1913年 - 監督
●Fatty's Day Off : 主演ロスコー・アーバックル、1913年 - 監督
●A Quiet Little Wedding : 主演ロスコー・アーバックル、1913年 - マック・セネットと共同監督
●A Misplaced Foot : 主演ロスコー・アーバックル、1914年 - 監督
●The Trey o' Hearts : 主演クレオ・マディソン、1914年 - ヘンリー・マックレイと共同監督
●﹃イントレランス﹄ Intolerance : 監督D・W・グリフィス、1916年
●Jim Bludso : 1917年 - トッド・ブラウニングと共同監督および主演
●A Love Sublime : 1917年 - トッド・ブラウニングと共同監督および主演
●Hands Up! : 1917年 - 監督
●﹃馬上の花﹄ Morgan's Raiders : 主演ヴァイオレット・マースロウ、1918年 - ベス・メレディスと共同監督
●﹃赤き赤き心﹄ The Red, Red Heart : 主演モンロー・ソールズベリー、1918年 - 監督
●﹃続篇ターザン﹄ The Romance of Tarzan : 主演エルモ・リンカーン、1918年 - 監督
●﹃開拓の勇者﹄︵別題﹃西部の人々﹄︶ The Westerners : 監督エドワード・スローマン、1919年
●﹃歓楽の女﹄ A Woman of Pleasure : 監督ウォーレス・ウォースリー、1919年
●﹃女は何を望むか﹄︵別題﹃女と虚栄﹄︶ What Every Woman Wants : 監督ジェス・D・ハンプトン、1919年
●﹃勝手口から﹄ Through the Back Door : 監督アルフレッド・E・グリーン / ジャック・ピックフォード、1921年
●﹃ケンタッキー・ダービー﹄ The Kentucky Derby : 監督キング・バゴット、1922年
●﹃血と肉﹄ Flesh and Blood : 監督アーヴィング・カミングス、1922年
●﹃死線を越えて﹄ Across the Dead Line : 監督ジャック・コンウェイ、1922年
●﹃情熱地獄﹄ Paid Back : 監督アーヴィング・カミングス、1922年
●﹃身代り花形﹄︵別題﹃美しき虚言者﹄︶ The Beautiful Liar : 監督ウォーレス・ウォースリー、1922年
●﹃町の英雄﹄ Heroes of the Street : 監督ウィリアム・ボーディン、1922年
●﹃金色の野に立つ女﹄ The Girl of Golden West : 監督エドウィン・カリュー、1923年
●﹃舞踊王国﹄ Jazzmania : 監督ロバート・Z・レナード、1923年
●﹃彼女の払った償﹄ The Price She Paid : 監督ヘンリー・マックレイ、1924年
●﹃人気娘大当たり﹄ Girls Men Forget : 監督モーリス・キャンベル、1924年
●﹃ネヴァダ颪﹄ North of Nevada : 監督アルバート・S・ロージェル、1924年
●﹃追ひっめられて﹄ Cornered : 監督ウィリアム・ボーディン、1924年
●﹃必勝の意気﹄ Racing For Life : 監督ヘンリー・マックレイ、1924年
●﹃ドロシー・ヴァーノン﹄ Dorothy Vernon of Haddon Hall : 監督マーシャル・ニーラン / メアリー・ピックフォード、1924年
●﹃玉を抱いて罪あり﹄Daughters of Pleasure : 監督ウィリアム・ボーディン、1924年
●﹃愁ひの明星﹄ The Wife Who Wasn't Wanted : 監督ジェームズ・フラッド、1925年
●﹃国なき人﹄ As No Man Has Loved : 監督ローランド・V・リー、1925年
●﹃殺人街﹄ Those Who Dance : 監督ウィリアム・ボーディン、1930年
●﹃マダム・サタン﹄ Madam Satan : 監督セシル・B・デミル、1930年
●﹃アリゾナ怪盗異聞﹄ The Arizona Kid : 監督アルフレッド・サンテル、1930年
●﹃五十年後の世﹄ Just Imagine : 監督デイヴィッド・バトラー、1930年
●﹃躍る幽霊﹄ The Galloping Ghost : 監督B・リーヴス・イーソン / ベンジャミン・H・クライン、1931年
●﹃極楽二人組﹄ Pardon Us : 監督ジェイムズ・パロット、1931年
●﹃間諜X27﹄ Dishonored : 監督ジョセフ・フォン・スタンバーグ、1931年
●﹃劇場王ブラウン﹄ The Tenderfoot : 監督レイ・エンライト、1932年
●﹃霧笛の波止場﹄ I Cover the Waterfront : 監督ジェームズ・クルーズ、1933年
●﹃猛獣師クライド﹄ The Big Cage : 監督カート・ニューマン、1933年
●﹃怪人ブリーン博士﹄ The Sphinx : 監督フィリップ・E・ローゼン、1933年
●﹃暁の襲撃﹄ California Mail : 監督ノエル・スミス、1936年
●A Chump at Oxford : 監督アルフレッド・J・ゴールディング、1940年