オクラトキシン

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ochratoxin (Penicillium)  (Aspergillus) ABCTAA. ochraceusA. ochraceus 

特徴[編集]


ABCTA4

A (C20H18ClNO6) CAS number 303-47-9 [1]

B (C20H19NO6) CAS number 4825-86-9

C (C22H22ClNO6) CAS number 4865-85-4

TA (C20H18ClNO7) CAS number C53011-67-9

403.82

[]


1965Scott調Aspergillus ochraceus 

[]




Penicillium[2]
300.8

P. verrucosum - 

()

Aspergillus
湿

A. ochraceus A. ochraceus 108

A. carbonarius - ()

A. niger 使[3]

[]


[4]A[5]

DNARNA35α
  • オクラトキシンAはCに比べて、毒性が強い。
  • オクラトキシンBは障害は主として肝臓と腎臓に現れる。
  • イヌブタは感受性が高く、ラットマウスは低い。
  • 母乳経由で乳児にも移行する。

各種動物種におけるオクラトキシンA の半数致死量 (LD50) 値[編集]

  • LD50 値(mg/kg・体重) 種
  • 経口投与 腹腔内注射 静脈注射
    • マウス 46 - 58 22 - 40 26 - 34
    • ラット 20 - 30 13 13
    • ラット(新生) 3.9
    • イヌ 0.2
    • ブタ 1
    • ニワトリ 3.3
各種動物種におけるオクラトキシンA のLD50値、(食品安全委員会資料より引用)
経口投与 腹腔内注射 静脈注射
マウス 46 - 58 22 - 40 26 - 34
ラット 20 - 30 13 13
ラット(新生) 3.9
イヌ 0.2
ブタ 1
ニワトリ 3.3

反芻動物[編集]


Aα[6]

[]


尿尿尿尿BUN尿

[]


1969

[]


2004200623970調EU2

 (EU) 
 0.5 μg/kg

 10 μg/kg

 3 μg/kg

 5 μg/kg

 5 μg/kg

 10 μg/kg

 2 μg/kg

 30μg/kg

[]



脚注[編集]

  1. ^ * Sicherheitsdatenblatt der Firma Sigma-Aldrich Ochratoxin A from Aspergillus ochraceus
  2. ^ 堀江義一、「オクラトキシン生産菌について」 『マイコトキシン』 1983年 1983巻 18号 p.2-5 , doi:10.2520/myco1975.1983.18_2, 日本マイコトキシン学会
  3. ^ 小野裕嗣ほか、黒麹菌のオクラトキシンA産生能について 日本農藝化學會誌 69(臨時増刊) pp.116 19950705 社団法人日本農芸化学会, NAID 110002789334
  4. ^ 高鳥浩介 、相原真紀、小西良子、食品危害真菌とマイコトキシン規制の現状と今後 (PDF) 国立医薬品食品衛生研究所報告第124号, 2006, 21-29
  5. ^ 鈴木孝昌, 小原有弘 ほか、「バルカン腎症の原因物質としてのアリストロキア酸およびオクラトキシンA」『日本環境変異原学会大会プログラム・要旨集』 2009年 38巻 p.140, NAID 110007522299, 日本環境変異原学会
  6. ^ Karl Hult, Anna Teiling and Sten Gatenbeck, Degradation of Ochratoxin A by a Ruminant Appl Environ Microbiol. 1976 September; 32(3): 443-444

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]