ガース・ジェニングス
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ガース・ジェニングス | |
---|---|
生誕 |
1972年3月4日(52歳) イギリス・ロンドン |
国籍 | イギリス |
職業 |
映画監督 脚本家 映画プロデューサー 俳優 作家 |
ガース・ジェニングス︵英: Garth Jennings、1972年3月4日 - ︶は、イギリスの映画監督、脚本家、映画プロデューサー、俳優、作家である[1]。監督作品には、﹃銀河ヒッチハイク・ガイド﹄﹃リトル・ランボーズ﹄﹃SING/シングシリーズ﹄などがある。制作会社Hammer & Tongsを共同設立した。
経歴[編集]
5歳の時に﹃スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望﹄に影響され、11歳の頃父の友人が売っていたビデオカメラを使って友人と﹃ランボー﹄のような映画を作り始めたことをインタビューで語っている[2]。後にセント・マーチン芸術大学に入学したジェニングスは、後に共同作業者となるニック・ゴールドスミスとドミニク・ラングに出会い、1993年、制作会社Hammer & Tongsを設立した[2]。この制作会社は、主にミュージックビデオの演出や脚本を担当していた[3][4][5]。レディオヘッドの楽曲﹁Lotus Flower﹂のミュージックビデオで、ジェニングスは第54回グラミー賞にノミネートされた。 ジェニングスは、ダグラス・アダムズ原作の同名のメディア・フランチャイズの過去の作品を基にした2005年のSFコメディ映画﹃銀河ヒッチハイク・ガイド﹄など、数多くの映画を監督した[4]。 サッチャー政権下の英国の黎明期の夏を舞台にした﹃リトル・ランボーズ﹄は、﹃ランボー﹄に触発されたアマチュア映画を作ろうとする2人の男子学生の青春物語である。本作は2007年1月22日に2007年サンダンス映画祭でプレミア上映された[6]。その後、ニューポート・ビーチ映画祭、シアトル国際映画祭、トロント国際映画祭、グラスゴー映画祭などで上映された[7]。本作は、第51回BFIロンドン映画祭でも上映された。﹃リトル・ランボーズ﹄は、2008年4月4日に英国で公開され、同年5月2日に米国で限定公開された[8]。 2014年1月、ジェニングスがユニバーサル・ピクチャーズとイルミネーションのため、コメディアニメ映画の脚本と監督を務めることが発表された[9]。その結果、2016年12月に﹃SING/シング﹄が公開された[10]。また、バスター・ムーンの事務員として働く高齢のイグアナ、ミス・クローリーの声も担当した[11]。続編のタイトルは﹃SING/シング2﹄で、2021年12月22日の公開を予定している。 2018年、ジェニングスは﹃マダム﹄という短編映画を監督・脚本・共同制作した。本作の舞台は、エレガントな老婦人が暮らすパリの豪邸。そしてその女性の中にはモンスターが住んでいる。作品[編集]
出演映画[編集]
- ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年)ファン・デッド・ゾンビ 役
- 銀河ヒッチハイク・ガイド(2005年)フランキー・マウス 役(声の出演)
- ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-(2007年)クラック・アディクト 役
- ファンタスティック Mr.FOX(2009年)ビーンの息子 役(声の出演)
- ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年)パブの男5 役
- SING/シング(2016年)ミス・クローリー 役(声の出演)
- カム・トゥギャザー: ファッションピクチャー・イン・モーション(2016年)フリッツ 役
- ひと目惚れの恋(2017年)ミス・クローリー 役(声の出演)
- ペット2(2018年)ハムスター 役(声の出演)
- SING/シング2(2021年)ミス・クローリー 役(声の出演)
監督映画[編集]
公開年 | タイトル邦題 / 原題 | 役職 | 備考 |
---|---|---|---|
2005 | 銀河ヒッチハイク・ガイドThe Hitchhiker's Guide to the Galaxy | 監督 | |
2008 | リトル・ランボーズSon of Rambow | 監督、脚本 | |
2016 | SING/シングSing | ||
2018 | マダムMadame | 監督、脚本、制作 | 短編作品 |
2021 | SING/シング2Sing 2 | 監督、脚本 |
監督ミュージック・ビデオ[編集]
公開年 | タイトル | アーティスト |
---|---|---|
1997 | Hit | The Wannadies |
Bentley's Gonna Sort You Out | Bentley Rhythm Ace | |
Help the Aged | Pulp | |
1998 | A Little Soul | |
Cancer for the Cure | Eels | |
Last Stop: This Town | ||
The Flipside | Moloko | |
1999 | Coffee And TV | Blur |
Pumping on Your Stereo | Supergrass | |
Right Here, Right Now | Fatboy Slim | |
Summertime Blues | Guitar Wolf | |
2000 | Theme from Gutbuster | Bentley Rhythm Ace |
Disillusion | Badly Drawn Boy | |
2001 | Pissing in the Wind | |
Imitation Of Life | R.E.M. | |
2002 | Lost Cause | Beck |
2005 | Hell Yes | |
Low C | Supergrass | |
2007 | Nude | Radiohead |
2008 | A-Punk | Vampire Weekend |
2009 | Cousins | |
2011 | Lotus Flower | Radiohead |
2013 | Ingenue | Atoms For Peace |
脚注[編集]
出典[編集]
(一)^ “Garth Jennings - Biography - IMDb”. web.archive.org (2017年3月31日). 2021年5月31日閲覧。
(二)^ ab“Director Garth Jennings Switches to a New Beat With ‘Sing’ | Variety”. web.archive.org (2017年3月31日). 2021年5月31日閲覧。
(三)^ Jennings, Garth (2010年12月12日). “Garth Jennings: Kanye killed my video” (英語). the Guardian. 2021年5月31日閲覧。
(四)^ abHubert, Andrea (2008年3月29日). “Boys in the mud” (英語). the Guardian. 2021年5月31日閲覧。
(五)^ “Internet picks of the week” (英語). the Guardian (2011年3月12日). 2021年5月31日閲覧。
(六)^ “2021 Sundance Film Festival” (英語). festival.sundance.org. 2021年5月31日閲覧。
(七)^ Son of Rambow (2007) - IMDb 2021年5月31日閲覧。
(八)^ Son of Rambow (2007) - IMDb 2021年5月31日閲覧。
(九)^ Team, The Deadline (2016年4月6日). “‘How The Grinch Stole Christmas’ Moves Off ‘Justice League’ Date – Update” (英語). Deadline. 2021年5月31日閲覧。
(十)^ Idelson, Karen (2016年12月20日). “Director Garth Jennings Switches to a New Beat With ‘Sing’” (英語). Variety. 2021年5月31日閲覧。
(11)^ Felperin, Leslie (2016年9月11日). “‘Sing’: Film Review | TIFF 2016” (英語). The Hollywood Reporter. 2021年5月31日閲覧。
外部リンク[編集]
- Garth Jennings(@GarthJennings) - Twitter
- Garth Jennings - IMDb(英語)