コロッケパン
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コロッケパンとは、パンの間にコロッケを挟んだ調理パンのこと。
使用されるパンは、食パン、バンズ、コッペパンなど各種ある。中身も各種あるが、一般的にはウスターソースをつけたポテトコロッケを使用し、添え物にキャベツの千切りが入っていることが多い。ウスターソースに加えてマヨネーズも使用されることがある。
ブローチェ・クロケットの例
マック・クロケット
ブローチェ・クロケット︵オランダ語: Broodje Kroket︶は、オランダ料理の一種で、クロケットをパン︵カイザーロール︶に挟んだサンドイッチ[5]。
オランダ、ベルギー、キュラソー島のマクドナルドではマック・クロケットという名称で、クロケットとディジョンマスタードソースをハンバーガーバンで挟んだサンドイッチを販売している。オランダではマクドナルドが出店したときから既にマック・クロケットが提供されており、一時期メニューから消えていたが、1999年に再導入され以降は販売が続いている。
歴史[編集]
コロッケパンを考案した店、製パン業者がいずれであるのか、確認できるような文献、記録は発見されていない[1]。 東銀座の精肉店﹁チョウシ屋﹂︵1927年︵昭和2年︶創業︶は、肉屋としてコロッケを初めて売りに出したとされるが[2]、コロッケの販売と同時にコロッケパンも販売している[3]。チョウシ屋のコロッケパンはコッペパンのものと食パン2枚でコロッケを挟んだものとがある[3]。みしまコロッケパン[編集]
日本の静岡県三島市はジャガイモ︵メークイン︶の﹁三島馬鈴薯﹂が特産品である。2007年に市民が農作物関係者で結成した﹁みしまコロッケの会﹂の活動によって、﹁みしまコロッケ﹂は有名になった。三島市内の製パン会社グルッペ・石渡食品は、そのみしまコロッケを用いて﹁みしまコロッケパン﹂を製作。みしまコロッケパンは第3回︵2012年︶日本全国ご当地パン祭りで1位を獲得し、人気商品となっている[4]。ブローチェ・クロケット[編集]
関連項目[編集]
出典[編集]
(一)^ 簗瀬久﹃おいしいコロッケ大百科: 中食コロッケの秘密﹄アイフォレスト出版、2008年、144頁。ISBN 9784990437206。
(二)^ 菊地武顕﹃あのメニューが生まれた店﹄平凡社︿コロナ・ブックス 186﹀、2013年、124-127頁。ISBN 9784582634860。
(三)^ ab﹃東京食本vol.1﹄ぴあ、2017年、60頁。
(四)^ “なぜ三島でコロッケパン!?松丸アナがご当地商品の人気の秘密を探る”. 日経トレンディネット (2015年10月6日). 2017年12月26日閲覧。
(五)^ 佐藤政人﹃世界のサンドイッチ図鑑‥意外な組み合わせが楽しいご当地レシピ355﹄誠文堂新光社、2017年、40頁。ISBN 978-4416616475。