サミュエル・スマイルズ
サミュエル・スマイルズ︵Samuel Smiles, 1812年12月23日 - 1904年4月16日︶は、英国の作家、思想家、医者。スコットランド・ハディントン生まれ。
当初エディンバラで医者を開業したが、後に著述に専念するようになった。1859年にジョン・マレー社から出版した﹃Self-Help﹄は、1866年江戸幕府留学生取締役として英国に留学した中村正直が、1867年発行の増訂版を用い、1871年﹃西国立志編﹄の題で邦訳し、明治維新まもない日本で出版した。その思想は福沢諭吉﹃学問のすすめ﹄とならび、近代日本の進展に大きな影響を与えたと言われている。1918年王立協会フェロー選出。
Self-Helpは日本国内では一般に﹃自助論﹄として知られる。Self-Help序文中の格言﹁天は自らを助くる者を助く﹂︵Heaven helps those who help themselves. ︶は広く知られている。