サン=テグジュペリ (宝塚歌劇)
﹃サン=テグジュペリ﹄は、2012年に宝塚歌劇団にて上演されたミュージカル。形式名は﹁ミュージカル・ファンタジー[1]﹂、18場[1]。副題として﹁-﹁星の王子さま﹂になった操縦士︵パイロット︶[1]-﹂。作・演出は谷正純[1]、初演で主役サン=テグジュペリ︵サン=テックス︶を演じたのは当時、花組トップスターの蘭寿とむ。上演時間は約1時間35分。
あらすじ[編集]
厳格なフランス貴族の家に生まれながらも、操縦士︵パイロット︶として、作家として天空を飛び続け、空の彼方に消えて行ったアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。彼とその妻コンスエロ、中米マヤ族の血を引く妖艶で情熱的な妻との愛情を軸に、サン=テグジュペリの心の世界﹁星の王子さま﹂がファンタジックに絡み合い、純真な心の美しさを描く。上演記録[編集]
花組 ●2012年7月27日から8月27日[1]まで︵新人公演‥8月14日︶宝塚歌劇団宝塚公演として宝塚大劇場にて上演 ●2012年9月14日から10月14日[1]まで︵新人公演‥9月27日︶宝塚歌劇団東京公演として東京宝塚劇場にて上演 併演2幕はラテン・パッショネイト﹃CONGA!![1]﹄︵コンガ︶。この作品の作・演出は藤井大介[1]である。主な役名[編集]
※﹁︵︶﹂は新人公演 ●サン=テックス︵サン=テグジュペリ︶‥蘭寿とむ︵芹香斗亜︶[2] ●コンスエロ‥蘭乃はな︵春妃うらら︶[2] ●ギヨメ‥壮一帆︵大河凜︶[2] ●メルモーズ‥愛音羽麗︵和海しょう︶[2] ●レオン・ヴェルト‥汝鳥伶︵天真みちる︶[2] ●クレミュー‥高翔みず希︵日高大地︶[2] ●プレヴォー‥悠真倫︵羽立光来︶[2] ●ネリー‥桜一花︵華雅りりか︶[2] ●レーヌ‥華形ひかる︵水美舞斗︶[2] ●コルノー‥紫峰七海︵銀華水︶[2] ●シモーヌ‥花野じゅりあ︵鞠花ゆめ︶[2] ●フランソワーズ‥初姫さあや︵桜帆ゆかり︶[2] ●ベルナール‥春風弥里︵真輝いづみ︶[2] ●アビラ大佐‥夕霧らい︵神房佳希︶[2] ●ノエル‥華耀きらり︵仙名彩世︶[2] ●ザジ‥月央和沙︵航琉ひびき︶[2] ●ホルスト‥望海風斗︵柚香光︶[2] ●ルネ‥彩城レア︵冴華りおな︶[2] ●ガブリエル‥芽吹幸奈︵菜那くらら︶[2] ●ルイーズ‥梅咲衣舞︵凪咲星南︶[2] ●ルフィーノ‥瀬戸かずや︵舞月なぎさ︶[2] ●新聞記者‥冴月瑠那︵桜咲彩花︶[2] ●マックス‥鳳真由︵蘭舞ゆう︶[2] ●新聞記者‥輝良まさと︵桜舞しおん︶[2] ●サレス‥天真みちる︵愛羽ふぶき︶[2] ●新聞記者‥日高大地︵千幸あき︶[2] ●新聞記者‥銀華水︵碧宮るか︶[2] ●アルベール‥芹香斗亜︵優波慧︶[2] ●リゲル‥大河凜︵矢吹世奈︶[2] ●ポーレット‥桜咲彩花︵朝月希和︶[2] ●デージィー‥仙名彩世︵乙羽映見︶[2] ●コレット‥華雅りりか︵真鳳つぐみ︶[2] __ ●星の王子さま‥蘭寿とむ、蘭乃はな ●バラ‥蘭乃はな ●きつね‥壮一帆 ●地理学者‥高翔みず希 ●酔っぱらい‥悠真倫 ●うぬぼれ屋‥愛音羽麗 ●王様‥紫峰七海場面[編集]
(一)プロローグ/星の王子さま (二)サンタムール/ベルリンからの訪問者 (三)アルゼンチン/郵便飛行士 (四)アルゼンチン/エルサルバドルの小さな火山 (五)サンタムール/愛の伝説 (六)モロッコ/女たちの戦い (七)リビア砂漠/不時着 (八)星の王子さま/プチ・プリンス (九)モロッコ/ミ・アミーゴ (十)モロッコ/すれ違う二人 (11)パリ/空の英雄 (12)パリ/大戦勃発 (13)サンタムール/別離の晩餐 (14)ポルトガル/ミ・アミーゴ (15)ニューヨーク/ぼくの大切な花 (16)シチリア島/戦う操縦士 (17)サンタムール/サン=テックスを撃墜した男 (18)エピローグ/小惑星B-612 参考資料‥公演プログラム︵宝塚大劇場・東京宝塚劇場︶スタッフ[編集]
※氏名の後ろに﹁宝塚﹂、﹁東京﹂の文字がなければ両劇場共通 ●作・演出‥谷正純 ●作曲・編曲‥吉崎憲治 ●編曲‥脇田稔・水野久興 ●音楽指揮‥伊澤一郎︵宝塚︶、西野淳︵東京︶ ●振付‥尚すみれ・御織ゆみ乃 ●装置‥新宮有紀 ●衣装‥任田幾英 ●照明‥勝柴次朗 ●音響‥切江勝 ●小道具‥西川昌希 ●演技指導‥立ともみ ●演出補‥大野拓史 ●衣装補‥川底美由紀 ●舞台進行‥阪田健嗣 以下、併演作品と共通 ●舞台美術製作‥株式会社宝塚舞台 ●演奏‥宝塚オーケストラ︵宝塚︶ ●演奏コーティネート‥内藤音楽事務所︵東京︶ ●制作‥斎藤雅央 ●制作・著作‥宝塚歌劇団 ●主催‥阪急電鉄株式会社 参考資料‥公演プログラム︵宝塚大劇場・東京宝塚劇場︶脚注[編集]
参考文献[編集]
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
関連作品[編集]
劇中にて使用、参考にされている作品