ダイアン・アーバス
ダイアン・アーバス︵Diane Arbus, 1923年3月14日 - 1971年7月26日︶は、アメリカ合衆国の写真家。旧姓はネメロフ︵Nemerov︶。ファーストネームはディアンと発音されていた。
ニューヨーク州ニューヨークにてユダヤ系の家庭に生まれ、1940年代から主としてファッション写真をこなし、18歳で結婚した夫アラン・アーバスとともに、﹃ヴォーグ﹄、﹃ハーパース・バザー﹄、﹃エスクァイア﹄などの雑誌で活躍する。﹃ルック﹄では、後に世界的映画監督となるスタンリー・キューブリックの先輩としてキューブリックを指導した。その後、フリークス︵肉体的、精神的な障害者、肉体的、精神的に他者と著しく違いがある者、他者と著しく異なる嗜好を持つ者など︶に惹かれ、次第に心のバランスを崩しニューヨークの自宅アパートのバスタブで自ら両手首を切って自殺した。享年48。ダイアンの死後、キューブリックは﹃シャイニング﹄で彼女の作品のオマージュを捧げた。