テマゼパム

テマゼパム
IUPAC命名法による物質名
	IUPAC名 7-Chloro-1,3-dihydro-3-hydroxy-1-methyl-5-phenyl-1,4-benzodiazepin-2-one;
臨床データ
販売名	Restoril, Normison, Nortem, others
Drugs.com	monograph
MedlinePlus	a684003
ライセンス	US Daily Med:リンク
胎児危険度分類	AU: C ; US: X ; ;
法的規制	AU: S4D (Prescription only with additional restrictions) ; CA: Schedule IV ; DE: Rx-only/Anlage III ; JP: 未発売・第3種向精神薬 ; UK: Class C POM (CD) [要説明]; US: スケジュールIV ; UN: Psychotropic Schedule IV ;
依存性	High
投与経路	By mouth
薬物動態データ
生物学的利用能	96%
代謝	Liver
半減期	8–20 hours
排泄	Kidney
化学的データ
化学式	C16H13ClN2O2
分子量	300.74 g·mol−1
	SMILES CN1C2=C(C(C3=CC=CC=C3)=NC(O)C1=O)C=C(Cl)C=C2;
	InChI InChI=1S/C16H13ClN2O2/c1-19-13-8-7-11(17)9-12(13)14(18-15(20)16(19)21)10-5-3-2-4-6-10/h2-9,15,20H,1H3 ; Key:SEQDDYPDSLOBDC-UHFFFAOYSA-N ;
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テマゼパム︵英: Temazepam︶は、リストリル︵英: Restoril︶などの商品名で販売されている医薬品であり、不眠症の治療に用いられる^[2]。一般的に不眠症に用いる場合は10日間未満であるべき^[2]。投与法は経口である^[2]。効果は一般的に1時間以内にみられ、最長で8時間続く^[3]。一般的な副作用には、眠気、不安、混乱、めまい、などがあげられる^[^2]。重度の副作用には、幻覚、虐待、アナフィラキシー、自殺、などがあげられる^[2]。一般的にオピオイドとの併用は勧められない^[2^]。急激な用量の減量は離脱を起こす可能性がある^[2]。妊娠中や授乳中の人への使用は推奨されない^[4]。テムゼパムは、中等度のベンゾジアゼピンと睡眠薬である^[3]。テムゼパムは、脳内のγ-アミノ酪酸に影響することで作用する^[2]。テムゼパムは、1962年に特許が承認され、1969年に医薬品として用いられるようになった^[5]。後発医薬品として入手できる^[6]。2019年の英国の国民保健サービスにかかる1か月分の費用は約1.40ポンドである^[6]。米国での卸売価格は1か月分で約1.76米ドルである^[7]。2017年の米国では142番目に最も一般的に処方された医薬品であり、その件数は400万件を超える^[8]^[9]。なお日本においてテマゼパムは未承認・未発売であるが、向精神薬に関する条約に基づき制定された麻薬及び向精神薬取締法にて第3種向精神薬に指定^[10]されており輸出入の規制対象である。

出典[編集]

(一)^ “Temazepam”. www.drugbank.ca. 2019年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月26日閲覧。 (二)^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h“Temazepam Monograph for Professionals” (英語). Drugs.com. American Society of Health-System Pharmacists. 2019年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月8日閲覧。 (三)^ ^a ^bCollins, Shelly Rainforth; RN-BC, Shelly Rainforth Collins (2015) (英語). Pharmacology and the Nursing Process. Elsevier Health Sciences. p. 193. ISBN 9780323358286. オリジナルの2020-01-04時点におけるアーカイブ。 2019年4月8日閲覧。 (四)^ “Temazepam (Restoril) Use During Pregnancy” (英語). Drugs.com. 2019年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月8日閲覧。 (五)^ Fischer, Jnos; Ganellin, C. Robin (2006) (英語). Analogue-based Drug Discovery. John Wiley & Sons. p. 537. ISBN 9783527607495. オリジナルの2020-01-02時点におけるアーカイブ。 2019年3月2日閲覧。 (六)^ ^a ^b British national formulary: BNF 76 (76 ed.). Pharmaceutical Press. (2018). pp. 481. ISBN 9780857113382 (七)^ “NADAC as of 2019-02-27” (英語). Centers for Medicare and Medicaid Services. 2019年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月3日閲覧。 (八)^ “The Top 300 of 2020”. ClinCalc. 2020年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月11日閲覧。 (九)^ “Temazepam - Drug Usage Statistics”. ClinCalc. 2020年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月11日閲覧。 (十)^ 条約付表IVの55号。

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