ネオテニー

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メキシコサラマンダーの幼形成熟個体(アホロートル)。頭部の両側にある外鰓は両生類の幼生の特徴だが、この状態でも性成熟している

neotenyprogenesis, paedogenesis [1]heterochrony[2]

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姿

ヒトもネオテニーとする説[編集]

成長による人間の体型や頭身の変遷

1920年にルイス・ボルク英語版が「人類ネオテニー説」を提唱した。チンパンジーの幼形が人類と似ている点が多いため、ヒトはチンパンジーのネオテニーだという説である[3]。すなわち、ヒトの進化のなかで、幼児のような形態のまま性的に成熟するようになる進化が起こったという。

脚注[編集]

  1. ^ Volkenstein, M. V. 1994. Physical Approaches to Biological Evolution. Springer-Verlag: Berlin, [1].
  2. ^ Ridley, Mark (1985). Evolution. Blackwell. http://www.blackwellpublishing.com/ridley/a-z/Neoteny.asp 
  3. ^ スティーヴン・ジェイ・グールド 著、浦本昌紀・寺田鴻 訳『ダーウィン以来…進化論への招待』早川書房〈ハヤカワ文庫NF〉、1995年(原著1977年)。ISBN 4150501963 

関連項目[編集]