ノート:エル・タヒン

この「エル・タヒン」には下記のような選考・審査があります。有用なアイデアが残されているかもしれません。この記事を編集される方は一度ご参照下さい。

	日付	選考・審査	結果
1.	2007年11月10日	月間新記事賞	受賞・良質な記事自動選出
2.	2021年5月17日	良質な記事の再選考	除去

著作権の観点で検証が必要

この記事は参考文献が多数示されていますが、著作権の観点で問題がないか検討が必要だと思います。

この記事はもともとWikipedia:削除依頼/エル・タヒンで著作権侵害のおそれを指摘された投稿者が、﹁削除後質を落とさず自分の表現で再投稿﹂するとして、2008年に投稿したものです。しかしこの再投稿版が本当に﹁自分の表現﹂になっているのか、その後検証された形跡はありません。

私はかつてWikipedia:削除依頼/ショチカルコで、この投稿者の記事をいくつか検討しました。当時﹁この全然まとめられておらず、言いたいことを全部言わないと気がすまないような文章はなんだろう﹂と思いながら文献を読むと、それは文献に由来するものでした。もともと百科事典とは別の目的で書かれた文章をそのまま持ってくるから、まとまっていないわけです。

このエル・タヒンも、まだ文献と照らし合わせてはいませんが、読後感は当時と同じです。現在の版は文献を参照した箇所がいくつも明示されているように見えますが、ほとんどが脚注に対するものであり、初版時点で本文の典拠として示されていたのは︵コウ1975,p.137︶ぐらいのものです。ガリンド (モチェ文化)も本文のごく一部限定的な箇所が文献によるものであるかのように脚注が入っていましたが、照合してみると実際には全文がその文献の翻訳同然だった、ということもあり、エル・タヒンも同じではないか、と心配になります。冒頭文に﹁前述のように…﹂とありますが、トトナカ人が建てたとされてきた、なんて前述されていませんし、この﹁前述のように…﹂という語句自体が文献由来でも驚きません。

以上、すべて網羅はしませんが、懸念点の多い記事です。文献と読み合わせて、問題がないことを確認する、確認できたところは細かく出所表示する、といった作業は必要だと思います。どう考えても2009年にWikipedia:削除依頼/ショチカルコを検討した際にこの類例を検証しなかった私が悪いのですが、事情は不明です。--西村崇︵会話︶ 2021年5月22日 (土) 06:13 (UTC)