ピーター・ボグダノヴィッチ
ピーター・ボグダノヴィッチ Peter Bogdanovich | |||||||||||||||||||||
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生年月日 | 1939年7月30日 | ||||||||||||||||||||
没年月日 | 2022年1月6日(82歳没) | ||||||||||||||||||||
出生地 | アメリカ合衆国・ニューヨーク州 キングストン | ||||||||||||||||||||
死没地 | アメリカ合衆国・カリフォルニア州 ロサンゼルス | ||||||||||||||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | ||||||||||||||||||||
職業 | 映画監督、俳優 | ||||||||||||||||||||
配偶者 |
Polly Platt (1966-1970) Louise Stratten (1988-2001) | ||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||
『ラスト・ショー』シリーズ 『ペーパームーン』 『ニューヨークの恋人たち』 『マイ・ファニー・レディ』 | |||||||||||||||||||||
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ピーター・ボグダノヴィッチ︵Peter Bogdanovich、1939年7月30日 - 2022年1月6日︶は、アメリカ合衆国の映画監督、俳優、作家、評論家、映画史家。ニューヨーク州生まれのセルビア・ユダヤ系出身。
略歴[編集]
子供の頃から映画狂で、年に400本見たこともあったという。1950年代にはステラ・アドラーの下で演技を学び、舞台やテレビに出演。その後、映画批評を書いたりオフ・ブロードウェイを手がけ、1968年に映画監督としてデビュー。1971年の﹃ラスト・ショー﹄は、第44回アカデミー賞で作品賞を含む数部門にノミネートされ、自身も監督賞と脚色賞にノミネートされる。1973年に発表した﹃ペーパー・ムーン﹄では、当時10歳のテータム・オニールに史上最年少でのアカデミー助演女優賞をもたらした。プライベート[編集]
自らオーディションを行って合格した、プレイメイトのドロシー・ストラットンと交際し、その妹と3人で暮らしていたが、ドロシーは、彼女の別居中の夫ポールに射殺される。のちにドロシーの妹と結婚。 2022年1月6日、ロサンゼルスの自宅で死去[1][2]。82歳没。主な監督作品[編集]
●殺人者はライフルを持っている! - Targets (aka Before I Die) (1968) ●金星怪獣の襲撃 新・原始惑星への旅 - Voyage to the Planet of Prehistoric Women (aka The Gill Women of Venus and The Gill Women) (1968 デレク・トーマス名義、ソ連映画﹃火を噴く惑星﹄に追加撮影・再編集した物) ●ラスト・ショー - The Last Picture Show (1971) ●映画の巨人 ジョン・フォード - Directed by John Ford (1971, ドキュメンタリー) ●おかしなおかしな大追跡 - What's Up, Doc? (1972) ●ペーパー・ムーン - Paper Moon (1973) ●Daisy Miller (1974) ●At Long Last Love (1975) ●ニッケルオデオン - Nickelodeon (1976) ●Saint Jack (1979) ●ニューヨークの恋人たち - They All Laughed (1981) ●マスク - Mask (1984) ●Illegally Yours (1988) ●ラスト・ショー2 - Texasville (1990) ●Noises Off (1992) ●愛と呼ばれるもの - The Thing Called Love (1993) ●いつも心に太陽を2 - To Sir, with Love II (1996, テレビ映画) ●ブロンドと柩の謎 - The Cat's Meow (2001) ●Hustle (2004, TV) ●映画の巨人 ジョン・フォード DIRECTED BY JOHN FORD ︵2006、OV︶ - 監督/脚本/出演 ●Runnin' Down a Dream (2007, ドキュメンタリー 第51回グラミー賞︵最優秀長編ミュージック・ビデオ︶) ●マイ・ファニー・レディ - She's Funny That Way (2014)主な出演作品[編集]
●アメリカン・ニューシネマ 反逆と再生のハリウッド史 2003 ●イージー・ライダー☆レイジング・ブル 2003 ●ジャズ・シンガー/ジャッキー・パリスの生涯 2006 ●コーマン帝国 2011 ●ヒッチコック/トリュフォー ︵2015年︶、米仏合作のドキュメンタリー ●ディス・イズ・オーソン・ウェルズ 2015 ●オーソン・ウェルズが遺したもの 2018 ●オードリー・ヘプバーン (映画) 2020、イギリスのドキュメンタリー主な著作[編集]
●"The Cinema of Orson Welles" (1961) ●"The Cinema of Howard Hawks" (1962) ●"The Cinema of Alfred Hitchcock" (1963) ●"John Ford" (1967; expanded 1978) ﹃ジョン・フォード インタビュー﹄ 高橋千尋訳、新版・文遊社[3]、2011年。聞き手 ●"Fritz Lang in America" (1969) ﹃フリッツ・ラング 映画監督に著作権はない﹄ 井上正昭訳、筑摩書房﹁リュミエール叢書﹂、1995年。聞き手 ●"Allan Dwan: The Last Pioneer" (1970) ●"Pieces of Time" (1973; expanded 1985) ﹃ハリウッドインプレッション 映画、その日その日。﹄ 高橋千尋訳、フィルムアート社、1991年 ●"The Killing Of The Unicorn - Dorothy Stratten 1960-1980. William Morrow and Company" (1984) ●"This Is Orson Welles. HarperPerennial" (1992) ﹃オーソン・ウェルズ その半生を語る﹄ ジョナサン・ローゼンバウム編、河原畑寧訳、キネマ旬報社、1995年。聞き手 ●"A Moment with Miss Gish. Santa Barbara ": Santa Teresa Press, (1995). WorldCat ●"Who The Devil Made It": Conversations with Legendary Film Directors. Alfred A. Knopf, (1997) ●"Peter Bogdanovich's Movie of the Week" (1999) ●"Who the Hell's in It": Conversations with Hollywood's Legendary Actors. Alfred A. Knopf, (2004) ﹃私のハリウッド交友録―映画スター25人の肖像﹄ 遠山純生訳、エスクァイアマガジンジャパン、2008年脚注[編集]
- ^ “映画監督ピーター・ボグダノビッチさん死去 「ラスト・ショー」など”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2022年1月7日) 2022年1月8日閲覧。
- ^ “米映画監督ボグダノビッチさん死去 「ラスト・ショー」など”. サンケイスポーツ. 共同通信 (産経デジタル). (2022年1月7日) 2022年1月8日閲覧。
- ^ 初版は九藝出版、1978年