フィリップ・アントルモン
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フィリップ・アントルモン | |
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2008年 | |
基本情報 | |
生誕 | 1934年6月7日 |
出身地 | フランス共和国、ランス |
学歴 | パリ音楽院 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | ピアニスト・指揮者 |
担当楽器 | ピアノ |
フィリップ・アントルモン︵Philippe Entremont, 1934年6月7日 - ︶は、フランスのピアニスト・指揮者。
人物・来歴[編集]
フランスのランスで生まれ、早くからピアノを始めた。父は指揮者兼ヴァイオリニスト、母はピアニストという音楽家の家庭であった[1]。 8歳でフランスを代表するピアニストであったマルグリット・ロンに師事、2年後にパリ音楽院に入学しジャン・ドワイアンに師事。14歳で室内楽プルミエリ︵一等賞︶を受賞し、翌年にピアノで同賞を得て卒業。17歳でエリザベート王妃国際音楽コンクール︵1951年︶に入賞。ロン=ティボー国際コンクール︵1953年︶では、最高位の2位と最高月桂冠賞を受賞。また、ハリエット・コーエン・ピアノ・メダルを、イギリス人以外としては初めて、かつ最年少で授与された[2]。 フランスのレジオンドヌール勲章コマンドゥール、国家功労勲章コマンドゥール、芸術部門の最高位フランス芸術文化勲章コマンドゥール、メリット勲章のほか、オーストリアの芸術科学名誉一等十字勲章を受章。 ブリュッセルのベラルテ財団総裁、フォンテーヌブロー・アメリカ音楽院の院長を務める[3]。活動歴[編集]
レナード・バーンスタイン、ユージン・オーマンディ、ピエール・ブーレーズ、小澤征爾、シャルル・デュトワ、ミシェル・プラッソンなどの指揮者たちとの数々の名演で知られる。さらに、アンドレ・ジョリヴェ、イーゴリ・ストラヴィンスキー、ダリウス・ミヨーらの作品を、作曲家自身の指揮のもとレコーディングを行っている。 ウィーン国立音楽院で教鞭をとり、ウィーン室内管弦楽団では指揮・音楽監督を30年間にわたり務め、現在は終身桂冠指揮者に就いている。またサント・ドミンゴ国際音楽祭の音楽監督も務めるなど多彩に活躍している。こうした功績により、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章、芸術部門の最高位フランス芸術文化勲章、メリット勲章を贈られ、またオーストリア芸術科学十字勲章も受章している。名実共に現代フランスを代表するピアニスト・指揮者である。120種類を超えるレコーディングの中にはディスク大賞やグラミー賞ノミネートを受けたものも数多い。初来日は1966年である。 NHK教育テレビで放送された﹃スーパーピアノレッスン﹄モーツァルト編では、講師として出演した。脚注[編集]
- ^ 吉澤ヴィルヘルム『ピアニストガイド』青弓社、印刷所・製本所厚徳所、2006年2月10日、168ページ、ISBN 4-7872-7208-X
- ^ 一般財団法人民主音楽協会 フィリップ・アントルモン ピアノ・リサイタル
- ^ KAMERATA フィリップ・アントルモン