フリップフロップ

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R1, R2 = 1 kΩ, R3, R4 = 10 kΩ

 (flip-flop) 1

[]


使 (register) RAMSRAM



[1] flipflop [2][3][4]

[]


SRAM使DRAM1DRAM

RAMSRAMCPUDSPRAMDRAM使

RSSRSet-ResetJKDDelayedTToggle

回路の種類[編集]

ラッチ回路[編集]

RS型[編集]

RSという名称は、リセット (Reset) とセット (Set) の2入力の信号名に由来する。RS型フリップフロップのブロック図と真理値表を示す。

RSフリップフロップ
回路図 真理値表
入力 出力
S R Q
0 0 保持
0 1 0
1 0 1
1 1 禁止

ICSR

JK[]

JK
NANDJK
JK



JK2HRS

JK
JKフリップフロップ
回路図 真理値表
J K Q 次のステートのQ
0 0 0 0
0 0 1 1
0 1 X 0
1 0 X 1
1 1 0 1
1 1 1 0

 (Jack Kilby) JKJK-FF使[]QueenJackKing

D[]

D

D
Dフリップフロップ
回路図 真理値表
D C 次のステートのQ
0 0
1 1
X 前ステートのQを保持

DC (CLOCK) DQ

T[]

T

JKJK()T
Tフリップフロップ
回路図 真理値表
T Q 次のQ
0 0 0
0 1 1
1 0 1
1 1 0

T型フリップフロップはカウンタ、トグルフリップフロップとも言われる。T端子の入力が1周期変化 (High→Low→High) するたびに出力が反転する。

プリセットとクリア[編集]

主にプリセット (preset) は機器に電源を投入し、電源電圧が所定の安定した値になった後にフリップフロップの出力状態を所定の値として機器の動作開始前の準備(初期化)のために使われる。クリア (Clear) もプリセットと同様な使い方をする場合があるが、機器の動作中のクリア(Qを0とする)に用いられる。ただし、プリセットとクリアをどの様に使うかはあくまで機器の論理回路の設計に依存する。

フリップフロップと標準ロジックIC[編集]

すべて標準ロジックICとして提供されている。必要なピン数は4つから6つ程度なので、1つのロジックICに2つ以上含まれていることがほとんどである。

脚注[編集]

関連項目[編集]