フー・スウィ・チン
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フー・スウィ・チン︵Foo Swee Chin、符瑞君、1977年7月27日 - ︶は、オルタナティヴ・コミックアーティスト。シンガポール出身の華人女性。名前については、しばしばFScと表記される。
中学生時代から、﹁ドラゴンボール﹂﹁スラムダンク﹂など、日本やアメリカ合衆国の漫画に親しむ。中学卒業後、シンガポールのデザイン学校に入学。卒業後、デザイナーとして会社勤務するかたわら、漫画を執筆する。シンガポールや台湾でアンソロジーを出版、個性的作風のアーティストとして、徐々に知名度が上がる。2000年には会社を辞め、漫画の制作に専念している。
作風は、ティム・バートン、エドワード・ゴーリー、ジョーネン・バスケスなどの影響を受けた、先鋭的で神経症的な描写と、日本の漫画に似た可愛らしい絵柄、親しみやすい雰囲気をあわせもつ。幻想や悪夢の描写に優れ、日米のアーティストにファンが多い。
シンガポール在住だが、主にアメリカの出版社ネコ・プレスやスレイヴ・レイバー・グラフィックスから作品を刊行している。日本の同人誌即売会にもしばしば参加している。
作品リスト
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●Consicous
●A Lost Stock of Children
●Zeet ZからはじまりAでおわるアルファベットブック
●Chimney 25
●Mince
●Per Skin Par Soul
●Thwart Thus
●muZz 初出はWebコミック。安倍吉俊、ウエダハジメ、宇仁田ゆみ、冬目景ら、日本人アーティストをゲストに迎えた同人誌版がイベントで販売された。
●Nightmares & Fairy Tales ︵セリーナ・バレンチノ原作、FScは#12までのアートを担当。飛鳥新社より日本語版﹃ナイトメアアンドフェアリーテイル﹄も刊行されている︶
●LIT Wiiウェアのビデオゲーム。2009年発売。
●クレアボヤンス 太田出版のWebサイト﹁ぽこぽこ﹂で連載されたWebコミック︵2011年4月-12月︶。[1]
●シンガポールのオタク漫画家、日本をめざす KADOKAWA(メディアファクトリーのコミックエッセイ) (2016/9/22)
●マダオ女子 中国語の新聞﹁联合早报副刊你﹂に漫画連載︵Facebookにも転載されている︶
脚注
[編集]- ^ クレアボヤンス | ぽこぽこ - 太田出版による作品紹介ページ