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ザ・ブー・ラドリーズ︵The Boo Radleys︶は、イングランド・ウォラシー出身のオルタナティヴ・ロック・バンド。
1988年結成。1990年に地元のインディー・レーベルから、ミニ・アルバム﹃Ichabod and I﹄を発表しデビュー。プレスからはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインなどを中心とした当時のシューゲイザー・バンドのひとつとみなされていた。このアルバム発表後、ドラムのスティーヴ・ヒューイットが脱退︵後にプラシーボに加入︶、後任としてロブ・シーカが加入。
クリエイション・レコーズと契約し、1992年に初のフル・アルバム﹃エヴリシングズ・オールライト・フォーエヴァー﹄をリリース。続く1993年の﹃ジャイアント・ステップス﹄︵タイトルはジョン・コルトレーンの同名アルバムが由来︶では、レゲエやハウス、フォーキーなサウンドを取り入れ、﹃NME﹄誌のアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど高い評価を得る。セールス的にも全英アルバムチャート17位とブレイクの兆しを見せる。
1995年には、シングル﹁ウェイク・アップ・ブー!﹂がトップ10ヒットとなり、ブリットポップの幕開けを告げた。
同年発表のアルバム﹃ウェイク・アップ!﹄では、ハーモニーやホーン・セクションをも導入し、リヴァプールの伝統を感じさせるポップ・サウンドへと方向転換。これが功を奏し、アルバムは全英1位を獲得。
1996年、﹃カモン・キッズ﹄を発表するも、全英20位と失速。1998年のアルバム﹃キングサイズ﹄では、ブレイクビーツを取り入れるなど新たな一面を見せたものの、かつてのような評価を得ることなく全英62位に沈み、翌年、突然の解散を発表した。
2021年、再結成を果たしシングルを発表。翌年にはアルバムも発表している。
﹁ウェイク・アップ・ブー!﹂[編集]
●彼らの代表曲﹁ウェイク・アップ・ブー!﹂は、﹁史上もっとも気分が良くなる曲﹂として認定されるなど、バンド以上に知名度の高い曲である[1]。イントロの部分が番組のBGMとして使われることが多く、日本では﹃きよしとこの夜﹄のテーマソングとしても使用されていた。
●1995年に日本国内で深夜に放送されていた音楽番組﹃BEAT UK﹄(フジテレビ)でもUKシングルチャートでナンバー1を獲得。
ディスコグラフィ[編集]
スタジオ・アルバム[編集]
●Ichabod and I (1990年、Action)
●﹃エヴリシングズ・オールライト・フォーエヴァー﹄ - Everything's Alright Forever (1992年、Creation)
●﹃ジャイアント・ステップス﹄ - Giant Steps (1993年、Creation)
●﹃ウェイク・アップ!﹄ - Wake Up! (1995年、Creation)
●﹃カモン・キッズ﹄ - C'mon Kids (1996年、Creation)
●﹃キングサイズ﹄ - Kingsize (1998年、Creation)
●﹃キープ・オン・ウィズ・フォーリング﹄ - Keep on with Falling (2022年、Boostr)
コンピレーション・アルバム[編集]
●﹃ラーニング・トゥ・ウォーク﹄ - Learning to Walk (1992年、Rough Trade)
●Find the Way Out (2005年、Castle Music)
●The Best of the Boo Radleys (2007年、Camden)
●Kaleidoscope (1990年、Rough Trade)
●Every Heaven (1991年、Rough Trade)
●Boo Up! (1991年、Rough Trade)
●Adrenalin (1992年、Creation) ※米コロムビアで﹁Lazy Day﹂プロモとされていた
●Boo! Forever (1992年、Creation) ※チャートでは﹁Does This Hurt﹂﹁Boo! Forever﹂のダブルA面扱い
●"A full Syringe and Memories of You" (2021年、Boostr)
シングル[編集]
●"Lazy Day" (1992年)
●"Does this Hurt?" (1992年)
●﹁ラザロス﹂ - "Lazarus" (1992年)
●"I Hang Suspended" (1993年)
●﹁ウィッシュ・アイ・ワズ・スキニーEP﹂ - "Wish I Was Skinny" (1993年)
●"Barney (...and Me)" (1994年)
●﹁ラザロス (リミックス)﹂ - "Lazarus" (1994年) ※再リリース
●﹁ウェイク・アップ・ブー!﹂ - "Wake Up Boo!" (1995年)
●"Find the Answer Within" (1995年)
●﹁イッツ・ルル﹂ - "It's Lulu" (1995年)
●﹁フロム・ザ・ベンチ・アット・ベルヴァディア﹂ - "From the Bench at Belvidere" (1995年)
●﹁ホワッツ・イン・ザ・ボックス?﹂ - "What's in the Box (See Whatcha Got)" (1996年)
●"C'mon Kids" (1996年)
●"Ride the Tiger" (1997年)
●"Free Huey" (1998年)
●"A full Syringe and Memories of You" (2021年)
●"I've Had Enough I'm Out" (2021年)
関連項目[編集]
●ラーズ - ﹁ゼア・シー・ゴーズ﹂ - "There She Goes"
外部リンク[編集]