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ベーゴマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベーゴマ


[]


[1]1941169使[2]


[]

1914

西


[]


使


種類[編集]

ペチャ
円錐先端から上面まで1センチに満たない、最も薄いベーゴマである。凹面状をしたリンクの中ではコマ上側面が周囲にぶつかって止まり易く、扱いづらさでは全種類中一番であるが、背の低さのため勝負には強い。上側面も八角形であり攻撃力も高め。ペチャを自在に操れることが往時の男の子のステータスであった。
ペ王(ペ王様)
ペチャを1. 5倍程度大きくしたような大型のベーゴマ。重量が増した分、回しにくさはペチャ以上で、難易度は最も高いコマ。ペチャ同様自在に操れることがステータスであった。
中高(ちゅうだか)
ペチャに次いで背の低いベーゴマ。全高は1センチ強程度で、凹面リンク内でも独楽上側部がギリギリ周囲にぶつからない程度の高さであるため比較的回しやすく、攻撃力のある八角形の上側面と背の低さからホンコ勝負で活躍した(但し軽量なのでそのまま使用すると、背が低いとはいえ負けることも多かったことから、鉛やハンダで増量するなどの改造が必要であった)。
丸六(まるろく)
上面が丸いベーゴマである。円錐先端から上面までが概ね1. 5センチ程度の高さがあり、の原型に近い。バランスの良い体型から初心者にも回しやすいベーゴマ。上面の模様がアルファベットであることが多い。持久戦にはもってこい。
角六 (かくろく)
丸六の上側部が六角形(八角形のものも多い)に角張ったスタイルのベーゴマ。丸六の回しやすさに攻撃力を加えたタイプで、ベーゴマ勝負初心者にも扱い易い。丸六同様上面のデザインがアルファベットであることが多い。
高王 (高王様)
丸六を約1. 5倍に大きくした大型のベーゴマ。直径は3. 5センチくらい、円錐先端から上面までの全高は2センチくらいというサイズが標準的で、現行では最も大きいベーゴマである。重量を活かした戦法が得意だが、規格の違いから高王とペ王は同サイズ同士のみでの勝負が行われたことも多い。
バイ(関西)
ベーゴマの一種。八角でおもにメッキのほどこされているもの。四方に小さなくぼみがあるのが特徴。このバイは普通のものとは少し巻き方が違い、四方のくぼみに引っ掛けるようにして、下の中心から巻く(女巻きなどの普通のまきかたでも良い)。さらに、このバイは持久力があり、回しやすいため普通のベーゴマと戦うのではなく、バイ同士で戦うほうが良い。通常より少々値段が張るかもしれない。

ギャラリー[編集]


出典[編集]

  1. ^ 株式会社日三鋳造所”. 世界に誇る!日本の中小企業. 科学技術振興機構 (2012年6月13日). 2013年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月8日閲覧。
  2. ^ 半藤一利 『歴史に「何を」学ぶのか』 ちくまプリマー新書 2017年 ISBN 978-4-480-68987-0 p.79.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]