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バイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バイ

バイ(新潟県産)
バイとしては小型の個体

分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
: 吸腔目 Sorbeoconcha
: バイ科 Babyloniidae
: バイ属 Babylonia
: バイ B.japonica
学名
Babylonia japonica (Reeve,1842)
英名
Japanese ivory shell
Japanese babylon
鮮魚店で売られているバイ

 Babylonia japonica 1Babylonia19702000[1]

[]


 Babylonia japonica 西沿

調1980(pince à escargots)2010[2]

19902000

1988634140

[]


1980197019902000

 whelk  bulot 

[]


西使21

[]

[]


1965

別種キンシバイをバイと誤認したことによる食中毒[編集]

通常は食用にしない別科の別種であるムシロガイ科キンシバイ錦糸貝 Nassarius (Alectrion) glans を本稿のバイと誤認し、誤食したことによるテトロドトキシン中毒事例がしばしば報告されている[3]。(キンシバイ:本州中部から九州にかけて広く分布し、泥砂質の水深20m前後の海底に生息。)

2007年7月、長崎県橘湾で採集したキンシバイ(錦糸貝)で麻痺性の中毒事故が報告された。その後採集した貝を調べたところ、筋肉及び内臓からヒトの致死量に匹敵するテトロドトキシンが検出された[4]


脚注[編集]

  1. ^ エンドウマメ豌豆豆」とか「ゴビ砂漠」(ゴビは「砂漠」の意)と同じである。
  2. ^ 魚の祭典「魚の国のしあわせFish-1グランプリ」2014年の「地域に人を呼び込む“ご当地魚”グルメコンテスト」の部で魚津漁業協同組合による「富山のバイ飯」が準グランプリに選ばれた。基本的には醤油と味醂と刻んだ生姜で煮たものを身も内蔵も一緒に炊き込みにして、三つ葉などを加えて食べる。
  3. ^ 自然毒のリスクプロファイル:巻貝:フグ毒 厚生労働省
  4. ^ 腐肉食性巻貝キンシバイNassarius (Alectrion) glansに認められたフグ毒の毒性と毒成分食品衛生学雑誌Vol.50 (2009) , No.1 pp.22-28


関連項目[編集]

外部リンク[編集]