ペプシマン
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/cb/Pepsi_Man_%28203943183%29.jpg/200px-Pepsi_Man_%28203943183%29.jpg)
ペプシマンは、コーラ飲料・ペプシのマスコットキャラクターであり、コンピュータグラフィックスを使った日本オリジナルのキャラクターである[1]。
2003年にペプシツイストが発売されると、頭にレモン色のニット帽を首までかぶった形で﹁ペプシツイストマン﹂として再登場。さらに女性版といえる﹁ダイエットペプシツイストウーマン﹂も登場した[注 3]。 なお、サントリー食品インターナショナルは、ニュースサイト﹁ J-CASTトレンド﹂の取材に対し、マーケティング戦略の変更により、2000年ごろからペプシマンによる宣伝は展開していないと述べている[6]。
コマーシャル[編集]
1996年3月からテレビCMが放映された[2]。キャラクターの企画を大貫卓也が担当し、コンピュータグラフィックスの制作はアメリカのインダストリアル・ライト&マジック︵I.L.M.︶が担当したが、アメリカでは使用されていない[1]。そのため、日本国外ではあまり知られていなかった[3][注 1]。 飲料への首掛け景品やボトルキャップブームを創り出し、オープン懸賞も﹃2001年宇宙の旅﹄プレゼント︵主催企業の解散により中止、希望者には1000万円の補償金が支払われた︶やペプシマンの愛車、シボレー・コルベットのプレゼントなど、話題性の高い懸賞を次々と実施してきた[注 2]。2003年にペプシツイストが発売されると、頭にレモン色のニット帽を首までかぶった形で﹁ペプシツイストマン﹂として再登場。さらに女性版といえる﹁ダイエットペプシツイストウーマン﹂も登場した[注 3]。 なお、サントリー食品インターナショナルは、ニュースサイト﹁ J-CASTトレンド﹂の取材に対し、マーケティング戦略の変更により、2000年ごろからペプシマンによる宣伝は展開していないと述べている[6]。
キャラクター設定[編集]
公式設定ではNASAが研究していた謎の宇宙金属が意思を持って活動をはじめ、近くにいた研究員が飲んでいたペプシコーラと融合してペプシマンが誕生したとされる[1]。身長 190cm、体重95kg[1]。 弱者を助ける正義のヒーローとして登場し、困った人を助ける為に主にペプシコーラを届けるなどの活躍を見せるが[1]、弱点は﹁かっこよさが15秒以上続かないこと﹂[1]で、それにちなむドジでマヌケな面があり、親しみやすいキャラクターとしてCMで表現された。このCMが人気を集め、シリーズ化された。また、ペプシマンのCMは日本のほか韓国でも放送された[1]。 当初は胸から下にかけて太い赤のライン、その上にペプシのマークが入ったデザインであったが、パッケージデザインがリニューアルされた1998年からは、左肩から右腹部、及びその下まで青いカラーリングへと変化した。どちらの時も、常に少し大きなチェーンのネックレスをかけており、走ると音を立てて揺れる。 CMの最後に表示される缶は、ペプシマンが最後に陥った状況を反映している。例えば、ペプシマンがスノーボードでジャンプからの着地に失敗し担架で運ばれるバージョンでは、担架に乗せられたペプシマンに似せて、凹んで横たわったペプシコーラの缶が映し出されていた。メディアミックス[編集]
Web上にて鴻上尚史監修の一般投稿者によるリレー小説が行われ、出版されたことがある。 2005年にはトランスフォーマーとのタイアップにより、﹁キャンペーン司令官ペプシコンボイ﹂が登場しているが、﹁NASAで誕生した、意思を持った金属にコンボイの姿を与えたもの﹂という設定からペプシマンのモーフィングの形態の1つと思われる。CDシングル[編集]
●JAMES&GANG/PEPSI MAN ︵ZAIN RECORDS、1996年7月22日、1998年7月13日発売︶ ●リニューアル前後で発売された。収録曲はリニューアル前はオリジナル+2種類のMIXの3曲、リニューアル後はオリジナル+﹁FLYING TO THE STARS〜2001年宇宙の旅へ〜﹂の2曲とそれぞれ異なる収録となっている。ゲーム[編集]
●ファイティングバイパーズ︵セガ、1996年8月30日、セガサターン︶ ●3D対戦型格闘ゲーム。日本のセガサターン移植版限定のコラボレーション企画で、ペプシマンが隠しキャラクターとして参戦している。 ●ペプシマン︵KID、1999年3月4日、プレイステーション︶ ●ペプシマンを主人公に据えた3Dアクションゲームであり、﹃クラッシュ・バンディクー﹄のような画面構成で、ゲーム内容は﹃メトロクロス﹄に近い。ペプシコーラの宣伝を兼ねており、世界観やストーリーは極めて荒唐無稽。また、ステージ間のデモシーンでは実写ムービーが用いられ、俳優のマイク・バターズ︵Mike Butters︶がペプシの宣伝をしつつ﹁なかなかやるね﹂﹁TVゲームにはペプシ﹂などと、プレイヤーに語り掛けるものになっている。小説[編集]
●ペプシマン︵P.E.P.著、ぶんか社、1996年9月28日、ISBN 4-8211-0523-3︶脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ abcdefg﹁テレビじゃわからない“あの人たち”の秘密 ﹃ペプシマン﹄って、いったい何者なんだろう?﹂﹃女性セブン﹄1997年9月18日号、72頁。
(二)^ “﹁ペプシマン﹂今どうしてる90年代のテレビCMをにぎわせた銀色ボディー”. J-CAST トレンド (2021年9月9日). 2024年3月2日閲覧。
(三)^ ab古嶋誉幸 (2019年5月9日). “﹃ペプシマン﹄に怒れるゲームオタクが鉄槌をくだす!﹁AVGN﹂最新エピソードはペプシを届ける奇妙で懐かしのヒーローによるアクションゲーム”. 電ファミニコゲーマー – ゲームの面白い記事読んでみない?. 2024年2月17日閲覧。
(四)^ “﹁ペプシマン﹂のアナログレコードが発売。ペプシコーラのCMキャラクターを起用した1999年のPlayStation用ソフトがまさかのサントラ化”. 4Gamer.net. Aetas (2020年10月19日). 2024年2月17日閲覧。
(五)^ 滝本 2007, p. 66.
(六)^ “﹁ペプシマン﹂今どうしてる90年代のテレビCMをにぎわせた銀色ボディー”. J-CAST トレンド (2021年9月9日). 2024年3月4日閲覧。