ポール・ナッシュ
ポール・ナッシュ Paul Nash | |
---|---|
自画像(木版画) | |
誕生日 | 1889年5月11日 |
出生地 | イギリス,ケンジントン |
死没年 | 1946年7月11日 |
死没地 | イギリス,Boscombe |
ポール・ナッシュ︵Paul Nash, 1889年5月11日 - 1946年7月11日︶は、20世紀前半のイギリスを代表する具象系の画家。中でも、シュルレアリスム系統の作品が著名。弟のジョン・ナッシュ︵1893 - 1977年︶も画家であった。
略歴[編集]
彼の母キャロライン・ナッシュは精神病にかかっており、その症状が徐々に悪化してきたため、実家を貸出し、父親とピールはアパート暮らし、妹と弟は寄宿学校に泊まることになってしまった[1]。 イギリスに生まれる。ロンドン・グループ︵London Group︶やユニット・ワン︵Unit One︶といった美術家のグループにも参加。これらを通じて、ヴォーティシズムの作家たち︵エドワード・ワズワースなど︶やベン・ニコルソン︵Ben Nicholson, 1894年-1982年︶、バーバラ・ヘップワース︵Barbara Hepworth, 1903年-1975年︶、ヘンリー・ムーアなどとも交流する。 写実的な画風で、風景画や戦争画も描いていた。第一次世界大戦では西部戦線で従軍し、イギリスの﹁公式戦争画家﹂として﹃我々は新しい世界を創造している﹄などの作品を制作している[2]。シュルレアリスムの作品としては、自然の風景の前に、幾何学的なオブジェを配置したり、不合理かつ謎めいた組み合わせの対象を描く作品が有名。デペイズマンの効果を狙った作品である。代表作[編集]
- 巨石記念物の等価物、1935年、テート・ギャラリー所蔵
出典[編集]
- ^ Paul Gough (2014). Brothers in Arms: John and Paul Nash and the Aftermath of the Great War. Sansom and Company. ISBN 978-1-908326-52-2
- ^ 河本真理『葛藤する形態 第一次世界大戦と美術』人文書院、2011年、56-59頁。ISBN 978-4409511145。
関連項目[編集]