モルレー・S・デー
モルレー・S・デー︵英: Murray Simpson Day、生没年不詳︶は、明治時代にお雇い外国人として来日したアメリカ合衆国の海軍大尉の土木技術者である。
経歴・人物[編集]
1873年︵明治6年︶に日本政府の招聘により来日した。開拓使に雇われ、当時その測量長であったジェームズ・R・ワッソンらと共に助手として道内で初の三角測量による地質調査を始めた[1][2][3][4]。 翌1874年︵明治7年︶から1876年︵明治9年︶に帰国するまでにワッソンが測量長を辞職した事に伴いその後継者となった。勇払地方を中心に日本人の助手らと共に測量を行い、経緯度を北緯42度37分34秒、東経141度44分46秒と定めた。1875年︵明治8年︶には北海道の実測図﹁北海道実測図﹂を完成させる[5]等道内の測量に大きく貢献した。出典[編集]
(一)^ 田中稔. “有佛基線 “北海道測量史の誇り””. 札幌土地家屋調査士会. 2020年12月5日閲覧。
(二)^ “ジェームスRワッソン”. 国土交通省北海道開発局 札幌開発建設部. 2020年12月5日閲覧。
(三)^ “開拓使三角測量一本木基点”. 文化遺産オンライン. 2020年12月5日閲覧。
(四)^ “北海道指定史跡 開拓使三角測量勇払基点”. 苫小牧市. 2020年12月5日閲覧。
(五)^ “北海道実測図”. 函館市中央図書館デジタル資料館. 2020年12月5日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- シリーズ測量遺産(6) 開拓使三角測量勇払基点:地図の散歩道 (日本地図センター)
- “Meiji Portraits(明治人物 お雇い外国人)”. 2022年1月20日閲覧。