ル・カドリーユ
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ル・カドリーユ | |
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Le quadrille | |
![]() 「カドリーユ」 | |
監督 | ジャック・リヴェット |
脚本 | ジャック・リヴェット |
製作 | ジャン=リュック・ゴダール |
出演者 | アンヌ=マリー・カザリス、ジャン=リュック・ゴダール |
公開 |
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上映時間 | 40分 |
製作国 |
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言語 | フランス語 |
﹃ル・カドリーユ﹄︵Le quadrille、﹁カドリーユ﹂の意︶は、1950年︵昭和25年︶製作、ジャック・リヴェット監督、ジャン=リュック・ゴダール主演による40分の中篇映画である。
略歴・概要[編集]
本作は、のちにヌーヴェルヴァーグと呼ばれることになる、パリの2人の学生がつくった小さな映画である。当時22歳のリヴェットにとっては2作目の監督作であり、同じく19歳のゴダールにとっては初めての主演作品であった。製作費はゴダールが全額出資し、その財源は盗癖のあるゴダールが、自らの叔父から盗んだものである[1]。 ゴダールと共演している女優アンヌ=マリー・カザリスは、前年1949年にジャック・バラティエが発表した18分の短篇ドキュメンタリー映画﹃無秩序﹄に出演しており、その後、ルネ・クレマン監督の﹃ガラスの城﹄に端役で出演し、1950年12月16日にフランスで公開されている。カザリスは1988年7月30日、パリで死去した。 本作の時点では、ゴダールはまだ映画を監督しておらず、モーリス・シェレール︵のちのエリック・ロメール︶が主宰する﹁シネクラブ・デュ・カルティエ・ラタン﹂に毎週木曜日に通い、同年5月からは、シェレールが映画雑誌﹃ラ・ガゼット・デュ・シネマ﹄誌を創刊したので、同誌にハンス・リュカスの名で批評を書いていた学生であった。ゴダールの自作を含めた映画出演は100本近いが、実製作への最初の第一歩も、﹁監督として﹂ではなく、﹁俳優として﹂であった。 本作は長年フィルムの所在が不明であったが、2016年にリヴェットが亡くなった直後に夫人が自宅アパートから見つけ出した[2]。スタッフ・キャスト・作品データ[編集]
- 監督・脚本 : ジャック・リヴェット
- 撮影 : (ノンクレジット)
- 出演 : アンヌ=マリー・カザリス、ジャン=リュック・ゴダール
- 製作 : ジャン=リュック・ゴダール
- 形式 : 白黒 - 16ミリ - モノラル音声
- ジャンル : 短篇映画
- 撮影年 : 1950年
関連事項[編集]
註[編集]
(一)^ コリン・マッケイブ﹃ゴダール伝﹄、堀潤之訳、みすず書房、2007年6月9日、ISBN 4622072599。
(二)^ Pichard, Hervé (2016年5月10日). “Il a bien fallu que naisse un jour le cinéma moderne... » : trois courts métrages inédits de Jacques Rivette” (French). Cinémathèque française. 2016年10月26日閲覧。
外部リンク[編集]
- Le Quadrille - BiFi(フランス語)
- Le quadrille - IMDb(英語)