ジャン=リュック・ゴダール

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Jean-Luc Godard
ジャン=リュック・ゴダール
ジャン=リュック・ゴダール
本名 Jean-Luc Godard
別名義 ハンス・リュカス
Hans Lucas
生年月日 (1930-12-03) 1930年12月3日
没年月日 (2022-09-13) 2022年9月13日(91歳没)
出生地 フランスの旗 フランス共和国 パリ7区
国籍 フランスの旗 フランス
スイスの旗 スイス 二重国籍
職業 映画監督編集技師映画プロデューサー映画批評家撮影監督俳優
ジャンル 映画ビデオ映画テレビ映画
活動期間 1950年 - 2022年
活動内容 1950年 批評家としてデビュー
1954年 短篇『コンクリート作業』を監督
1959年 長篇『勝手にしやがれ』を監督
1968年 五月革命第21回カンヌ国際映画祭を粉砕
1968年 「ジガ・ヴェルトフ集団」を結成
1979年勝手に逃げろ/人生』で商業映画へ復帰
配偶者 アンナ・カリーナ (1961年 - 1964年)
アンヌ・ヴィアゼムスキー (1967年 - 1979年)
アンヌ=マリー・ミエヴィル (非公式 : 1973年 - )
主な作品
勝手にしやがれ』(1960年)
女は女である』(1961年)
女と男のいる舗道』(1962年)
軽蔑』(1963年)
はなればなれに』(1964年)
アルファヴィル』(1965年)
気狂いピエロ』(1965年)
男性・女性』(1966年)
中国女』(1967年)
ウイークエンド』(1967年)
勝手に逃げろ/人生』(1980年)
パッション』(1982年)
カルメンという名の女』(1983年)
右側に気をつけろ』(1987年)
新ドイツ零年』(1991年)
愛の世紀』(2001年)
アワーミュージック』(2004年)
さらば、愛の言葉よ』(2014年)
イメージの本』(2018年)

 

受賞
アカデミー賞
名誉賞
2010年 情熱と対決姿勢、そして映画製作における革新性に対して
カンヌ国際映画祭
スペシャル・パルム・ドール
2018年イメージの本
審査員賞
2014年さらば、愛の言葉よ
ヴェネツィア国際映画祭
金獅子賞
1983年カルメンという名の女
審査員特別賞
1962年女と男のいる舗道
1967年中国女
上院議会金メダル
1991年新ドイツ零年
パシネッティ賞
1962年『女と男のいる舗道』
栄誉金獅子賞
1982年
ベルリン国際映画祭
金熊賞
1965年アルファヴィル
銀熊賞(監督賞)
1960年勝手にしやがれ
銀熊賞(審査員特別賞)
1961年女は女である
ヨーロッパ映画賞
生涯貢献賞
2007年
全米映画批評家協会賞
実験映画賞
2023年ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争
特別賞
1991年
ニューヨーク映画批評家協会賞
特別賞
1994年
ロサンゼルス映画批評家協会賞
インディペンデント/実験的作品賞
2010年ゴダール・ソシアリスム
セザール賞
名誉賞
1987年、1998年
その他の賞
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 Jean-Luc Godard, 1930123 - 2022913[1] 

1960[2]20[3]

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1930 - 1950

19301237 (Rue Cognacq-Jay) 2[4][ 1]1916BNP1940

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1960
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19603[5]35[ 2]21963[7]

1961337

1964 - 1972112[8][9]

1965711

1966428OSS117/[10]3[11]57[10][12]11[10]
4月28日 18時40分羽田空港着。帝国ホテルに宿泊。
4月29日 ドライブ。晴海ふ頭の立ち入り禁止区域に乗り入れる。
4月30日 羽仁進の『アンデスの花嫁』を鑑賞。
マリナ・ヴラディと会見。
5月1日 を鑑賞。
5月2日 アーサー・ペンの『逃亡地帯』を鑑賞。
蔵原惟繕と会い、公開を阻まれている『愛の渇き』の話を聞く。
『カイエ・デュ・シネマ』の依頼で羽仁進をインタビュー。
5月3日 公開前の『愛の渇き』を鑑賞。
浜美枝と会食。17時、新幹線で京都へ出発。
5月4日 依田義賢の案内で満願寺溝口健二の墓参り。
東山の料亭で撮影中の『OSS117/東京の切札』のロケ現場を見学。
5月5日 保津川下りを体験。
5月6日 日本テレビの『南ベトナム海兵大隊戦記・第一部』(1965年)を見たいと同局に交渉するも不成立。
今村昌平のインタビューは互いに時間が取れず中止。夜、成城の浜美枝の自宅でパーティー。
5月7日 今村の『にっぽん昆虫記』を日活の試写室で鑑賞。
東京国立近代美術館で『男性・女性』の特別上映会。上映後、質疑に応じる。
5月8日 今村の『「エロ事師たち」より 人類学入門』を鑑賞。
22時30分発の日航機で羽田を発つ。

1967722 - 19798

1968521[ 3]

1970

1971

1972調 - 1982

1973197412

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1980 - 1990

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1987

198912

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2000 - 2020

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2001 - 2018

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フィルモグラフィ[編集]

女と男のいる舗道』(1962年)
軽蔑』(1963年)
気狂いピエロ』(1965年)

監督作品のうち主な長編映画のみ記載。

受賞歴[編集]

部門 作品 結果
ジャン・ヴィゴ賞 1960年 - 勝手にしやがれ 受賞
ベルリン国際映画祭 1960年 監督賞 『勝手にしやがれ』 受賞
1961年 審査員特別賞 女は女である 受賞
1965年 金熊賞 アルファヴィル 受賞
1966年 インターフィルム賞 男性・女性 受賞
1973年 インターフィルム賞 万事快調 受賞
1985年 インターフィルム賞 こんにちは、マリア 受賞
フランス映画批評家協会賞 1960年 作品賞 『勝手にしやがれ』 受賞
ナストロ・ダルジェント賞 1961年 外国監督賞 『勝手にしやがれ』 ノミネート
ヴェネツィア国際映画祭 1962年 審査員特別賞 女と男のいる舗道 受賞
パシネッティ賞 受賞
1967年 審査員特別賞 中国女 受賞
1982年 栄誉金獅子賞 - 受賞
1983年 金獅子賞 カルメンという名の女 受賞
1991年 上院議会金メダル 新ドイツ零年 受賞
英国映画協会 1965年 サザーランド杯 気狂いピエロ 受賞
全米映画批評家協会賞 1980年 作品賞 勝手に逃げろ/人生 2位
監督賞 3位
1990年 特別賞 - 受賞
2014年 作品賞 さらば、愛の言葉よ 受賞
監督賞 2位
セザール賞 1981年 作品賞 『勝手に逃げろ/人生』 ノミネート
監督賞 ノミネート
1983年 作品賞 パッション ノミネート
監督賞 ノミネート
1987年 名誉賞 - 受賞
1998年 名誉賞 - 受賞
ロッテルダム国際映画祭 1986年 最優秀革新的映画賞 ゴダールの探偵 受賞
ルイ・デリュック賞 1987年 - 右側に気をつけろ 受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞 1994年 特別賞 - 受賞
ロカルノ国際映画祭 1995年 名誉豹賞 - 受賞
モントリオール世界映画祭 1995年 アメリカ特別グランプリ - 受賞
テオドール・アドルノ賞 1995年 - - 受賞
バリャドリッド国際映画祭 2001年 審査員特別賞 愛の世紀 受賞
ストックホルム国際映画祭 2001年 生涯功労賞 - 受賞
ファジュル国際映画祭 2002年 水晶のシームルグ賞 『愛の世紀』 受賞
高松宮殿下記念世界文化賞 2002年 演劇・映像部門 - 受賞
ヨーロッパ映画賞 2004年 脚本賞 アワーミュージック ノミネート
2007年 生涯貢献賞 - 受賞
サン・セバスティアン国際映画祭 2004年 国際映画批評家連盟賞 『アワーミュージック』 受賞
国際映画批評家連盟賞 2004年 グランプリ 『アワーミュージック』 受賞
アカデミー賞 2010年 名誉賞 - 受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞 2010年 インディペンデント/実験的作品賞 ゴダール・ソシアリスム 受賞
カンヌ国際映画祭 2014年 カンヌ国際映画祭審査員賞 『さらば、愛の言葉よ』 受賞
2018年 スペシャル・パルムドール 『イメージの本』 受賞
国際フィルム・アーカイヴ連盟 2019年 FIAF賞 - 受賞

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 2012
21982

  : 2018

︿11950-19671998

︿21967-19851998

︿31984-19982004

Godard, Jean-Luc: The Future(s) of Film, Berlin: Verlag Gachnang & Springer, 2002.

4駿1970

 /2022

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(一)^ 

(二)^ 445[6]

(三)^ 

(四)^ (1960

(五)^ 

出典[編集]



(一)^  . Yahoo! (2022913). 2022913

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 199511

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KAWADE  ︿20024

    1930202220231

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