レオン・ボエルマン
レオン・ボエルマン︵Léon Boëllmann, 1862年9月25日 - 1897年10月11日︶はフランス・オルガン楽派の伝統を汲む作曲家・オルガニスト・ピアニスト。アルザスオー=ラン県エンシスアイム出身。フォーレと同じくニーデルメイエ宗教音楽学校でウジェーヌ・ジグーに師事した後、1881年からパリのサン・ヴァンサン=ド=ポール教会でオルガニストを務めたが、結核のため35歳で死去した。
代表作に、オルガンのための︽ゴシック組曲 'Suite gothique' ︾作品25︵なかでも﹁トッカータ﹂が有名︶や︽祈り︾。アンドレ・ナヴァラが普及に努めた︽チェロ・ソナタ︾作品40のほか、︽ピアノ四重奏曲︾作品10や︽ピアノ三重奏曲︾作品19といった室内楽の創作にもすぐれている。フォーレに同じく、教会旋法を好んで用いた。