レオ・レオニ
レオ・レオニ (Leo Lionni) | |
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本名 | Leo Lionni |
誕生日 | 1910年5月5日 |
出生地 | オランダ 北ホラント州アムステルダム |
死没年 | 1999年10月11日(89歳没) |
死没地 | イタリア トスカーナ州 |
芸術分野 | 絵本、イラスト |
代表作 |
『スイミー』(1963年) 『平行植物』(1976年) |
受賞 |
児童図書スプリングフェスティバル賞 アメリカ図書館協会最優秀作品 ドイツ児童図書賞 |
ウェブサイト | 100 Years of Leo Lionni |
活動期間 | 1959年 - 1999年 |
レオ・レオニ︵オランダ語‥Leo Lionni、1910年5月5日 - 1999年10月11日︶は、アメリカ合衆国、イタリアのイラストレーター、絵本作家。主に動物の絵本を作っている。レオ・レオーニと表記されることもある。
来歴[編集]
生い立ち[編集]
1910年、オランダのアムステルダムにて、ダイヤモンドカッター工の父ルイス・レオニ︵レオが9歳の時に公認会計士の資格を取得する︶と母エリザベト︵後にウィレム・メンゲルベルクに見出されオペラ歌手として活躍︶の間に生まれた[1]。家はユダヤ人の裕福な家庭で、コレクターの叔父の影響で、パブロ・ピカソやパウル・クレーなどの芸術に囲まれて育った。また市長から特別許可を得たことで、自宅から徒歩圏内にあったオランダ王立美術館の石膏像の部屋でのデッサンが許されていた。学生時代はベルギーのブリュッセル、アメリカのフィラデルフィアへの引越しを経た後、14歳の時にイタリアのジェノヴァに移住し、その後スイスのチューリッヒ大学にて経済学を学ぶ。アメリカ移住と絵本作家デビュー[編集]
1931年、21歳のレオは当時18歳のノーラ・マッフィーと結婚した[2]。同時期イタリア共産党の党員であるフィリッポ・トンマーゾ・マリネッティと出会い、未来派グループに参加するが、1932年の展覧会以降は距離を置くことになる。1939年、イタリアのファシスト政権誕生と人種差別法公布により、アメリカ合衆国に亡命し、フィラデルフィアの広告代理店NWエイヤーに就職する。ニューヨークで複数の新聞社で美術担当編集者、グラフィックデザイナーとして働きながら、美術学校や大学で講義を行い、各都市での巡回展も開いた。1945年にアメリカ国籍を取得し、1953年にはアスペン国際デザイン会議の初代会長を勤める。エリック・カールの才能を見出し、ニューヨーク・タイムズ広報部への就職を世話した上、編集者を送り絵本の仕事も勧めた。1959年、孫のために作った絵本﹃あおくんときいろちゃん﹄で絵本作家としてデビューを果たした。イタリア帰国後[編集]
1962年、再びイタリアに戻り、自身の本のイラストレーターや、彫刻の活動を始める。以後およそ40冊の絵本を発表する。1970年以来想像上の植物の構想を練り始め、1976年に﹁平行植物﹂の題で学術書の体裁で出版された。 1999年、イタリアのトスカーナ州で死去。作品[編集]
●あおくんときいろちゃん Little Blue and Little Yellow 1959年 ●ひとあしひとあし‥なんでもはかれるしゃくとりむしのはなし Inch by Inch 1960年 ●はまべにはいしがいっぱい On My Beach There are Many Pebbles 1961年 ●スイミー‥ちいさなかしこいさかなのはなし Swimmy 1963年 ●チコときんいろのつばさ Tico and the Golden Wings 1964年 ●フレデリック‥ちょっとかわったねずみのはなし Frederick 1967年 ●せかいいちおおきなうち‥りこうになったかたつむりのはなしThe Biggest House in the World 1968年 ●あいうえおのき‥ちからをあわせたもじたちのはなし The Alphabet Tree 1968年 ●アレクサンダとぜんまいねずみ‥ともだちをたすけたねずみのはなしAlexander and the Wind-up Mouse 1969年 ●みどりのしっぽのねずみ‥かめんにとりつかれたねずみのはなし The Greentail Mouse 1973年 ●さかなはさかな‥かえるのまねしたさかなのはなし Fish is Fish 1970年 ●シオドアとものいうきのこ‥えらくなりすぎたねずみのはなし Theodore and the Talking Mushroom 1971年 ●ペツェッティーノ‥じぶんをみつけたぶぶんひんのはなし Pezzettino 1975年 ●じぶんだけのいろ‥いろいろさがしたカメレオンのはなし A Color of His Own 1975年 ●うさぎたちのにわ‥りんごのすきなうさぎのはなし In the Rabbitgarden ●ここにいたい!あっちへいきたい! ‥にひきののみのはなし I Want to Stay Here! I Want to Go There!: A Flea Story ●平行植物 La botanica parallela 1976年︵宮本淳訳、工作舎、1980/01/11︶ - ISBN 978-4875024354 ●おんがくねずみジェラルディン‥はじめておんがくをきいたねずみのはなし Geraldine, the Music Mouse 1979年 ●うさぎをつくろう‥ほんものになったうさぎのはなし Let's Make Rabbits: A Fable ●はなにいろをぬるのはだれ? Wer Macht die Blumen Bunt? 1981年 ●ねずみのつきめくり Mouse Days: A Book of Seasons ●コーネリアス‥たってあるいたわにのはなし Cornelius: A Fable 1983年 ●なあに? What?: Pictures to Talk About ●いつ? When?: Pictures to Talk About ●どこに? Where?: Pictures to Talk About ●だあれ? Who?: Pictures to Talk About ●ニコラスどこにいってたの? Nicolas, Where Have You Been? ●ぼくのだ!わたしのよ!‥3びきのけんかずきのかえるのはなし It's Mine ●6わのからす Six Crows ●どうするティリー? Tillie and the Wall 1989年 ●マシューのゆめ‥えかきになったねずみのはなし Matthew's Dream 1991年 ●マックマウスさん Mr. McMouse 1992年 ●びっくりたまご‥3びきのかえるとへんなにわとりのはなし An Extraordinary Egg 1994年 ●あそぼうよ Let's Play ●いろいろ1ねん A Busy YearLINEスタンプ[編集]
funboo by iidからレオ・レオニ~フレデリック~のLINEスタンプが24種類リリースされている[3]。脚注[編集]
- ^ "Preface", About Leo Lionni | 100 Years of Leo Lionni, Random House.
- ^ "On the Brink of War", About Leo Lionni | 100 Years of Leo Lionni, Random House.
- ^ “LINEスタンプ「レオ・レオニ~フレデリック~」”. funboo by iid. 2021年11月7日閲覧。
参考文献[編集]
外部リンク[編集]
- レオ=レオニ について - レオニを紹介する好学社のページ
- 100 Years of Leo Lionni - レオニを紹介するランダムハウスのページ
- AIGA | Leo Lionni - レオニを紹介するアメリカグラフィックデザイン協会のページ