ワーズギア
ワーズギア︵Words Gear︶は、松下電器産業が2006年に発売した電子書籍端末。
概要[編集]
2004年2月に発売されたシグマブック︵ΣBook︶の後継機に当たる[1]。ワーズギアは2006年10月3日 - 10月7日にかけて幕張メッセで開催されたCEATEC JAPAN 2006で参考展示され[2][3]、12月20日より発売されることが発表された[4]。 ディスプレイは5.6インチ、1024×600ドット︵211ppi︶のカラーTFT液晶を採用[4]。電子書籍は﹁最強☆読書生活﹂というサイトで配信されWindowsPCでアクセスし、SDメモリーカードへ転送する形をとった[5]。著作権保護機能としてSD-ePublishに対応[5]。ファームウェアのアップデートにより﹁XMDF﹂・﹁.book﹂・﹁txt﹂形式のファイルにも対応した[5]。 2008年3月に生産を終了[6]。初年度の出荷台数は1万台を見込んでいたが、約2400台しか売れなかったという[6]。PC向け電子書籍配信サービス﹁ΣBookJp﹂および﹁最強☆読書生活︵PC版︶﹂も同年9月30日に終了することが発表された[1]。脚注[編集]
(一)^ ab坂本純子 (2008年6月30日). “ひっそりと、電子書籍﹁ΣBookJp﹂﹁最強☆読書生活︵PC版︶﹂サービス終了へ”. CNET Japan. 2023年1月22日閲覧。
(二)^ “新・読書端末﹁Words Gear﹂︵ワーズギア︶を開発”. パナソニック (2006年9月26日). 2023年1月22日閲覧。
(三)^ 広田稔 (2006年10月3日). “︻CEATEC JAPAN 2006レポート Vol.11︼実機を触って分かった電子書籍リーダー﹃Words Gear﹄の実力”. ASCII.jp. 2023年1月22日閲覧。
(四)^ ab“ワーズギア、読書端末﹃Words Gear﹄を12月20日に発売”. ASCII.jp (2006年11月22日). 2023年1月22日閲覧。
(五)^ abc山口真弘 (2011年4月17日). “電子書籍端末ショーケース‥Words Gear︵ワーズギア︶――パナソニック”. IT Media. 2023年1月22日閲覧。
(六)^ ab岡田有花 (2008年7月1日). “電子書籍端末売れず──ソニーと松下が事実上撤退”. ITmedia NEWS. 2023年1月22日閲覧。