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﹃中国的一日﹄︵ちゅうごくてきいちにち︶とは、中国のリアリズム作家で魯迅の後継者といわれた茅盾︵ぼうじゅん[1]、(中)茅盾、︹ピンイン︺Mao Dun、1896年~1981年、本名‥沈徳鴻︶が、1936年︵民国25年︶に編集・刊行した総合文集。
マキシム・ゴーリキーが編集したソ連刊行の﹃世界の一日﹄にヒントを得て企画された。1936年5月21日に関する490編あまりのさまざまな文章を収めている。文章は公募され、集まった3000編以上の中から編者が選んだ。中国における﹁報告文学﹂[2]の傑作と呼ばれる。生き生きとしたプロットと細部描写で知られる。上海の生活書店から刊行された。
日本語版[編集]
●茅盾(主編)、中島長文(編訳)﹃中国の一日―1936年5月21日﹄平凡社、1984.5
関連項目[編集]
●茅盾文学賞
(一)^ かつては﹁ぼうとん﹂と読まれることが多かったが、今日では﹁ぼうじゅん﹂が一般的である。
(二)^ 文芸的性格をもつ速写、特写、通信などルポルタージュの総称。ニュース性と文学性の両方を兼ね備えた散文。ノンフィクションだが、さまざまな芸術手法を用い、文学性をも追究する。現代中国の報告文学は、瞿秋白の﹃赤都心史﹄﹃餓郷紀程﹄に始まるとされる。