保田良雄
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保田 良雄︵やすだ よしお︶、1930年12月14日 - 2005年4月25日︶は、日本の推理小説作家
来歴[編集]
大阪府生まれ。1954年関西学院大学経済学部卒。大学時代は俳優の高島忠夫、藤岡琢也、作曲家のキダ・タローらとビッグバンドを組んでいたこともある。 大学卒業後、オランダ系ナショナル・ハンデルス銀行に入行。1964年、米国系コンチネンタル・イリノイ銀行に入行。外国為替ディーラー、外為課長、業務推進部次長を務め、長年の夢であった小説作家を目指すため、1983年53歳で退職する。 2年間海外への取材等を行いながら執筆活動を開始、1985年に処女作﹃カフカズに星堕ちて﹄で第3回サントリーミステリー大賞の読者賞を受賞し、作家デビューを果たす。 ﹃カフカズに星堕ちて﹄発刊後、映画配給会社から映画化への打診、検討が行われたが、多額の予算が必要と判断され実現せず。 FM NHKのラジオドラマ﹁アドベンチャーロード﹂で1985年10月21日から11月1日の間、10回にわたり放送される。︵保田良雄‥原作,石山透‥脚色、庄司茂‥演出、出演‥金内吉男‥大和田獏,蜷川有紀,近石真介‥他︶ その後の著作に、1986年﹃ヨルダンで別れた男﹄、1989年﹃軍艦島に進路をとれ﹄がある。作品リスト[編集]
- 「カフカズに星堕ちて」1985年 文藝春秋、1989年 文春文庫
- 「ヨルダンで別れた男」1986年 文藝春秋
- 「軍艦島に進路をとれ」1989年 新潮社