修羅能
修羅能︵しゅらのう︶とは、能の演目の中で武人がシテになる曲を言う。修羅物とも言う。五番立においては二番目物となる。修羅道に落ちて苦しむさまが語られることからこう呼ばれる。多くは﹃平家物語﹄に取材し、源平の武将を主人公とするが、﹃田村﹄などの例外もある。
戦いに負けた側がシテである負修羅︵まけしゅら︶がほとんどであるが、戦いに勝った側をシテとする勝修羅︵かちしゅら︶もある。
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