傅鍾文
傅 鍾文︵ふ しょうぶん、1903年 - 1994年︶は、楊式太極拳の楊澄甫の親戚。
子に傅声遠、孫に傅清泉、弟に傅宗元がいる。
幼いころに、楊澄甫に楊式太極拳を学んだ。
1944年、上海において﹁上海永年太極拳社﹂を設立した。
上海を拠点に、中国の国内・国外に出向き、太極拳を広めた。
著書には、﹁太極刀﹂(1959年)﹁楊式太極拳﹂(1963年)があり、日本、アメリカ、ドイツ、フランスなどで翻訳されている。
弟の傅宗元も、上海で太極拳を指導した。後年は、永年に戻り、地元の楊式太極拳の後継者育成に尽力した。
日本では﹁傅 鐘文﹂と記述される事が殆どであるが、﹁鐘﹂は誤りで﹁鍾﹂が正しい。
これは、簡体字で書いた場合﹁鐘﹂と﹁鍾﹂は同じ金ヘンに中という記述になる事によるものと思われる。