冷水茂太
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冷水 茂太︵ひやみず しげた、1911年︵明治44年︶10月8日 - 1986年︵昭和61年︶10月3日︶は、日本の歌人[1]。土岐善麿の高弟として評伝などや研究書を執筆したほか、善麿と関わりの深かった石川啄木についての研究も残した。
人物・来歴[編集]
東京生まれ。早稲田大学専門部法科在学中の1932年︵昭和7年︶に﹁短歌街﹂創刊に参加した[1]。1934年︵昭和9年︶に卒業後は詠歌に専念し、多くの歌人と親交を持った[1]。 1957年︵昭和32年︶に横田専一らと﹁橋﹂を創刊し[1]、1972年︵昭和47年︶には土岐善麿を中心とする文芸誌﹁周辺﹂の編集者ともなる[1]。1981年︵昭和56年︶には自身の歌が収録された﹁短歌周辺﹂を創刊した[1]。 運輸省勤務を経てトヨタ自動車の役員を歴任した。蔵書は府中市立図書館に﹁冷水文庫﹂として所蔵されている[2]。著書[編集]
- 『評伝土岐善麿』(橋叢書) 橋短歌会, 1964
- 『大日本歌人協会』短歌新聞社, 1965
- 『風雪の自動車販売 山口昇の人と事業』自動車ジャーナル社, 1966
- 『啄木と哀果 ある交遊の記録』短歌新聞社, 1966
- 『啄木遺骨の行方』永田書房, 1968
- 『土岐善麿の歌』光風社, 1974
- 『啄木私稿』清水弘文堂, 1978.7
- 『斜面慕情 冷水茂太評論随想』(短歌周辺叢書) 短歌周辺社, 1982.6
- 『土岐善麿考 その哀果時代』青山館, 1985.5
- 『冷水茂太歌集』(短歌周辺叢書) 短歌周辺社, 1987.10
- 編著
- 『土岐善麿 (人物書誌大系 編.) 』日外アソシエーツ, 1983.7