詩人
詩を書く者以外に対しても﹁詩人﹂という言葉が使われることがある。新明解国語辞典第六版︵三省堂︶にもそのような広義の意味が書かれているし、三好達治は﹃詩を読む人のために﹄︵至文堂、1952年︶の中で﹁誰かもいったように﹂と前書きした上で﹁詩を読み詩を愛する者は既に彼が詩人﹂であると書いている[1]。 歌の歌詞の作者は一般に作詞家と呼ばれる。また短歌を書く者は歌人、俳句を書く者は俳人と呼ぶ。
詩人の例[編集]
●叙事詩作者としてホメーロス、ダンテ・アリギエーリなど。 ●漢詩作者として李白、杜甫など。 ●象徴主義の詩人としてフランスではシャルル・ボードレール、ポール・ヴェルレーヌ、アルチュール・ランボー、ステファヌ・マラルメ、ポール・ヴァレリー、他にアイルランドのウィリアム・バトラー・イェイツ、ドイツのライナー・マリア・リルケなど。 ●戦後日本の詩人として、荒地派の鮎川信夫、田村隆一や金子光晴、吉本隆明、谷川俊太郎など。 ●俳句の作者として、松尾芭蕉、正岡子規 ●短歌の作者として、石川啄木、与謝野晶子、萩原慎一郎など。 詳細は詩人一覧を参照。出典[編集]
- ^ ここでは岩波文庫版(1991年)、p.3から引用。