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ナイフの刃

: blade

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沿

使


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調使

使使使使


機械要素としての刃[編集]

鈍角な「刃」をもつバイト

なお、刃の構造は基本的に「線に力を集中する」というだけのものであるため、これは鋭利なさえ持続できるなら、それは鈍角でも構わない。こういった加工の形態は一般に切削加工という。切削対象の厚みが余りない場合なら、ほとんど直角の角でも用を成す。工業用のバイトなどは極めて鈍角の刃であるが、対象を薄く削るため問題なく、むしろ強い力がかかることから薄い金属片ではすぐに磨耗してしまう。削り出し加工ではこういったバイトを旋盤ボール盤に固定して機械の動力を使って行われる。ドリルの刃も、こういった鈍角だが角は鋭利なものが利用される。

鋸刃の拡大写真

機械に取り付けられた「刃」と呼ばれる構造は様々な形態があるが、この中には「鋸刃」(→)も含まれる。鋸刃は一見すると大きく凹凸のある刃先であるが、更に拡大してみると切断方向に対して水平に並んだ大量の細かい刃によって、対象を削り取るようにして切削していることがわかる。ただし鋸刃の場合には、この連続した刃の集合一つ一つではなく、その全体で一つの刃だとみなされる。また木材を切る鋸刃では、木が弾力のある素材であるため、線上の切削面に対してだけではなく、刃の側面をも同時に切削するような構造になっており、これによって切断中に鋸刃の左右から締め付けられ刃先が抜けなくなる事態を防いでいる。

エッジとブレード[編集]

英語でEdgeは刃のみを指し、Bladeは薄い板もしくは刀身(刃から峰まで)を意味する。

関連項目[編集]