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加計呂麻バス有限会社︵かけろまバス︶は、鹿児島県の奄美群島の島のひとつ、加計呂麻島内で営業しているバス事業者である。路線バスおよび貸切バスを営業する。
本社は鹿児島県大島郡瀬戸内町瀬相743番地1に所在する。
加計呂麻島は、奄美大島の南に大島海峡を挟んで存在する離島であり、行政的には奄美大島南部と同じ瀬戸内町に属している。瀬戸内町の中心地にある古仁屋港から町営フェリー﹁かけろま﹂が瀬相︵せそう︶、生間︵いけんま︶の2つの港に就航しており、加計呂麻バスはこのフェリーと接続して島内各地の集落を結ぶ路線バスを営業している。このため、フェリーの入港時には岸壁にバスが並ぶシーンが見られる。
島内には新聞販売店や宅配業者がないため、バスを利用してこれらに代わるサービスを行っている。
●1980年8月 - 林バス産業加計呂麻営業所として設立。現会長の林範孝[1]が加計呂麻営業所長兼運転士として赴任。
●1983年9月 - 林バス産業倒産後、同社加計呂麻営業所の事業を譲受し加計呂麻バス有限会社設立。廃止路線代替バスとして運行開始。
●1995年10月 - フェリーかけろまの生間港就航に伴い、自主ルート運行をスタートする。(押角線・徳浜線)
●2002年7月 - 本社を名瀬市︵現・奄美市︶から瀬戸内町︵加計呂麻島︶へ移転。
●瀬相-実久線︵瀬相-実久。上下各4便︶
●瀬相-阿多地線︵瀬相-阿多地。上下各4便︶
●瀬相-西阿室線︵瀬相-西阿室。上下各4便︶
●瀬相-佐知克線︵瀬相-佐知克。上下各1便︶
●瀬相-生間線︵押角経由︶︵瀬相-押角-生間。上下各4便、内1便は押角-瀬相間のみ︶
●瀬相-生間線︵秋徳経由︶︵瀬相-秋徳-生間。上下各4便、内各1便は瀬相-秋徳間のみ︶
●生間-徳浜線︵生間-安脚場-徳浜。上下各3便︶[2]
日産自動車、トヨタ自動車、日野自動車製のマイクロバスおよびワゴン車が使用されている。低床仕様でないため、年配者などが乗降しやすいように踏み台を用意している。貸切観光専用車はないので島内観光も上述のバスを使用する。[3]
- ^ 「林バス産業」の経営者一族とは姓が同じだけで、一従業員である以上の関係はない。
- ^ “時刻表”. 加計呂麻バス有限会社. 2014年2月23日閲覧。
- ^ 車両不足の場合は自家用のワゴン車も使用する。
外部リンク[編集]